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2019.4.7

0-5:敵地ミュンヘンでバイエルンに完敗

0-5:敵地ミュンヘンでバイエルンに完敗

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第28節でバイエルン・ミュンヘンに0-5(前半0-4)と敵地で大敗を喫した。この結果、BVBは再び首位の座をバイエルンに明け渡し、勝ち点1差の2位に転落。残り6節で巻き返しを計ることになった。

 

レポート:ボリス・ルパート(ミュンヘン)

 

7万5000人の観客で満員となったアリアンツ・アレーナは、独特の空気に包まれた。ドルトムントから駆けつけた約1万人のアウェーファンが大声援を送るなか、ブラック&イエローは開始6分にその観客を喜ばせるチャンスを迎えたものの、マフムート・ダフートのシュートはポストに嫌われた。しかし前半はバイエルンが主導権を握り、フンメルス(10分)のゴールで均衡を破ると、レバンドフスキ(17分)、マルティネス(41分)、ニャブリ(43分)が次々と加点。89分にはレバンドフスキが5点目も決めて勝利を締めくくった。

 

 

戦前の状況:
BVBはリーグ首位チームとして2位バイエルンの本拠地に乗り込んだ。両者の勝ち点差は2ポイント。いずれも今季リーグ最多の19勝を挙げていた。BVBはアリアンツ・アレーナで2011、2012、2014、2015、2017年にリーグまたはDFBポカールで勝利しており、これはどのクラブよりも多い記録。今季の1戦目は3-2で競り勝っていた

 

チーム情報:
ルシアン・ファブレ監督率いるチームは、パコ・アルカセル(腕)、ラファエウ・ゲレイロ(筋肉系)、アシュラフ・ハキミ(中足骨骨折)、クリスティアン・プリシッチ(筋繊維断裂)が欠場した一方、8週間戦列を離れていたウカシュ・ピシュチェク、1週間前のVfLボルフスブルクとのホームゲームで筋肉を痛めたアブドゥ・ディアロ、そしてひざの問題で5週間離脱していたマキシミリアン・フィリップもチームメートと共にミュンヘン行きの飛行機に乗った。前節からの変更は4人で、ピシュチェク、ダフート、ヤコブ・ブルーン・ラーセン、マルコ・ロイスがマリウス・ボルフ、マリオ・ゲッツェ(共にベンチスタート)、ゲレイロ、アルカセル(共に負傷)に代わってスタメンに名を連ねた。

 

戦術:
両チームとも4-2-3-1のフォーメーションを選択。ただバイエルンは守備的ミッドフィルダーのコンビ、チアゴとマルティネスが攻撃に参加し、ディフェンダーたちも後方から押し上げた。BVBはダフートが中央で攻撃的ミッドフィルダーの役割を果たし、負傷したアルカセルに代わってロイスが1トップを務めた。

 

試合の展開と分析:
観客の期待通り、試合は立ち上がりから白熱した。最初に相手ゴールに迫ったのはバイエルン。開始1分のコーナーにフンメルスが頭で合わせたが、わずかに枠を外れた。対するBVBは少しぎこちない滑り出しだったものの、6分にビッグチャンスを迎える。左サイドでブルーン・ラーセンとロイスが連続してワンツー。主将ロイスが戻したボールにダフートが走り込んだが、シュートはノイアーの守るゴールのポストを直撃した。

 

しかし両者のリーグ戦通算100回目の対戦でリードを奪ったのはバイエルンのほうだった。10分、再びコーナーキックに合わせたフンメルスのヘディングシュートが、今度はビュルキを抜けてネットに収まった。守備の連係不足が招いた失点だったが、BVBはこのあとのセットプレー、特にコーナーキックでも同じ過ちを繰り返してしまうことになる。

 

 

ホームチームはギアを落とすことなく、17分に追加点を奪う。ザガドゥの横パスを奪ったレバンドフスキが、チップキックでビュルキの頭上を抜いたのち、アクロバティックなボレーシュート。ボールはポストに当たってラインを割った。18分のレバンドフスキの一撃はビュルキが見事にセーブ。コーナーに合わせたミュラーのヘディングシュートはクロスバーに弾かれ(19分)、フンメルスのチャンスはビュルキが対応した(32分)。BVBの守護神は40分にもミュラーの一撃を阻止。リバウンドを狙ったレバンドフスキのシュートもブロックされたが、そのこぼれ球をマルティネスがネットに突き刺した(41分)。さらにその2分後には、ミュラーのクロスからニャブリがノーマークでヘディングを決め、あっという間にスコアは4-0となった。

 

最後まで応援をやめなかったBVBサポーターたち

 

アウェーのBVBも何度か攻撃の形をつくったものの、焦って正確性を欠く場面ばかりでいずれも生かせなかった。シュート数もホームチームの15本に対して3本のみ。4点をリードされて試合を折り返したのも当然だった。この日、本当に素晴らしかったのはスタンドだ。ブラック&イエローのサポーターたちは絶望的なスコアになっても応援をやめず、どちらのチームが世界一のファンを持っているかということを、テレビを通して全サッカー界に示した。

 

後半は特筆すべきシーンがほとんどなく、89分にレバンドフスキがダメ押しの5点目をマーク。頂上決戦はバイエルンの文句なしの勝利に終わった。これにより宿敵を1ポイント差で追う立場となったBVB。だがまだ6節残っている。

 

試合を時系列で追うにはこちらをチェック(ドイツ語のみ)

 

今後の予定:
ブンデスリーガ次節は13日(土)で、1FSVマインツ05をホームに迎える(日本時間17日午前1時30分キックオフ)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第28節

バイエルン・ミュンヘン 5-0(前半4-0) ボルシア・ドルトムント

 

バイエルン・ミュンヘン:ノイアー;キミッヒ、ジューレ、フンメルス、アラバ;マルティネス(77分 ゴレツカ)チアゴ;ニャブリ、ミュラー(80分 サンチェス)、コマン(68分 リベリ);レバンドフスキ
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク(69分 ボルフ)、アカンジ、ザガドゥ(46分 バイグル)、ディアロ;ビツェル、ディレイニー;サンチョ、ダフート(62分 ゲッツェ)、ブルーン・ラーセン;ロイス
ベンチ:ウルライヒ、ハメス、ラフィーニャ、ボアテング(バイエルン);ヒッツ、フィリップ、シュメルツァー、トプラク
ゴール:フンメルス(10分 チアゴのCK)、レバンドフスキ(17分)、マルティネス(41分)、ニャブリ(43分 ミュラー)、レバンドフスキ(89分 ニャブリ)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:レバンドフスキ(バイエルン);ザガドゥ(BVB)
観客数:75000人(チケット完売) 天候:晴れ、気温13度

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