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2017.10.22

2-2:フランクフルトでリードを守り切れずドロー

2-2:フランクフルトでリードを守り切れずドロー

ボルシア・ドルトムントはアイントラハト・フランクフルトとのハイテンポなアウェー戦を2-2(前半1-0)のドローで終えた。他会場でバイエルンがハンブルクに1-0で勝利したものの、BVBは得失点差でブンデスリーガ首位をキープしている。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

5万1500人の観客で埋め尽くされたコメルツバンク=アレーナで、両チームは熱戦を展開。19分にシャヒンのゴールで先制したBVBは、その後再三ピンチを迎えながらも相手の決定力不足にも助けられ、1点リードのまま前半を終えた。57分にはフィリップが追加点をマーク。しかし64分にハラーにPKで1点返されると、その4分後にはボルフに同点ゴールを許してしまう。終盤、ビュルキが好セーブで何度かBVBのゴールを守った一方、シャヒンのシュートはゴールライン上で長谷部にクリアされ、試合は2-2のドローに終わった。

 

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戦前の状況:
首位と7位の対戦。アウェーのBVBは、ここ2試合白星がなかった(RBライプツィヒに2-3で敗れ、UEFAチャンピオンズリーグではアポエルFCと1-1のドロー)。試合前日、ペーター・ボス監督は次のようにコメントしていた。「今必要なのは、気分を変えてくれる良い結果だ。だからこそフランクフルトでは勝つ必要がある」。直近の対戦は5月のDFBポカール決勝で、BVBが2-1の勝利を収めている。

 

ゲッツェはこの日も先発

 

チーム情報:
BVBはソクラティス(出場停止)、トプラク(太もも)、シュメルツァー(別メニューで調整中)、ピシュチェク(外側側副靭帯)、ゲレイロ(リハビリ中)、ドゥルム(でん部の手術)というディフェンダー6選手を欠き、スボティッチが1年半以上ぶりに先発。そのほかロイス、シュールレ(いずれもリハビリ中)、ローデ(恥骨)も戦列を離れている。スボティッチのほか、トリアン、カストロ、フィリップが先発に復帰。香川とヤルモレンコはベンチに回った。フランクフルトではダ・コスタ、ファレット、レゲーゼル、ファビアン、フェルナンデス、マスカレル、ムブーム、マイヤーがプレーできなかった。

 

戦術:
フランクフルトは3-5-2のフォーメーション。ボルフがトップ下に入り、右のチャンドラー、そして特に左のウィレムスがサイド突破を狙った。守備時はチャンドラー、ウィレムスが最終ラインまで下がり、5バックを形成。中盤ではガチノビッチがゲッツェを徹底的にマークした。BVBはいつも通り4-3-3。4バックはこれまでにない顔ぶれとなった。バルトラは今回も右SBに入り、バイグルは初めてCBを担当。その隣でスボティッチが2015年3月以来となる先発出場を果たした。左SBにはトリアン。後半にザガドゥが入ると、バルトラは中盤に上がった。

 

ボアテングに倒されるカストロ

 

試合の展開と分析:
立ち上がりから密度の濃いゲームとなり、激しい競り合い、そして速いテンポで試合が繰り広げられるなか、両チームが積極的に攻めた。BVBには6分と11分にチャンスが訪れるも、いずれの場面でもフィリップのボレーはエリア内の相手選手に阻まれた。17分、今度はフランクフルトが先制のチャンスを迎え、レビッチが14メートルのシュートでネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められず。その1分後、ゴール前に抜け出しかけたレビッチをバルトラが絶妙なタックルで止めた。

 

ピンチにも動じなかったBVBは、19分に均衡を破る。バルトラがゴールまで17メートルの位置からエリアを横切る低いボールを入れると、シャヒンがマーカーの長谷部をかわしながら6メートルのシュートをゴールに流し込んだ。

 

シャヒンが先制点を決める

 

ビュルキとスボティッチの活躍でリードを維持

 

1点ビハインドに立たされたホームチームが反撃に出て、BVBは守勢に回る。30分にはハラーをスボティッチが見事なタックルで止め、直後のボルフのフィニッシュはビュルキが辛うじてセーブ。BVBの守護神は、その2分後にもレビッチのシュートを阻止した。その後、チャンドラーがプレー中にひざを痛めて試合は一時中断。ここで仕切り直したBVBは、前半の残り時間にわたり堅守を貫き通した。ゲッツェとオーバメヤンには42分にリードを広げるチャンスも訪れたが、いずれも決められなかった。

 

後半最初のチャンスはフィリップ(46分)、続いてカストロ(48分)に訪れたものの、いずれもオーバメヤンのアシストからゴール枠をとらえ切れない。ホームチームからもレビッチ(47分)、ボアテング(49分)がゴールに迫ったが、BVBの守備陣がブロックに入った。両チームとも次のゴールを奪おうと前掛かりに攻める中、フィリップが50分に放った18メートルのミドルシュートはフラデツキーがセーブ。続いてオーバメヤンに2つのチャンスが訪れるも、51分にゲッツェの絶妙なパスを受けて狙った一撃を外してしまい、ノーマークで放った53分のフィニッシュもフラデツキーを破れない。3分後、オーバメヤンはフィリップの低いクロスにゴールエリア内で合わせようとしたが、惜しくも届かなかった。

 

シャヒン、ビュルキ、カストロ

 

フィリップがリードを拡大するも逆襲許す

 

気の弱いファンには向かない試合だった。BVBは攻撃でチャンスをつくった分だけ守備で危ない場面を迎えるようになり、急造の4バックが連係不足を露呈。とりわけオフサイドトラップで問題が浮き彫りになり、レビッチ、ハラー、ボルフらに何度となく両サイドを突破されてしまう。それでも最後の最後で踏みとどまり、どうにか失点を許さなかったブラック&イエローは、57分にゲッツェが中盤でボールを奪取。パスを受けたフィリップがペナルティーエリア端付近からファーポスト際に低い弾道のシュートを決め、スコアを2-0とした。

 

しかし、2-0で試合が終わったと考えるのは誤りだった。その後も攻撃的な姿勢を崩さなかったフランクフルトは、その6分後にペナルティーエリア内でビュルキに倒されたレビッチがPKを獲得。このチャンスをハラーが確実に仕留め、1点差に詰め寄った(64分)。対するBVBも試合再開直後にプリシッチが決定機を迎えたが、ゴール前7メートルからのシュートはフラデツキーの足に阻止される(66分)。するとその2分後、フランクフルトは再び最終ラインの背後をとったボルフがファーポスト際へシュートを決め、早くも試合を振り出しに戻した(68分)。

 

ゲッツェ vs 長谷部

 

フランクフルトは70分にもBVBのゴールを脅かしたが、ビュルキがガチノビッチのヘディングシュートをセーブ。BVBの守護神は終盤にも見事な反応でボアテングの得点を阻んだ。一方、反対側のゴール前では途中出場のサンチョとシャヒンが至近距離からシュートを決めきれず、長谷部にゴールライン上でクリアされてしまう(90分)。その数分後にプリシッチが放ったシュートはファーポストの横へ外れた(90+3分)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第9節
アイントラハト・フランクフルト 2-2(前半0-1)ボルシア・ドルトムント

 

アイントラハト・フランクフルト:フラデツキー;ルス(59分 フルゴタ)、長谷部、アブラーム;チャンドラー(37分 サルセド)、ガチノビッチ、ボアテング、ウィレムス;ボルフ(76分 タワタ);ハラー、レビッチ
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;バルトラ、バイグル(58分 ザガドゥ)、スボティッチ、トリアン;シャヒン;カストロ(58分 香川)、ゲッツェ;プリシッチ、オーバメヤン、フィリップ(84分 サンチョ)
ベンチ:ツィマーマン、デ・グズマン、ブルム、バルコク(フランクフルト);バイデンフェラー、ヤルモレンコ、イサク、ブルーン=ラーセン
CK:4-4(前半0-2)  好機:8-10(前半3-3)
主審:ハートマン(バンゲン)  警告:ガチノビッチ、ボアテング(フランクフルト);バイグル、ビュルキ、バルトラ(BVB)
観客数:5万1500人(満員)  天候:乾燥、気温17度

 

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今後の日程:
次は火曜夜に敵地で臨むFCマクデブルクとのDFBポカール2回戦(日本時間25日午前3時45分キックオフ)。続いて土曜日にハノーファー96のホームに乗り込む(同28日22時30分)。

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