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2019.9.23

2-2:フランクフルトに2度追いつかれドロー

2-2:フランクフルトに2度追いつかれドロー

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第5節のアウェー戦でアイントラハト・フランクフルトと2-2(前半1-1)で引き分けた。チャンスの大半をつくったのはブラック&イエローだったが、前後半の終わりに失点し、勝ち点3を奪えず。首位RBライプツィヒ、2位バイエルン・ミュンヘンに次ぐ3位に順位を落とした。

 

レポート:ボリス・ルパート(フランクフルト)

 

5万1500人のファンに埋め尽くされたコメルツバンク=アレーナで、BVBは前半からゲームを支配。11分にアクセル・ビツェルが決めて先制した。しかし前半終了間際、アンドレ・シウバが試合の流れに逆らって同点とする。66分にジェイドン・サンチョが2-1として黄色に染まったアウェー席のサポーターを歓喜させたが、88分に鎌田大地がトーマス・ディレイニーのオウンゴールを誘い、ホームチームに勝ち点1をもたらした。

 

戦前の状況:
BVBはフランクフルトとの公式戦最近6試合で負けなし。2017年DFBポカール決勝を含めて4勝していた。しかし、フランクフルトでは6年以上勝てておらず、白星を挙げたのは2013年9月1日、ヘンリク・ムヒタリアンの2得点で2-1の勝利を収めた試合が最後。その後はアウェーで2分け3敗だった。

 

 

チーム情報:
ルシアン・ファブレ監督はバルセロナと0-0で引き分けた火曜日のUEFAチャンピオンズリーグの試合と同じメンバーを先発起用。シュルツ、モレイ、ヒッツは戦列を離れたままで、控えキーパーにはフーペが入った。ピシュチェクはベンチに入った。

 

戦術:
BVBはフランクフルトの3-5-2の陣形にスペースを見いだし、そこを突いた。元BVBのドゥルムは右ウイングバックとして相手ボール時は3バックをサポート。左ウイングバックのコスティッチは裏にスペースを残し、そこをサンチョ、アザール、ハキミが再三利用した。

 

試合の分析と展開:
フランクフルトはドルトムントの4-2-3-1を前半の間つかみ切れなかった。しかし、BVBはボール支配率(64%)とタックル勝率(64%)で大きく上回りながらも、序盤の先制点を守り切れず同点で試合を折り返すことになる。均衡が破れたのは11分。サンチョが起点となり、ハキミとのワンツーで右サイドを突破。シュートはGKトラップにブロックされたものの、ペナルティーエリアでこぼれ球に駆け寄ったアザールが正確なラストパスを供給。これに走り込んだビツェルが、ゴールの14メートル手前からキーパーの逆を突くフィニッシュでネットを揺らした。

 

 

2分後にはハキミがゴールに迫るも、トゥーレの間一髪のタックルでコーナーに。ハキミは28分にもチャンスを迎えたが、シュートをトラップに阻まれた。ゲームを支配しながら追加点につなげられないBVBに前半訪れたチャンスは、あと1つのみ。36分、ロイスがインターセプトしてハキミへパス。そのクロスにアルカセルが合わせたものの、トラップがパンチングでしのいだ。

 

すると44分、フランクフルトが同点に追いつく。右サイドでフリーになったソウがマイナスに折り返すと、33分に迎えたチーム唯一のチャンスでヘディングシュートを大きく外していたシウバが正確なフィニッシュで1-1とした。

 

後半に入ると攻め合いに。フランクフルトは高い位置からプレスをかけて大胆さを増したが、チャンスは依然としてドルトムントの方に生まれた。プレー再開から間もない47分、ロイスのパスにサンチョが抜け出すも、トラップを破ることはできない。アルカセルは54分に好位置からのシュートを決められず、63分のゲレイロのクロスには十分ミートできず。その直後、フンメルスが腰を痛めたようで、ザガドゥと交代した。

 

 

それでもBVBは勝ち越しに成功する。センターでアルカセルがトゥーレにつぶされるも、右サイドでのプレーでBVBにフリーキックが与えられる。66分にゴールまで20メートルの位置からこれを蹴ったのは、アルカセルでもロイスでもなくゲレイロ。直接ゴールに向かったボールはトラップの好セーブに阻まれたものの、こぼれ球をビツェルがクロス。これにファーポスト側でサンチョが合わせ、今季3ゴールとするとともにBVBに再リードをもたらした。

 

70分にロイスのアシストを受けたアザールのシュートは横へ。ロイスは途中出場のゲッツェのお膳立てにより2本のフィニッシュを放つも、1本はディフェンダーに当たり、もう1本は力なく飛んだ。一方のフランクフルトも72分にコスティッチ、81分にシウバがゴールに迫った。

 

アウェーチームが攻勢を強めるなか、BVBは必死のクリアで対応。しかし99分、鎌田がペナルティーエリア右から入れたクロスをディレイニーが自軍のゴールに押し込んでしまい、スコアは2-2に。BVBは勝ち点2を取りこぼす形となった。

 

試合を時系列で振り返るにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第5節

アイントラハト・フランクフルト 2-2(前半1-1) ボルシア・ドルトムント
アイントラハト・フランクフルト:トラップ;トゥーレ(83分 チャンドラー)、長谷部、ヒンターエッガー;ドゥルム、フェルナンデス、コール(67分 鎌田)、コスティッチ;ソウ;シウバ、パシエンシア(79分 ドスト)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ハキミ、アカンジ、フンメルス(63分 ザガドゥ)、ゲレイロ;ビツェル、ディレイニー;サンチョ(72分 ブラント)、ロイス、アザール;アルカセル(76分 ゲッツェ)
ベンチ:レノウ、アブラアム、ダ・コスタ、ヌディカ、トロ、ヨベリッチ(フランクフルト);フーペ、ピシュチェク、ダフート、シュメルツァー、バイグル、ブルーン・ラーセン(ドルトムント)
ゴール:ビツェル(11分 アザール)、シウバ(44分 ソウ)、サンチョ(66分 ビツェル)、ディレイニー(88分 鎌田のクロスをオウンゴール)
好機:4-6(前半1-2) CK:5-8(前半2-3)
主審:シュミット(シュツットガルト) 警告:トゥーレ、チャンドラー(フランクフルト);フンメルス、ハキミ(BVB)
観客数:5万1500人(チケット完売) 天候:晴れ、気温21℃

 

今後の日程:
9月最終週にミッドウィークの試合がないのは数年ぶり。6日間の準備期間が与えられ、土曜日夜のベルダー・ブレーメン戦(日本時間29日午前1時30分キックオフ)に備える。続く10月第1週はプラハとフライブルクに遠征する。

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