ニュース

2017.3.12

1-2:激戦の末、ベルリンでヘルタに敗北

1-2:激戦の末、ベルリンでヘルタに敗北

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第24節でヘルタBSCベルリンに敵地で1-2と競り負けた。この結果、BVBはヘルタに勝ち点3差に詰められたが、4位ホッフェンハイムがフライブルクとのアウェー戦を引き分けで終えたため、3位の座はキープしている。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

ベルリンのオリンピアシュタディオンを埋め尽くした7万4667人の観客の前で、両チームはスピードあふれる攻撃的サッカーを展開。カルーのゴールでホームのヘルタが序盤の11分に先制し、さらにリードを広げるチャンスを何度かつくったものの、いずれも決められない。BVBも多くの得点チャンスを逃したが、55分にようやくオーバメヤンのゴールで勝負を振り出しに戻す。その後の15分間はアウェーのBVBがホームチームを追い込んだものの、耐え抜いたヘルタは71分にプラッテンハルトがFKを直接決めて勝ち越しに成功。BVBは奮闘を見せるも、2本目の同点ゴールは奪えなかった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

戦前の状況:
チャンピオンズリーグで8強進出を果たした試合を含め、4連勝でベルリンに乗り込んだ3位BVBに対し、ヘルタは直近の4試合で1勝しかしていなかったが、ホームでは好成績を残していた。両者は4週間前のDFBポカールでも対決。このときは延長戦まで戦って1-1と勝負がつかず、最後はBVBがPK戦を3-2で制した

 

ベルリンでも主将を務めたシュメルツァー

 

チーム情報:
BVBはロイス(筋線維断裂)、ゲッツェ(代謝障害)、ベンダー(コンディション不足)、ソクラティス(筋肉)、ローデ(そけい部の手術)が欠場。トーマス・トゥヘル監督はベンフィカに勝利したミッドウィークの試合からスタメンを4人入れ替え、ピシュチェク、プリシッチ、デンベレ、ソクラティスに代えてギンター、香川、ゲレイロ、シュールレを起用した。一方ヘルタは、バウムヨハン(扁桃炎)、ルステンベルガー(そけい部)、シーバー、バーク、マイアー(いずれもひざ)、クルト(足首)、トルナリア、エスバイン(共に体調不良)を欠いていた。

 

戦術:
今シーズンのブンデスリーガおよびDFBポカールで対戦したときと同じ4-2-3-1のフォーメーションを採用したヘルタに対し、BVBは3-4-3をチョイス。守備ではバルトラが左から右に移動し、ギンターが負傷のソクラティスに代わって中央へ、シュメルツァーが左に入った。相手ボール時はドゥルム(右)とゲレイロ(左)が下がって5バックを形成したが、マイボール時は両者とも守備的MFのバイグルとカストロよりも前めにポジションを取った。前線はオーバメヤンが右、シュールレが左。香川がセントラルMFとCFの間に入り、昨シーズンのブンデスリーガでバイエルンのホームに遠征したときと同様の役割を担った。

 

試合の展開と分析:
BVBは上々のスタートを切り、2分にシュールレ、4分にギンターが惜しい場面を迎える。だが6分、原口が自ら撃たずにイビシェビッチへつないでいれば、いきなり失点していてもおかしくなかった。その後の数分間は攻守が激しく入れ替わり、両チームのスピードあふれる攻撃が観客を魅了する。11分にはイビシェビッチが中盤でボールを奪うと、そのまま持ち上がってからファーサイドのカルーへパス。このコートジボワール代表FWが簡単に押し込み、ヘルタが均衡を破った。ホームチームはその直後にもカルーのロングシュート(15分)でゴールを脅かしたが、ビュルキの見事なセーブで追加点を許さない。続くCKから再びカルーが決定的なシュートを放ったが、ゲレイロがゴールライン上で辛うじてクリアした。

 

BVBは闘志を失わず…

 

対するBVBもカストロの軽く浮かせたパスからチャンスをつくったが、ドゥルムがダイレクトで折り返したボールはオーバメヤンに合わない(27分)。さらにその3分後、5人の相手選手を手玉に取った香川のプレーを起点に再びチャンスを迎えたが、またしてもドゥルムからオーバメヤンへパスが通らない。ヘルタの背後を狙うBVBの戦術は機能していたが、ラストパスの精度だけが欠けている印象だった。40分にはCKに続いて前半最大の決定機が訪れるも、ペナルティーエリア内のオーバメヤンとシュールレがシュートを撃てない。さらにギンターがゴール前に浮き球を入れるも、やはりバルトラの頭にはわずかに合わなかった。続いて43分、今度はシュールレから香川へクロスが通ったかと思われたが、ヘルタのGKヤルステインにはじかれる。しかし、ヘルタもその直後にカルーが決定機を決めていれば、2点リードで試合を折り返していてもおかしくなかった。

 

オーバメヤンのゴールで追いつくも…

 

後半に入っても試合のペースは変わらず、46分には再びドゥルムのお膳立てからオーバメヤンがゴールに迫る。その3分後にヤルステインがバルトラの力ないシュートを止めたヘルタも反撃に転じ、まずはシェルブレッドのシュートがゴール横へ(50分)。54分には原口がシュメルツァーに決定機を阻止された。するとその1分後、それまで粘り強く守っていたヘルタ守備陣がついに破られる。ゲレイロと香川の見事な連係からチャンスを迎えたBVBは、オーバメヤンが6メートルの距離からゴール上隅に鋭いシュートを突き刺した(55分)。

 

勝ち点1では満足できないBVBは攻撃の手を緩めず、その後もハイテンポなサッカーでヘルタを押し込んでいく。しかし、カストロはヤルステインと1対1の場面を決めきれず(58分)、ゴール前16メートルの距離から狙ったボレーシュートも相手選手にブロックされる(65分)。その4分後に再び抜け出したカストロはオーバメヤンにパスをつないだものの、このガボン代表FWのシュートは枠をとらえきれなかった(69分)。一方、劣勢に立たされていたヘルタは、ゴール前17メートル付近でFKを獲得。プラッテンハルトが直接狙った一撃はゴール右上隅に突き刺さり、流れに反してリードを奪い返すことに成功する(71分)。終盤にデンベレとプリシッチを投入したBVBは失点のショックからすぐに立ち直ったかに見えたが、全員が自陣に引いたヘルタの堅い守備を崩すことができず、その後はシュールレのロングシュート(83分)とブルックスにブロックされたバルトラのシュート(83分)でゴールを脅かすにとどまった。

 

今後の日程:
過密スケジュールは続き、14日にはオスナブリュックへ移動してシュポルトフロインデ・ロッテとのDFBポカール準々決勝に挑む(日本時間15日2時30分キックオフ)。その3日後の金曜日にはブンデスリーガでインゴルシュタットをホームに迎える(日本時間18日4時30分キックオフ)。

 

ブンデスリーガ第24節
ヘルタBSCベルリン 2-1(前半1-0) ボルシア・ドルトムント
2017年3月11日中央欧州標準時15時30分
オリンピアシュタディオン

 

ヘルタBSC:ヤルステイン;ペカリーク、ラングカンプ、ブルックス、プラッテンハルト;シュターク、シェルブレッド;原口(90+4分 アラギ)、ダリダ、カルー(81分 ミッテルシュテート);イビシェビッチ(66分 バイザー)
ボルシア・ドルトムント:
ビュルキ;バルトラ、ギンター、シュメルツァー;ドゥルム(76分 プリシッチ)、バイグル、カストロ(76分 デンベレ)、ゲレイロ;オーバメヤン、香川、シュールレ(84分 メリーノ)
ベンチ:クラフト、シュトッカー、ソウザ、カーデ(ヘルタ);バイデンフェラー、モル、ピシュチェク、パスラック(BVB)
ゴール:カルー(11分 イビシェビッチ)、オーバメヤン(55分 香川)、プラッテンハルト(71分 FK)
CK:4-8(前半2-4) 好機:6-7(前半3-2)
主審:ハートマン(バンゲン) 警告:ラングカンプ、バイザー(ヘルタ);ギンター、バルトラ、デンベレ、プリシッチ(BVB)
観客数:74667人(満員) 天気:晴れ、気温8度

border
ニュース一覧に戻る

最新ニュース

ゲッツェ、アルカセル、ビツェルが練習に復帰

2019.3.23

ゲッツェ、アルカセル、ビツェルが練習に復帰

代表マッチウィーク中のためトップチームには10人にも満たない選手しか残っていないが、だからといって練習の強度が落ちるわけではない。22日のセッションでは選手一人一人にフォーカ 続きを読む>>

リーグ戦の全試合時間が確定

2019.3.20

リーグ戦の全試合時間が確定

ドイツ・サッカーリーグ(DFL)が2018-19シーズンのブンデスリーガ第29節から第32節の試合日程を発表。ジグナル・イドゥナ・パルクでの大一番、FCシャルケ04とのレビア 続きを読む>>

戻ってきた高揚感と優勝への自信

2019.3.18

戻ってきた高揚感と優勝への自信

「我らが人生のすべて、我らが誇りのすべて、それはBVBだけ!」。夜9時、試合終了の笛が吹かれてからだいぶたっていたが、ベルリンのオリンピアシュタディオンではまだBVBサポーターたちが歌い踊っ 続きを読む>>