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2018.9.23

1-1:10人のBVB、プリシッチのゴールで勝ち点もぎ取る

1-1:10人のBVB、プリシッチのゴールで勝ち点もぎ取る

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第4節で同じUEFAチャンピオンズリーグ出場組のTSG1899ホッフェンハイムと対戦。アウェーで先行されながらも1-1(前半0-1)で引き分け、貴重な勝ち点1を獲得した。

 

レポート:ボリス・ルパート(ジンスハイム)

 

3万150人の観客で満員となったWIRSOLライン・ネッカー・アレーナでの一戦は、前半から優位に立ったホームのホッフェンハイムがジョエリントンのゴールで先制。しかしBVBも反撃に転じ、76分に微妙な判定でアブドゥ・ディアロが退場処分となりながらも、試合終了6分前にマルコ・ロイスの見事なアシストからクリスティアン・プリシッチが決めて追いついた。

 

戦前の状況:
昨シーズンの3位と4位の顔合わせ。今シーズン開幕からの調子では、TSG(1勝2敗)ではなくBVB(2勝1分け)に軍配が上がった。とはいえ、ホーム&アウェーの成績では立場が逆転し、ホッフェンハイムは現在ホームで6連勝中。対するBVBは、その間にリーグ戦のアウェーゲームで勝利に見放されている。両チームともミッドウィークにはUEFAチャンピオンズリーグを戦っており、ホッフェンハイムは敵地ドネツクで2-2のドロー。BVBも敵地ブリュージュへ乗り込み、ややラッキーな1-0の勝利を収めていた。

 

チーム情報:
ルシアン・ファブレ監督はベルギーでの試合から3人の先発を変更。ユリアン・バイグル、マリオ・ゲッツェ、ジェイドン・サンチョに代えてマフムート・ダフート、香川真司、プリシッチをスタメンに起用した。

 

 

戦術:
BVBはこの日も4-2-3-1のフォーメーションを採用。最前線にマリウス・ボルフ、その背後に香川、両翼にロイスとプリシッチを配置し、ロイスとプリシッチは頻繁にサイドを入れ替えた。このシステムは相手ボールになると4-4-2へシフトし、香川とロイスが先頭に立ってプレッシャーをかける場面が何度となく見られた。一方、ホッフェンハイムは3-5-2で対抗し、基本的にBVBにボールを持たせつつ、機を見てスピーディなカウンターを仕掛ける作戦を採った。

 

試合の展開と分析:
BVBは前半20分までに74%のボールを支配したものの、なかなかホッフェンハイムのゴールを脅かすことができなかった。それでも開始早々の6分にはプリシッチがペナルティーエリア端付近でシュルツに倒されており、このプレーでPKを獲得していてもおかしくなかった。

 

対するホッフェンハイムは、才能豊かなシュルツ、ツバー、クラマリッチの3人がBVBの右サイドを何度となく攻略。キックオフ直後にはBVBのパスミスからいきなりチャンスを迎えたが、ウカシュ・ピシュチェクの対応で得点には至らなかった。ホッフェンハイムが次にゴールを脅かしたのは15分過ぎ。ビッテンコートのシュートがGKロマン・ビュルキを強襲すると、続くコーナーキックとシュルツのクロス(18分)からもBVBのゴールに迫った。

 

前半終了間際、ジョエリントンのゴールでホームチームが均衡を破る。BVBはホッフェンハイムのカウンターをうまくしのげず、ブレネットが中央に入れたボールがツバーとディアロを経てジョエリントンへ。このブラジル人フォワードは15メートルの距離から左足でシュートを流し込み、ホッフェンハイムが1-0のリードを奪った(44分)。

 

オフサイドでTSGの2ゴールが無効に

 

 

前半の終盤にペースを上げたホッフェンハイムは、後半に入ってもその勢いに乗ったままBVBを押し込み、2度にわたってネットを揺らす。しかし、ショートコーナーからビチャクチッチがヘディングで決めたシュート(50分)は、VAR判定の末にクラマリッチのオフサイドで認められない。その数分後にもジョエリントンのシュートをビュルキがはじき、ポストにはね返ったボールをクラマリッチが押し込んだが、このクロアチア人フォワードはまたしてもオフサイドを取られた。

 

香川のシュートは決まらず

 

反対側のゴール前では、プリシッチのクロスに合わせた香川のシュートが左ポストをかすめる(56分)。このボールは相手選手に当たっていたと判定されたが、続くコーナーキックからピシュチェクが放ったシュートはゴールライン手前でブロックされてしまった。

 

微妙な判定でディアロにレッドカード

 

その後の試合は、どちらのチームがゴールを奪ってもおかしくない展開に。ファブレ監督はダフートとボルフを下げ、トーマス・ディレイニーとサンチョを同時に投入(60分)。その10分後には香川をマキシミリアン・フィリップに交代させる。しかし、BVBはその直後にまさかの退場者を出してしまい、数的不利な状況に陥る。ホッフェンハイムがカウンターに転じ、抜け出そうとするクラマリッチにディアロが対応。ディアロはヘディングでビュルキにボールを返し、その後にクラマリッチの背中に手がかかって倒してしまったが、このプロフェッショナルファウルに対してレッドカードが提示された。

 

ロイスが魅せ、プリシッチがゴール

 

しかしBVBはこのピンチに見事な対応を見せ、1人少ないながらもホッフェンハイムを自陣に押し込めた。同点ゴールの起点となったのはシュメルツァーからロイスへの力強いパス。左からエリア内に進入したロイスが完璧なボールを中央へ送り、これをプリシッチがネットに収めた(84分)。その後は両チームとも決勝点を求めて攻勢に出るもスコアは動かず、アディショナルタイム2分にベルフォディルが放った一撃も枠を超えていった。

 

試合のライブテキストはこちら(ドイツ語)

 

メンバー&ゴール
TSGホッフェンハイム 1-1(前半1-0) ボルシア・ドルトムント

 

TSGホッフェンハイム:バウマン;ビチャクチッチ、フォクト、ポシュ;ブレネット、グリリッチュ、シュルツ;ビッテンコート、ツバー(70分 ノートベイト);ジョエリントン(86分 ベルフォディル)、クラマリッチ(79分 サライ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、アカンジ、ディアロ、シュメルツァー;ダフート(60分 ディレイニー)、ビツェル;プリシッチ、香川(70分 フィリップ)、ロイス;ボルフ(60分 サンチョ)
ベンチ:コーベル、ネルソン、アクポグマ、グリフォ;ヒッツ、ザガドゥ、ハキミ、ブルーン・ラーセン
ゴール:ジョエリントン(44分)、プリシッチ(84分 ロイス)
CK:3-4(前半2-3) 好機:8-3(前半4-0)
主審:オスマース(ハノーファー) 退場:ディアロ(76分) 警告:ポシュ、ノートベイト(ホッフェンハイム);ダフート(BVB)
観客数:30150人(チケット完売) 天候:晴れ、気温20度

 

今後の日程:
週半ばにも試合がある“イングリッシュ・ウィーク”は続き、次は26日夜にブンデスリーガで1FCニュルンベルクとジグナル・イドゥナ・パルクで対戦(日本時間27日3時30分キックオフ)。29日にはバイヤー・レバークーゼンとのアウェー戦に挑む(日本時間30日1時30分キックオフ)。

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