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2018.2.3

3-2:バチュアイの2ゴール1アシストで勝利

3-2:バチュアイの2ゴール1アシストで勝利

ボルシア・ドルトムントは2日夜のブンデスリーガ第21節で、激戦の末に1FCケルンを3-2(前半1-0)で下し、ペーター・シュテーガー監督の古巣帰還を白星で祝った。新加入ミシー・バチュアイの2ゴールとアンドレ・シュールレの見事な一撃で競り勝ったブラック&イエローは、暫定で2位に浮上している。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ(ケルン)

 

5万人の観客に埋め尽くされたラインエネルギシュタディオンでの試合は、ほぼ互角の戦いとなり、BVBがわずかに優勢で進んでいった。15分を回ったところで香川真司がゴール枠をたたく惜しいシュートを放っていたアウェーチームは、35分、新加入のバチュアイがゴール前6メートルの位置から決めて先制。後半はオープンな展開となり、何度か見応えのある攻防が見られた。BVBは60分にツォラーに同点とされたものの、すぐにバチュアイがこれを帳消しにしてリードを奪い返す(62分)。しかしケルンも諦めず、69分にコーナーキックからメレが決めて再び同点としたが、残り6分、カウンターからシュールレが鮮やかなシュートをネットに収め、チームを3-2の勝利に導いた。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

スタメン復帰を果たしたダフート

 

戦前の状況:
「普段の試合とは違う。私はケルンであまりにも長い時間を過ごしてきた。心地よすぎるくらいの街だ」と前日会見で話していたシュテーガー監督だが、そうは言っても優先すべきは勝ち点3であり、金曜夜は勝利を持ち帰ることだけをミッションとしていた。BVBは現在6位のケルンに4戦無敗。まだシュテーガー監督がケルン側のベンチにいた今シーズン最初の対戦では5-0と快勝していた。

 

チーム情報:
BVBはアンドリー・ヤルモレンコ(足の腱)、マルセル・シュメルツァー(ふくらはぎの筋線維損傷)、マルコ・ロイス(調整中)、セバスティアン・ローデ(調整中)、マキシミリアン・フィリップ(ひざ)、エリック・ドゥルム(足首の外側側副靭帯損傷)が欠場。新たにチームに加わったバチュアイは即スタメン入りし、オーバメヤンのあとを引き継いで攻撃を引っ張った。シュテーガー監督は2-2で引き分けたフライブルク戦からさらに3人を入れ替え、ヌリ・シャヒン、ゴンサロ・カストロ、ジェイドン・サンチョに代えてユリアン・バイグル、マフムート・ダフート、シュールレを先発させた。対するケルンは大迫、ハントベアカー、クリュンター、ビッテンコート、ナルテイ、リッセを欠いていた。

 

戦術:
4-3-3のフォーメーションで挑んだBVBは、予想通りバチュアイがセンターフォワードのポジションに入り、前任者オーバメヤンと同様のスタイルでプレー。中盤では香川と中央に並んだダフートが、状況に応じてバイグルと共に守備的な役割を担った。一方、ケルンは4-4-2を選択。最前線のテロデの背後にポジションを取ったギラシが、幾度となく左右のサイドに流れ、チームメートにパスを供給した。

 

試合の展開と分析:
試合のペースを握ったBVBは、危険なエリアに何度となくボールを入れていく。序盤は決定的な場面をあまりつくれなかったが、15分にはペナルティーエリア内でボールを受けたダフートがドリブルで突破。相手に倒され、こぼれ球を拾った香川が13メートルの距離から狙うも、このシュートは枠に嫌われた。その6分後にはバチュアイが初めてのチャンスを迎え、シュールレからの折り返しに合わせてシュート。これはメレの身体にブロックされてしまう(21分)。その後も優位に立っていたのはBVBだったが、ケルンも消極的だったわけではなかった。ホームチームは危険なカウンターから何度かゴールに迫り、13分には元BVBのヨイッチがフリーでシュート。ビュルキの見事なセーブに得点を阻まれていた。

 

 

BVBが1点リードで後半へ

 

その5分後にもケルンにチャンスが訪れ、鋭いカウンターから右サイドを突破。しかしテロデのヘディングシュートは正確性を欠き、カバーに戻っていたピシュチェクがコーナーキックへ逃れる。全体的には互角の展開といっていい試合だったが、前半のうちに先制点を奪ったのはBVBだった。左サイドを駆け上がったトリアンがライン際から折り返すと、新戦力のバチュアイが6メートルの距離からフリーでシュート。BVBに待望の先制点をもたらす(35分)。このベルギー代表フォワードは前半終了間際に追加点を挙げたかと思われたが、ビデオ判定の結果、オフサイドでゴールを認められなかった(45分)。

 

後半に入っても試合の流れは変わらず、両チームがそれぞれゴールを脅かす。後半最初にヨイッチが放ったシュートはバイグルがブロック(48分)。BVBもピシュチェクの低いクロスにシュールレが合わせたが、これはセーレンセンにクリアされた(50分)。続いてギラシのシュート(54分)がゴール上隅をかすめると、その2分後にはシュールレのアシストから決定機を迎えたバチュアイがホルンに阻まれる。このリバウンドに反応したプリシッチのシュートもヘーガーにブロックされた(56分)。こうして両チームにチャンスが訪れるなか、その後のカウンターからケルンが試合を振り出しに戻した。

 

 

シュールレがゴール隅に突き刺す

 

ハインツが自陣内でプリシッチからボールを奪い、自ら持ち上がってテロデにパス。リターンを受けたハインツが18メートルの距離からシュートを放つと、ビュルキはこれをキャッチできず、途中出場のツォラーにこぼれ球を頭で押し込まれた。しかし、そのわずか2分後にはBVBがカウンターから勝ち越しに成功する。ペナルティーエリア内でフリーでボールを受けたバチュアイは、飛び出してきたホルンの動きを冷静に見極めながら足下にシュートを流し込んだ(62分)。これはBVBが奪うべくして奪った2点目だったが、試合を落ち着かせるには至らない。ケルンはその後も攻撃的な姿勢を失わず、右サイドでのスローインからツォラーがビュルキを強襲(65分)。その4分後にコルドバがコーナーキックを獲得すると、ヘクトルのボールに頭で合わせたメレが再び同点とした(69分)。

 

両チームの激しい攻防は最後まで続き、どちらが決勝点を奪ってもおかしくない展開となる。シュールレのクロスからバチュアイがヘディングシュートを放つも、これはホルンの正面へ(75分)。81分にはシュールレが自ら狙ったが、またしてもホルンに阻まれてしまう。しかし、その3分後には歓喜の瞬間が訪れた。BVBはカウンターに転じると、香川からボールを受けたバチュアイがシュールレにパス。このドイツ代表はバチュアイに戻すこともできたが、17メートルの距離から自らファーサイドのゴール上隅を撃ち抜いた(84分)。土壇場で勝ち越されたケルンは波状攻撃を仕掛けたが、ソクラティスの見事なクリア(86分)などでリードを守ったBVBが勝ち点3を手に入れた。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

今後の日程:
10日の次節ではジグナル・イドゥナ・パルクにハンブルガーSVを迎える(日本時間23時30分キックオフ)。

 

ブンデスリーガ第21節
1FCケルン2-3(0-1)ボルシア・ドルトムント
1FCケルン:T・ホルン;セーレンセン、メレ、ハインツ、ヘクトル;クレメンス(ツォラー 46分)、ヘーガー(ピサロ 87分)、エズジャン、ヨイッチ;ギラシ(コルドバ 63分)、テロデ
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、トプラク、トリアン;バイグル;プリシッチ(サンチョ 72分)、ダフート(ゲレイロ 63分)、香川、シュールレ(アカンジ 87分);バチュアイ
ベンチ:ケスラー、マロー、レーマン、コジエロ(ケルン);バイデンフェラー、シャヒン、イサク、カストロ(BVB)
ゴール:バチュアイ(トリアン 35分)、ツォラー(ハインツ 60分)、バチュアイ(プリシッチ 62分)、メレ(ヘクトルCK 69分)、シュールレ(バチュアイ 84分)、
CK:5-2(前半2-1) 好機:6-8(1-3)
主審:ブラント(ウンターシュピースハイム) 警告:ヨイッチ、ヘクトル(ケルン);ダフート(BVB)
観客数:50000人(チケット完売)天候:雨、気温3度

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