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2018.5.13

1-3:ホッフェンハイムに敵地で敗北

1-3:ホッフェンハイムに敵地で敗北

ボルシア・ドルトムントは2017-18シーズン最終節でTSG1899ホッフェンハイムに1-3(前半0-1)で敗れたものの、ブンデスリーガを4位で終え、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

3万150人の観衆で埋め尽くされた敵地ビルソル・ライン=ネッカー=アレーナでは、実力伯仲の両チームがスピーディーな攻防を展開。26分にクラマリッチの先制ゴールを許したBVBは、再三の決定機を生かせないまま前半の45分を終えた。それでもBVBは後半にマルコ・ロイスが同点としたものの(58分)、サライ(63分)とカデジャーベク(73分)のゴールでホッフェンハイムに3-1とリードされる。ブラック&イエローは残り15分で3位の座を確保するために必要なあと1点を奪えなかったが、得失点差で辛うじてバイヤー04レバークーゼンを上回り、何とかUEFAチャンピオンズリーグへの切符を手に入れた。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

戦前の状況:
チャンピオンズリーグ出場権を争う3位BVBと4位ホッフェンハイムの直接対決。BVBは勝利か引き分けで3位が決まるものの、2点差以上で敗れるとホッフェンハイムはもちろん、レバークーゼンにも追い抜かれる可能性があった。ただしレバークーゼンは、BVBを上回るために7ゴールを奪わなければならない状況だった。

 

チーム情報:
ソクラティス(出場停止)とエメル・トプラク(筋肉の負傷)を欠いたペーター・シュテーガー監督は、いつもとは違うシステムに挑戦することに。左サイドではマルセル・シュメルツァーが、復帰したラファエウ・ゲレイロとコンビを組み、マリオ・ゲッツェとマキシミリアン・フィリップがベンチスタート。さらにこの日のBVBは、依然としてミシー・バチュアイ(足首)とエリック・ドゥルム(足首の外側側副靭帯損傷)、セバスティアン・ローデ(そけい部の手術)らが欠場していた。一方、ホッフェンハイムはデミルバイ(足首)とヒュープナー(詳細不明)、ポシュ(そけい部の手術)、ガイガー(太もも)、ルップ(十字靭帯損傷)とグナブリー(筋束の損傷)が不在となった。

 

シュールレが先発に復帰

 

戦術:
両チームともフォーメーションは3-4-3。BVBの最終ラインは中央にアカンジ、その両脇にシュメルツァーとピシュチェクが入り、守備時には中盤のクリスティアン・プリシッチ(右)とゲレイロ(左)が下がって5バックにシフトした。BVBが3バックで戦ったのはこれまで1度(DFBポカールのFCバイエルン・ミュンヘン戦)きりだったが、この新しいシステムが問題なく機能。陣形が大きく崩れる場面もなく、集中して守ることができていた。一方、前線ではロイス、アンドレ・シュールレ、ジェイドン・サンチョが頻繁にポジションを入れ替え、ホッフェンハイム最終ラインのギャップを突き続けた。

 

試合の展開と分析:
ジンスハイムでの一戦は、キックオフ直後からスピードあふれる展開となり、ホッフェンハイムが早速、立て続けにビュルキを脅かす。しかしBVBの守護神は、サライのヘディング(4分)もシュルツのシュート(9分)も難なく処理。序盤は両者互角の戦いで、15分、今度はブラック&イエローが得点機を迎えたが、ゲレイロが放った18メートルのミドルは、ホッフェンハイムのGKバウマンがはじいてコーナーキックに逃れた。ゲレイロには3分後にもビッグチャンスが訪れ、ペナルティーエリア内でシャヒンからのパスを完璧な形で受ける。しかし7メートルのシュートは、またしてもバウマンに止められた。

 

中盤でチームを指揮したバイグル

 

続いて攻撃に出たのはホッフェンハイム。21分、素早いカウンターを繰り出し、左サイドでのワンツーで一気に前線まで行くと、クラマリッチが強烈なシュート。しかしこれも、ビュルキが力強いセービングで防いだ。だがその5分後、ホッフェンハイムはついにリードを奪う。ウートからプレッシャーをかけられたビュルキが、クラマリッチの足元にボールを蹴り出してしまう。ゴール前16メートルの位置から放たれた阻止不能な一撃は、ゴール下隅に突き刺さった(26分)。その直後、BVBは再びピンチを迎えたが、左サイドを抜け出したサライのシュートはビュルキがニアポストではじき出し、すぐにミスを償った(28分)。

 

ゲレイロのクロスをロイスが押し込む

 

左サイドで躍動したゲレイロ

 

34分、今度はロイスのパスにシュールレが抜け出すも、バウマンにコースを切られ、シュートはサイドネットをたたいた。続いてチャンスを迎えたのはサンチョ。40分、同じく角度のない所から狙うも、ボールはバウマンの正面。ハーフタイム直前には、ホームのホッフェンハイムに追加点のチャンスが巡ってきたが、カデジャーベクが右サイドから入れたクロスに、サライもウートも間に合わなかった。

 

後半最初のシュートを放ったのはロイスだったが、バウマンに難なく止められてしまう(51分)。続いて54分、ホッフェンハイムにリードを広げるチャンスが訪れ、左サイドを突破したクラマリッチのクロスに合わせてサライがシュート。これをビュルキがゴールライン上でブロックすると、こぼれ球にツバーが詰め、シャヒンに当たって向きを変えた15メートルのフィニッシュはファーポストへ向かったが、ウートが合わせる前にピシュチェクがクリアした。1分後、今度はシュルツがシュートチャンスを迎えそうになるも、再びピシュチェクが芽を摘む。度重なるピンチをくぐり抜けたBVBは、試合を振り出しに戻すことに成功。58分、ゲレイロとロイスが左サイドで連係し、最後はゲレイロがゴールエリア内に入れたパスをロイスが押し込んだ。

 

追いついた5分後に再び失点

 

しかしながら、ドルトムントから駆けつけたサポーターたちの喜びは長続きしなかった。63分、クラマリッチの完璧なスルーパスに抜け出したサライが冷静にビュルキを破り、ホッフェンハイムが2-1と再びリード。さらに10分後、左サイドからのフリーキックをアカンジがゴールライン上でクリアしたあと、カデジャーベクが7メートルのフィニッシュをたたき込み、スコアを3-1とした。BVBは直後に香川を投入して反撃を試みたものの、ビッグチャンスをつくるには至らない。試合終了間際のアディショナルタイム4分、シュテーガー監督はバイデンフェラーを投入。今シーズン限りで引退するゴールキーパーはBVBのメンバーとしてブンデスリーガで355回目、そして最後となる試合出場を果たした。

 

出場メンバー&ゴール:
2018年5月12日 ブンデスリーガ第34節

TSGホッフェンハイム 3-1(前半1-0) ボルシア・ドルトムント

 

TSGホッフェンハイム:バウマン;アクポグマ、フォクト、ビチャクチッチ;カデジャーベク、ツバー(65分 アミリ)、グリリッチュ、シュルツ;ウート(88分 ハック)、サライ、クラマリッチ(80分 ポランスキ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ(90+4分 バイデンフェラー);ピシュチェク、アカンジ、シュメルツァー;プリシッチ、バイグル、シャヒン、ゲレイロ;ロイス、シュールレ(74分 香川)、サンチョ
ベンチ:コーベル、ジュリ、ホーフマ、パスラック(ホッフェンハイム);ザガドゥ、ゲッツェ、トリアン、フィリップ、カストロ(BVB)
ゴール:クラマリッチ(26分)、ロイス(58分 ゲレイロ)、サライ(63分 クラマリッチ)、カデジャーベク(73分 ビチャクチッチ)
CK:2-3(前半1-2) 好機:7-4(前半3-3)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:なし
観客数:30150人(チケット完売) 天候:晴れ、気温24度

 

今後の日程:
ホッフェンハイムとの試合で2017-18シーズンのブンデスリーガも終了。6月半ばに開幕するワールドカップ・ロシア大会に出場しないBVBの選手は、7月上旬からプレシーズンのトレーニングをスタートさせる。新シーズンは8月17~20日に行われるDFBポカール1回戦で幕を開け、その1週間後の8月24日~26日にはブンデスリーガ開幕戦を迎える。

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