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2017.10.29

2-4:リスクとって攻めるもハノーファーで敗北

2-4:リスクとって攻めるもハノーファーで敗北

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第10節でハノーファー96に2-4(前半1-2)で敗れ、今季2敗目を喫した。この結果、BVBは今季初めて首位の座を明け渡すことになった。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

ドルトムントから駆けつけた1万2000人のアウェーサポーターを含む4万9000人の観客に埋め尽くされたHDIアレーナで、BVBは20分にジョナタスにPKを決められてリードを許したものの、7分後にザガドゥのゴールで追いついた。40分にベブーが得点して再び勝ち越したホームチームに対し、BVBは後半開始の7分後にヤルモレンコが決めて2-2としたものの、59分にザガドゥがプロフェッショナルファウルで退場に。このとき与えたFKをクラウスに直接決められると、86分にはベブーに2点目を許し、結局2-4で敗れた。

 

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戦前の状況:
ミッドウィークのDFBポカールで、両チームは大きく明暗を分けた。BVBが1FCマクデブルクに5-0と大勝してラウンド16進出を決めた一方、ハノーファーはボルフスブルクで0-1と競り負けて敗退。とはいえ、ハノーファーはリーグでは昇格組の中で最も健闘しており、第9節を終えて6位。失点数は計7点で、BVBと並んで最少タイだった。

 

大勢のBVBファンがハノーファーに駆けつけた

 

チーム情報:
軽傷から回復したオーバメヤン、ゲッツェ、プリシッチ、バイグルが戦列に戻り、バイグルを除いて先発出場。ペーター・ボス監督がマクデブルク戦から加えたスタメン変更は4人で、カストロも先発復帰。ダフート(マクデブルク戦で負傷)とフィリップ(休養)は遠征に参加せず、イサクと香川はベンチに回った。BVBではそのほかトプラク(太ももの肉離れ)が負傷欠場し、ピシュチェク(外側側副靭帯)、ロイス(リハビリ中)、ローデ(恥骨)、ドゥルム(でん部の手術)は長期離脱中。ハノーファーはフェリペ(アキレス腱)、ベック(半月板)、プリープ(十字靭帯)、バゼー(アキレス腱)を欠いていた。

 

戦術:
ハノーファーは3-4-3でロングボールとカウンターに頼る戦術を採用。いつも通り4-3-3のBVBにボールを奪われると、3トップのジョナタス(左)、クラウス(中央)、ベブー(右)、さらには左サイドのオスチョレクと右サイドのコルプがプレスをかけた。

 

試合の展開と分析:
BVBは早くも開始2分に最初のチャンスをつくり、ヤルモレンコが右サイドからゴールエリア内に入れたクロスにオーバメヤンが合わせようとするも、ゾルクが間一髪のクリア。その後は両チームの根比べとなり、ハノーファーはBVBのビルドアップとリンクアップを妨害することに注力した。BVBは理想とかけ離れたピッチコンディションにも悩まされ、シュートチャンスをなかなかつくれなかった。

 

通訳とゴールを喜び合うザガドゥ

 

一方、ホームチームは引いて守り、カウンターのチャンスをうかがった。16分にシュベークラーが放ったシュートはビュルキがセーブ。しかし3分後、BVBのペナルティーエリア内に侵入したクラウスが、ボールコントロールに失敗しながらもビュルキと衝突したあと巧みに倒れ込む。必ずしもPKとは言えないシーンだったが、イトリッヒ主審はPKスポットを指示。ケルンのブンデスリーガ本部で行われたビデオ判定によってもジャッジは覆らず、このPKをジョナタスがゴール左下隅に沈めて均衡を破った(20分)。

 

ザガドゥがブンデスリーガ初ゴール

 

BVB陣営はこの判定に納得がいかなかったものの、7分後に追いついてうっぷんを晴らす。24分のプリシッチのクロスに駆け込んだオーバメヤンは惜しくも合わせられなかったが、続くCKがクリアされたあと、シャヒンが再びゴール前にボールを入れる。これをシュベークラーがクリアしようとするも、ボールはザガドゥのもとへ。これにボレーで合わせたザガドゥは強烈な一撃をゴール左下隅に突き刺し、ブンデスリーガ初ゴールをマークした(27分)。その9分後にはヤルモレンコに勝ち越しのビッグチャンスが訪れたが、ゴールまで7メートルの位置からフリーで放ったシュートは枠をとらえ切れなかった。

 

ハノーファーに2点目を許して肩を落とすビュルキ

 

このミスの代償は大きく、BVBは40分に再びリードを許してしまう。BVBのFKのあと、ハノーファーは右サイドで素早いカウンターを展開。最後はジョナタスのクロスにベブーが合わせ、ファーポストの内側をたたくシュートでビュルキを破った。守備陣が完全に裏を取られてしまったBVBだが、動揺することなく攻め続け、後半開始後は非常にオープンな試合が繰り広げられる。BVBの優勢は、少なくともザガドゥがジョナタスへのプロフェッショナルファウルで退場になるまでは続いた。

 

ヤルモレンコが試合を振り出しに戻す

 

52分、ヤルモレンコが卓越したテクニックを見せつけ、スコアを2-2とする。ザネの中途半端なクリアボールが向かってくると、ヤルモレンコは15メートルのボレーシュートでゴール右下隅のネットを揺らした。BVBではそのほかゲッツェ(46分)とオーバメヤン(55分)にもチャンスが訪れたが、60分を迎える手前でザガドゥがレッドカードを受け、数的不利に立たされる。さらにはこのとき与えたFKをクラウスに決められ、再び1点をリードされる展開となった。直後の62分、プリシッチがシャヒンとのワンツーで抜け出すも、フィニッシュはチャウナーの好セーブに阻まれる。その1分後にはクラウスが再びBVBのゴールに迫ったが、ビュルキが追加点を許さなかった。

 

 

スコアにめげることなく、BVBは最後まで闘い続け、1人少ない状況ながらもホームチームをたびたび押し込む。しかし決定的なチャンスをつくるまでには至らず、リスクをとって前掛かりになったことで再三背後を襲われる。76分にベブーが放ったシュートはビュルキがセーブ。しかし86分、ハノーファーの素早いカウンターから再びベブーが抜け出し、この日2点目を奪って4-2とした。89分のハルニクのシュートはビュルキが好セーブで阻止したものの、BVBは2点のビハインドをはね返せず、アウェーで黒星を喫した。

 

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メンバー&ゴール:
2017年10月28日(土) ブンデスリーガ第10節

ハノーファー96 4-2(前半2-1) ボルシア・ドルトムント

 

ハノーファー96:チャウナー;ゾルク、ザネ、アントン;コルプ、シュベークラー、バカロルツ、オスチョレク;ベブー(90分 マイヤー)、クラウス(75分 ハルニク)、ジョナタス(80分 フュルクルーク)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;バルトラ、ソクラティス、ザガドゥ、シュメルツァー;シャヒン(66分 ゲレイロ);ゲッツェ、カストロ(46分 香川);ヤルモレンコ(74分 シュールレ)、オーバメヤン、プリシッチ
ベンチ:エッサー、アルボルノス、シュミーデバッハ、ヒュープナー;バイデンフェラー、トリアン、バイグル、イサク
ゴール:ジョナタス(20分 ビュルキのクラウスに対するファウルで得たPK)、ザガドゥ(27分 シャヒン)、ベブー(40分 ジョナタス)、ヤルモレンコ(52分 シュメルツァー)、クラウス(60分 直接FK)、ベブー(86分 ハルニク)
CK:5-6(前半2-2) 好機:9-7(前半2-2)
主審:イトリッヒ(ハンブルク) 退場:ザガドゥ(59分 プロフェッショナルファウル) 警告:ジョナタス、チャウナー
観客数:49000人(満員) 天候:ときおり雨、気温10度

 

今後の日程:
次戦はUEFAチャンピオンズリーグとなり、11月1日(水)にアポエルFCをドルトムントに迎える(日本時間2日4時45分キックオフ)。そして4日(土)には、同じく本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでバイエルン・ミュンヘンとの大一番に挑む(日本時間5日2時30分キックオフ)。

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