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2019.10.6

2-2:フライブルクでも勝ち切れずドロー

2-2:フライブルクでも勝ち切れずドロー

ブンデスリーガ第7節で、ボルシア・ドルトムントはアウェーで勝利をもぎ取ることができず、SCフライブルクと2-2(前半0-1)で引き分けるにとどまった。BVBは2度リードしながらもホームチームに追い付かれてしまった。

 

レポート:ボリス・ルパート(フライブルク)

 

2万4000人の観客に埋め尽くされたシュバルツバルト=シュタディオンで、両チームは慎重姿勢で戦った。試合の大部分を支配したBVBは20分にアクセル・ヴィツェルの見事なゴールで先制するも、55分にルカ・バルトシュミットに同点ゴールを許した。アシュラフ・ハキミが67分に決めて再び勝ち越したブラック&イエローだったが、土壇場でマヌエル・アカンジのオウンゴールが出て、2-2のドローという結果に終わった。

 

戦前の状況:
フライブルクは開幕からの6試合で勝ち点13を獲得し、ブンデスリーガで過去最高のスタートを切っていた。対戦前の順位は3位。一方、BVBは勝ち点11の8位。ただし、過去8回のフライブルク遠征で7勝1分けとホームチームを圧倒していた。

 

チーム情報:
アルカセル(アキレス腱の炎症)とシュルツ(コンディション不良)を依然として欠くルシアン・ファブレ監督は、プラハで2-0の勝利を収めた3日前の試合から先発メンバー2人を変更。ブラントとサンチョはベンチに回り、ゲッツェとアザールが入った。

 

 

戦術:
クリスティアン・シュトライヒ監督はBVBとのホームゲームで初めて3バックを採用し、3-6-1のフォーメーションで慎重姿勢を徹底。リスクを冒して高い位置からプレスをかけることなく、BVBにボールを持たせ、自陣ペナルティーエリアの手前でコンパクトな陣形を敷いた。BVBは4-2-3-1とし、ハキミとアザールが頻繁にサイドを交換。14分にピシュチェクが負傷で退くとハキミは代わって右サイドバックに入ったが、その後も攻撃的にプレーし続けた。そしてピシュチェクと交代でピッチに入ったブラントが、アザール、ゲッツェとポジションを入れ替えるようになった。

 

試合の展開と分析:
10分にロイスがシュートを放ってコーナーを獲得したほか、16分に途中出場のブラントがゴールエリアの角から狙ったが、序盤にBVBが生み出したチャンスはこの程度。開始20分の時点でスタッツではボール支配率70%、CK数で4-0と圧倒していたものの、決定的なチャンスはつくれなかった。

 

しかし、5本目のコーナーから先制点が生まれる。しかも見事なゴール!ビツェルがマークを外そうとゴールエリアの外まで後退しつつ、同胞のアザールが入れたコーナーに合わせてボレーシュート。ネットに突き刺さった鮮やかな一撃に、敵将シュトライヒ監督も笑うしかなかった。ベルギー人コンビによる得点は、フランクフルトでビツェルが決めた先制点に続き2点目。

 

 

リードされてもなお、フライブルクは守備重視の戦術を変えなかった。それでも、BVB守備陣の間にできたスペースを突き、ハーフタイムまでに3つの得点機を生み出した。まずは均衡が破れる前の17分。バルトシュミットが14メートルの距離から狙うも、ゴールの横へそれた。8分後にはシュミットが右サイドから入れたクロスをヘーラーが戻し、ギュンターがシュートしたが、ポストの脇へ。さらに40分、ギュンターがハキミの後ろにできたスペースを突いてラストパス。バルトシュミットが中央左寄りから放ったフィニッシュは、またしても枠を外れた。

 

バルトシュミットの同点弾

 

BVBは無理に2点目を取りにいかなかったが、これが後半に入ってから裏目に出る。バルトシュミットは49分の17メートルのシュートも決められなかったものの、6分後ついにネットを揺らす。シュミットのパスを一度前方で通過させてから、左足を一閃。18メートルのシュートは低い弾道を描いてゴール右下隅に吸い込まれた。チャンス数で5-3と上回っただけでなく1-1に追い付いたフライブルクにとって、BVBとのホームゲームでの得点は2011年12月以来だった。

 

ハキミが再び鮮やかな個人技を披露

 

63分にアザールに代わってサンチョが入り、その4分後、BVBは驚異的かつ運にも少し助けられたゴールによってリードを取り戻す。ブラントが奪い返したボールが、サンチョからハキミへ。右サイドからエリア内に侵入し、内側へ切り返してシュート。これがキュブラーに当たって向きを変え、ゴールに入った。スコアは2-1に。ハキミはこれで今週3得点!

 

土壇場のオウンゴール

 

フライブルクはアブラシとキュブラーという守備的な2選手を下げ、攻撃力のあるペーターゼンとグリフォを投入。すると90分、グリフォがBVB守備陣の中途半端なクリアをタッチライン上で拾い、ゴール前を横切るボールをフィード。これがアカンジ、さらにはビュルキの足に当たり、ゴールを割った。

 

試合を時系列で見るにはこちら(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第7節
SCフライブルク 2-2(前半0-1) ボルシア・ドルトムント
SCフライブルク:
シュボロウ;キュブラー(85分 グリフォ)、コッホ、ハインツ;シュミット、アブラシ(75分 ペーターゼン)、ヘフラー、ギュンター;ハベラー、ヘーラー(68分 サライ);バルトシュミット
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク(14分 ブラント、87分 シュメルツァー)、アカンジ、フンメルス、ゲレイロ;ビツェル、ディレイニー;アザール(63分 サンチョ)、ロイス、ハキミ;ゲッツェ
ベンチ:フレッケン、シュロッターベック、グルデ、ボレロ、クォン、チョン;ヒッツ、ザガドゥ、ダフート、モレイ、バイグル、ブルーン・ラーセン
ゴール:ビツェル(20分 アザールのCK)、バルトシュミット(55分 シュミット)、ハキミ(67分 サンチョ)、アカンジ(90分 OG)
好機:6-4(前半3-3) CK:3-11(前半0-9)
主審:ヤブロンスキ(ブレーメン) 警告:フンメルス、ディレイニー、ハキミ
観客数:24000人(チケット完売) 天候:小雨、気温14度

 

今後の日程:
再び代表ウィークに入り、次節は19日に行われるメンヘングラッドバッハとのホームゲーム(日本時間20日午前1時30分キックオフ)。チケットはすでに完売している。

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