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2019.3.17

3-2:後半の追い上げでヘルタに劇的な勝利!

3-2:後半の追い上げでヘルタに劇的な勝利!

ブンデスリーガ第26節で、ボルシア・ドルトムントはヘルタBSCベルリンを逆転の末に3-2と破った。メンバー数名を負傷で欠くなか、アウェーでの連敗を3で止めている。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

7万4669人の観客(うち2万人がBVBファン)に埋め尽くされたオリンピアシュタディオンで、ホームのヘルタはカルーが前半に2得点。その2点の間にディレイニーが決めたが、BVBはボール支配率とチャンス数で上回りながらも1点ビハインドで試合を折り返した。迎えた後半、ザガドゥがコーナーに頭で合わせてネットを揺らし、すぐさま同点とする。アウェーチームはその後、いくつものチャンスを無駄にしたが、アディショナルタイムにロイスが決勝点をマーク。劇的な勝利を収め、勝ち点3をドルトムントに持ち帰ることになった。

 

戦前の状況:
BVBはヘルタとの最近10試合で1敗のみ。ただし、ベルリンで戦った最近4試合では2分け2敗と白星がなかった。

 

チーム情報:
BVBではウカシュ・ピシュチェク(かかと)とマキシミリアン・フィリップ(ひざ側副靭帯の部分断裂)に加え、アクセル・ビツェル(内転筋)、マリオ・ゲッツェ(肋骨)、パコ・アルカセル(肉離れ)も負傷欠場。その結果、シュツットガルトとのホームゲームから先発メンバー5人が入れ替えに。ハキミ、ビツェル、ゲッツェ、ゲレイロ、アルカセルに代わってザガドゥ、ディレイニー、バイグル、プリシッチ、ブルーン・ラーセンがスタメンに入った。

 

戦術:
メンバー変更は戦術にも影響を及ぼし、BVBは4-2-3-1のフォーメーション。中盤の底ではディレイニーがバイグルとコンビを組み、サンチョは中盤の攻撃トリオの右から左へ移った。ヘルタは3-3-4でハイプレスをかけ、BVBにロングボールを強いる戦術。守備の最前線を突破されるとミッテルシュタットとラザロが最終ラインへ下がり、5バックを形成した。

 

試合の展開と分析
雨が降り注ぐ首都ベルリンで、まさに理想的なスタートを切ったのはホームのヘルタ。開始3分、スローインのボールを受けたミッテルシュタットが、左サイドから中に切れ込み、17メートルのシュートを放つ。ピッチがぬかるんでいたためビュルキはボールをキャッチしきれず、ゴール前にこぼしてしまう。走り込んだカルーが至近距離から押し込んだ。

 

 

だがヘルタは、素早く正確な連係プレーを見せるBVBに驚くほどスペースを与えてくれた。12分にはブルーン・ラーセンが狙っていったが、GKヤルステインに弾かれる。しかし同点ゴールは、その2分後に生まれた。ラザロのミスパスを奪ったディレイニーが、そのまま自陣深くから力強く持ち上がり、ペナルティーエリア端からシュート。ボールはレキクに当たり、方向を変えてネットに吸い込まれた。その8分後にはロイスが逆転ゴールに迫る。ブルーン・ラーセンからのパスを蹴り込んだが、ヤルステインの伸ばした脚に阻まれた。

 

ドルトムントから駆け付けた2万人の大声援に後押しされ、完全に勢いに乗ったBVBだったが、次にゴールを挙げたのはホームチームのほうだった。35分、ドゥダが中央にクロスを入れると、顔を守ろうとして反射的に腕を上げたバイグルがシュートを手で止めたとしてハンドを取られる。ベルツ主審はPKを宣告。ルールにのっとった正しいジャッジではあったが、これでハンドを取られるのは理不尽と言わざるを得なかった。カルーがPKを沈め、ヘルタが2-1と再びリードする。前半、ヘルタの4本に対し2倍の8本のシュート数を記録したBVBは、ハーフタイム3分前に追いつくチャンスを得たが、サンチョが左からカーブをかけて狙った一撃は、またしてもヤルステインに阻止された。

 

 

後半開始直後、プリシッチのシュートが途中で方向が変わり、サイドネットへ。これで得たコーナーキックをサンチョが蹴り、ザガドゥが頭で合わせる。47分、BVBは再び勝負を振り出しに戻すことに成功する。続く時間帯は、ブラック&イエローに次々と決定機が巡ってきたが、サンチョ(49分)とプリシッチ(58分)のシュートは、ギリギリのところでブロックされ、54分のブルーン・ラーセンの一撃は、ヤルステインの力強いセービングに遭った。59分にはサンチョが突然フリーで抜け出し、素早くシュートを放つも枠をとらえることはできない。その直前にはドゥダがディアロと交錯。ヘルタはPKを要求したが、主審は却下した。

 

BVBはその後も勝利を求めて押し込み続け、試合は非常に見応えのある内容となる。しかしプリシッチも(75分)、負傷したボルフに代わってピッチに入ったハキミも(79分)、ビッグチャンスを生かせない。すると残り5分、トルナリガがハキミへのファウルでこの日2枚目のイエローカードを受け、退場に。88分のディレイニーのミドルシュートはクロスバーに嫌われたが、アウェーチームはアディショナルタイム終了間際にようやく決勝点を奪う。サンチョの見事なビルドアップから主将ロイスが土壇場で決めた。ホームのヘルタはその2分後に、イビセビッチもスポーツ精神に反する行為で一発退場となり、9人で試合を終えた。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック

 

今後の日程:
代表戦が行われる2週間の中断期間に入り、故障選手には回復の時間が与えられる。ブンデスリーガでの戦いは3月30日に再開。VfLボルフスブルクをジグナル・イドゥナ・パルクで迎え撃つ(日本時間3月30日23時30分キックオフ)。

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第26節
ヘルタBSCベルリン 2-3(前半2-1)ボルシア・ドルトムント

 

ヘルタBSCベルリン:ヤルステイン;シュターク、レキク、トルナリガ;ラザロ、グルイッチ、マイアー、ミッテルシュタット;ドゥダ;ゼエルケ(77分 イビシェビッチ)、カルー(77分 レッキー)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ – ボルフ(78分 ハキミ)、アカンジ、ザガドゥ、ディアロ ;バイグル、ディレイニー;プリシッチ、ロイス、サンチョ;ブルーン・ラーセン(75分 ゲレイロ)
ベンチ:クラフト、ダリダ、クリュンター、プラッテンハルト、ルステンベルガー(ヘルタ);ヒッツ、ゴメス、ダフート、シュメルツァー、トプラク(BVB)
ゴール:カルー(4分 ミッテルシュタット)、ディレイニー(14分)、カルー(35分 ハンドによるPK)、ザガドゥ(47分 サンチョのCK)、ロイス(90+3分 サンチョ)
CK数:4-10(前半0-5)  チャンス数:3-13(前半2-4)
主審:ベルツ(ビースバーデン)  退場:トルナリガ(85分 2度目の警告)、イビシェビッチ(90+5分 スポーツ精神に反する行為)  警告:シュターク(ヘルタ);ザガドゥ、サンチョ、シュメルツァー(BVB)
観客数:7万4669人(満員)  天候:雨、気温4度

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