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2019.5.5

2-2:敵地ブレーメンで痛恨のドロー

2-2:敵地ブレーメンで痛恨のドロー

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第32節でSVベルダー・ブレーメンと対戦し、敵地で2-2(前半2-0)の引き分けに終わった。一時は2-0とリードし、その後も何度となくゴールに迫ったBVBだが、勝負を決める3点目を奪えなかった上、ブレーメンの反撃を許して勝ち点2を失った。この結果、首位FCバイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差も4ポイントに開いている。

 

レポート:ボリス・ルパート(ブレーメン)

 

4万2100人の観客を動員したベーゼルシュタディオンで、後半の終盤まで主導権を握り続けたのはBVBだった。開始早々の6分にクリスティアン・プリシッチのゴールで先制すると、前半終了4分前にパコ・アルカセルのフリーキックでリードを拡大。アルカセルは後半にもゴールを脅かしたが、58分のゴールはオフサイドで認められず。その1分後のヘディングシュートも相手GKパブレンカの見事なセーブに遭った。対するブレーメンはメーバルト(70分)とピサロ(75分)がネットを揺らし、敗色濃厚な試合で勝ち点1をもぎ取った。

 

 

戦前の状況:
BVBはブレーメンに対し、今シーズンのDFBポカールで苦杯を喫しているが、ブンデスリーガでの直近15試合では12勝をマーク。ブレーメンはBVBのチーム別通算勝利数でアイントラハト・フランクフルト(44勝)に次いで多い(43勝)相手だが、敗れた数もバイエルン(46敗)に次いで多い(41敗)。来シーズンの欧州カップ戦出場を狙うブレーメンだけでなく、首位バイエルン(ハノーファー96に3-1で勝利)を追走したいBVBにとっても勝利が必要な試合だった。

 

チーム情報:
BVBは負傷のアシュラフ・ハキミとダン=アクセル・ザガドゥに加え、マルコ・ロイスとマリウス・ボルフが欠場。ルシアン・ファブレ監督はFCシャルケ04戦から先発を2人変更し、プリシッチとアルカセルをスタメンで起用した。

 

戦術:
この日のBVBは右サイドバックにマヌエル・アカンジ、左サイドバックにラファエウ・ゲレイロを入れ、アブドゥ・ディアロとユリアン・バイグルをセンターバックに起用。合わせて6つのポジションで選手を入れ替えたにもかかわらず、4-2-3-1のフォーメーションはスムーズに機能していた。一方のブレーメンは、状況に応じて4-4-2(大迫とラシーツァの背後にクルーゼ)と4-3-3を併用した。

 

試合の展開と分析:
キックオフ30秒後にアルカセルがいきなりチャンスを迎え、3分にアカンジがコーナーキックを獲得したBVBは、気迫に満ちたプレーで立ち上がりから主導権を掌握。25分までのスタッツにもそれが現れ、シュート数(5-2)、ボール支配率(64%)、タックル成功率(59%)でブレーメンを上回った。しかしそんな数字よりも重要だったのは、プリシッチのゴールで早々と先制したことだ。このアメリカ代表ウインガーはハーフウェーライン付近でトーマス・ディレイニーからパスを受けると、しなやかなドリブルで持ち上がってそのままシュート。BVBに幸先よく先制点をもたらした(6分)。

 

 

プリシッチの今シーズン3点目でさらなる勢いに乗ったブラック&イエローは、ミッドフィルダーとして先発したマリオ・ゲッツェも14分にパブレンカを強襲する。ブレーメンがBVBのゴールに迫ったのは、クロスバーの上を大きく越えた35分のラシーツァのロングシュートのみだった。

 

BVBのペースで試合が進む中、40分にはプリシッチがゴール前23メートルの位置でフリーキックを獲得。このチャンスにアルカセルが直接狙い、フリーキックから今シーズン3点目のゴールを決めて2-0とした! 前半終了間際にはディアロにもチャンスが訪れたが、相手選手の脚に当たったシュートは枠をとらえきれなかった。

 

後半のBVBは自陣に引き、ブレーメンにボールを持たせるようになったが、それでも危険な場面をつくっていた。49分にはゲレイロが18メートルの位置から狙い、パブレンカを慌てさせる。その5分後にはゲッツェのクロスに合わせたプリシッチがヘディングシュート。続いてディレイニーのボレーがパブレンカの見事なセーブに阻まれた。

 

 

アウェーチームは60分に三度ネットを揺らす。左サイドでサンチョからパスを受けたゲレイロが中央に折り返し、これにアルカセルが脚を伸ばした。しかしアルカセルの位置がわずかにオフサイドだったため、ゴールは認められなかった。スペイン人ストライカーはその7分後にもサンチョのフリーキックに頭で合わせたものの、今度はパブレンカの好セーブに阻まれた。

 

ブレーメンが5分間で2ゴール

 

すると70分、ブレーメンが流れに反して1点を返す。ラシーツァからボールをもらったメーバルトがゴール前18メートルの位置からシュート。ボールはビツェル、そしてビュルキの股間を抜けてネットに収まった。さらに5分後、左サイドでアカンジと競り合ったアウグスティンソンがゴールライン際からボールを戻す。これをピサロがダイレクトで蹴り込み、勝負を振り出しに戻した。その数分後にはブレーメンがゲッツェのハンドを主張。危ない場面だったが、ビデオ副審と話し合った主審はPKを宣告しなかった。

 

終盤にはプリシッチにスコアを3-2とする好機が来るも、シュートはわずかに枠の外(88分)。ブレーメンも87分にラシーツァ、93分にピサロが決勝点のチャンスを逃した。その結果、大いに盛り上がった試合は2-2の引き分けで終了。しかしどちらのチームも敗北感はぬぐえないだろう。

 

試合を時系列で振り返るにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第32節
ベルダー・ブレーメン 2-2(前半0-2)vs ボルシア・ドルトムント

 

ベルダー・ブレーメン:パブレンカ ; フリードル、ベリコビッチ、ラングカンプ、アウグスティンソン;シャヒン(60分 メーバルト);M・エッゲシュタイン、クラーセン;大迫(60分 ピサロ)、クルーゼ、ラシーツァ
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;アカンジ、バイグル、ディアロ(90分 フィリップ)、ゲレイロ;ディレイニー(82分 ダフート)、ビツェル;サンチョ、ゲッツェ(82分 ブルーン・ラーセン)、プリシッチ;アルカセル
ベンチ:カピーノ、ベイモ、ハルニク、サージェント、J・エッゲシュタイン(ブレーメン);ヒッツ、ピシュチェク、シュメルツァー、トプラク(BVB)
ゴール:プリシッチ(6分 ディレイニー)、アルカセル(41分 直接FK)、メーバルト(70分 ラシーツァ)、ピサロ(75分 アウグスティンソン)
CK数:4-7(前半2-5)  チャンス数:5-9(前半1-4)
主審:フリッツ(コルプ)  警告:クラーセン、フリードル(ブレーメン);バイグル(BVB)
観客数:4万2100人(満員)  天候:晴れ時々みぞれ、気温7度

 

今後の日程:
11日の次節では、今シーズン最後のホームゲームでフォルトゥナ・デュッセルドルフ1895と対戦する(日本時間22時30分キックオフ)。

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