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2020.5.24

2-0:ボルフスブルク下して連勝

2-0:ボルフスブルク下して連勝

ボルシア・ドルトムントは引き続き首位バイエルン・ミュンヘンを追走! BVBはVfLボルフスブルクを2-0(前半1-0)で破り、3日後に控える直接対決を前に、再び暫定ではあるがバイエルンとの勝ち点差を1ポイントに戻した(バイエルンは夜の試合でアイントラハト・フランクフルトと対戦)。ラファエウ・ゲレイロとアシュラフ・ハキミがゴールを挙げてチームを勝利に導いた。

 

アウェーのBVBは立ち上がりから試合を支配し、前半は自陣ペナルティーエリアでホームチームに一度しか危ない場面をつくらせなかった。そして32分に見事な連係からゲレイロのゴールで先制。後半に入ると流れはボルフスブルクに傾き、幾度となく攻め込まれたBVBだったが、残り12分、カウンター攻撃をハキミが締めくくり、勝利を確実なものとした。

 

戦前の状況:
7試合無敗(4勝3分け)で6位のボルフスブルクが2位BVBをホームに迎えた一戦。ブラック&イエローはシーズン後半戦の9試合で8勝しており、ボルフスブルクには2015年のDFBポカール決勝で敗れたのを最後に、ブンデスリーガで9試合負けなしだった(8勝1分け)。

 

チーム情報:
ルシアン・ファブレ監督はシャルケを一蹴した1週間前の試合と同じメンバーをスタメンに選出。戦列復帰したエムレ・ジャンとジョバンニ・レイナはベンチスタートとなった。故障中のマルコ・ロイス、ダン=アクセル・ザガドゥ、アクセル・ビツェル、ニコ・シュルツは欠場。ボルフスブルクは直前にオタビオがメンバーから外れ、代わりにルシヨンが左サイドバックの位置に入った。

 

戦術:
ボルフスブルクは2-2で引き分けた第24節のウニオン・ベルリン戦以来初めて2人のセンターフォワード(ギンチェクとベグホルスト)を置く4-4-2のフォーメーションでスタート。4-2-3-1で中央の攻撃的ミッドフィールダーを務めていたメフメディが左サイドにシフトし、2020年に入ってチーム最多の5ゴールをマークしているシュテフェンが右サイドに入った。BVBはいつもの3-4-3で、トルガン・アザールとユリアン・ブラントが、BVBの先発メンバーで唯一のセンターフォワード、アーリング・ホーランドを両脇でサポートする形。中盤の底では、再びマフムート・ダフートとトーマス・ディレイニーがコンビを組んだ。

 

試合の展開と分析:
前半を支配したのはBVB。高い位置からプレスをかけ、ボルフスブルクを相手陣内に押し込んだ。ただし、コンパクトな4-4-2の陣形を敷くホームチームに対し、試合最初のシュートが生まれたのは16分になってからのこと。アザールがゴールまで16メートルの位置から放った一撃は、横へそれた。前半のファウル数が合計8というフェアな試合を優位に進めたBVBは、いざ守勢に回っても十分な人数をかけた。14分過ぎの場面では、アザールが自陣ペナルティーエリア内まで引き返してボールを奪っている。20分の時点でBVBのボール支配率は75%、パス成功数は3倍(159-50)に達した。しかし、ボルクスブルクもそれから反撃に出で、25分前後に攻めの形をつくった。

 

とはいえ、32分に均衡を破ったのは、やはりBVB。右サイドでブラントが2人をかわし、ハキミへつなぐ。そのボールを受けたアザールがゴールエリア内へ折り返すと、ホーランドは足を滑らせて合わせられなかったものの、ゲレイロががら空きのゴールに押しこみ今季8ゴールとした。BVBにとっては今季73ゴール目で、1試合平均2.75ゴールという計算になる。さらに後半開始後、ハキミのパスを受けたアザールが狙うも、横にそれてリードを広げることはできなかった。

 

 

足に軽傷を負ったフンメルスがハーフタイムで下がり、後半からジャンが最終ラインの中央に入った。そのアウェーチームに対し、ボルフスブルクは47分に決定的なチャンスをつくったが、シュテフェンの一撃はゴール枠に阻まれた。

 

攻勢を強めたホームチームに対し、BVBはミスが目立つようになり、パスも前半に比べて正確性を欠いた。後半開始からの30分間は明らかにボルフスブルクのペースで、62分にはシュテフェンに同点とするチャンスが再び訪れるも、ビュルキが防いだ。

 

終盤、ボルフスブルクはセンターフォワードのギンチェクとサイドバックのルシヨンを下げ、ウインガーのブレカロとクラウスを投入。一方、依然として劣勢のBVBはブラントに代えてサンチョを入れた。アウェーチームの後半初シュートが生まれたのは、ゲレイロが狙った71分のこと。それでも78分、BVBのリードは2点に広がる。ボールを奪い返したダフートからパスを受けたサンチョが、ドリブルでゴール前まで駆け上がってラストパス。駆け込んだハキミが角度のないところからネットを揺らし、今季4ゴール目とした。このゴール、さらにはクラウスの退場で流れは完全に変わり、BVBは結局無失点で試合を終えた。

 

今後の予定:
次のリーグ戦は26日の火曜日。第28節でバイエルン・ミュンヘンをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間27日午前1時30分キックオフ)。この頂上決戦のあとは31日の日曜日、SCパーダーボルンとのアウェー戦となる。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第27節

VfLボルフスブルク 0-2(前半0-1)ボルシア・ドルトムント

 

VfLボルフスブルク:カステールス;ムバブ、ポングラチッチ、ブルックス、ルシヨン(ブレカロ 64分);シュテフェン、シュラーガー、アーノルト、メフメディ(ジョアン・ビクトル 85分);ベグホルスト、ギンチェク(クラウス 64分)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、フンメルス(ジャン 46分)、アカンジ;ハキミ、ダフート、ディレイニー(バレルディ 83分)、ゲレイロ(シュメルツァー 83分);ブラント(サンチョ 65分)、アザール(レイナ 79分);ホーランド
ベンチ:ペルバン、クノヘ、ティセラン、ホルン、ユストバン、マルムシュ;ヒッツ、ゲッツェ、モレイ、ラシュル
ゴール:ゲレイロ(アザール 32分)、ハキミ(サンチョ 78分)
好機:2-3(前半0-2)、 CK:2-2(前半0-0)
主審:ジーベルト(ベルリン)、退場:クラウス(ファウル 82分)
警告:
ギンチェク、ブルックス、アーノルト、シュラーガー;ディレイニー、アザール
天候:曇り、気温17度

 

文:ボリス・ルパート

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