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2019.3.6

0-1:前半の決定機を生かせずCL敗退

0-1:前半の決定機を生かせずCL敗退

ボルシア・ドルトムントのUEFAチャンピオンズリーグでの挑戦は終わった。トッテナム・ホットスパーとのラウンド16第2戦、ブラック&イエローは奇跡を信じて前半から積極的に攻めたものの、幾度となくGKロリスに行く手を阻まれ、そして後半開始直後、今季チャンピオンズリーグのホームゲームで初の失点。そのままトッテナムが1-0(前半0-0)で逃げ切った。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

6万6099人の観客で満員となったジグナル・イドゥナ・パルクで、BVBは立ち上がりから見事なパフォーマンスを披露。前半のうちに第1戦で負った3点のビハインドを帳消しにしていてもおかしくなかった。しかしワールドカップの優勝メンバーであるトッテナムのフランス代表GKロリスが、まさにワールドクラスのセービングを連発し、21分のマルコ・ロイス、33分のユリアン・バイグル、そして34分のマリオ・ゲッツェのシュートもすべて防いでみせた。結局、試合の流れに反して均衡を破ったのはスパーズ(トッテナムの愛称)のほうだった。48分、ケーンにアウェーゴールを奪われたBVBは、ほぼ不可能なミッションを背負うことになってしまった。

 

戦前の状況:
アウェーでの第1戦を0-3で落としていたため、BVBは同じスコアで勝利して初めて延長戦に勝負を持ち込める状況。ただ2016年の対戦でスパーズをまさにそのスコアで破ったことがあり、これを励みに挑むことができた。

 

 

チーム情報:
BVBはパコ・アルカセル、ロイス、ゲッツェが初めて共にスタメン入り。ルシアン・ファブレ監督はさらにジェイドン・サンチョとラファエウ・ゲレイロを両翼に配置し、攻撃の意志を明確に示した。1-2で競り負けた1日のアウクスブルク戦からの変更は、アルカセルとゲレイロのほかにあと2名。マリウス・ボルフとバイグルが先発に名を連ね、アシュラフ・ハキミ、ダン=アクセル・ザガドゥ、トーマス・ディレイニー、ヤコブ・ブルーン・ラーセンはベンチに回った。クリスティアン・プリシッチも肉離れから復帰して控えメンバー入り。ただマキシミリアン・フィリップは練習中にひざの外側側副靭帯を損傷し、ウカシュ・ピシュチェクと共に故障者リストに入ってしまった。

 

戦術:
ブラック&イエローはロイスが最前線でアルカセルと並ぶ4-4-2と、トップを3枚にする4-3-3を併用し、相手を混乱させた。ロイスとゲッツェが絶え間なくライン間を行き来した一方、ハキミとザガドゥに代わってボルフとバイグルが入った新生4バックの前では、アクセル・ビツェルが1人で守備的ミッドフィルダーの役割を務めた。対するトッテナムは、相手ボール時は5-3-2のフォーメーションで、司令塔のエリクソンを中盤の左に置くという予想外の布陣を敷いてきた。

 

試合の展開と分析:
ハーフタイムの笛が鳴ると、ジグナル・イドゥナ・パルクの大観衆はスタンディングオベーションで選手たちを称えた。その時点でスコアは0-0。前半のブラック&イエローは素晴らしいパフォーマンスを披露しており、主導権を握っていることはシュート数(11-1)やボール支配率(70%)にも示されていたからだ。とりわけ20分から40分にかけてのBVBは、イングランドの強豪トッテナムを完全に圧倒していた。

 

この日のBVBは気迫を全面に押し出したプレーで積極的に仕掛け、まず11分と16分にロイスがチャンスを迎える。しかし、最初の場面ではゴールエリア角付近で相手のタックルにシュートを阻まれ、アカンジのお膳立てから得た次のチャンスでは14メートルの距離からゴール横へ外してしまった。

 

21分にもゲレイロのパスを受けたロイスがシュート。これはサンチェスに当たってコースが変わったものの、ロリスの見事なセーブに遭った。その後もホームチームは攻勢を緩めず、30分過ぎに3回続けてチャンスをつくる。33分にはロイスが左サイドからインスイングのクロスを入れ、バイグルが軽く合わせるようにしてヘディングシュート。バイグルはこのこぼれ球にも反応したが、またしてもロリスに止められる。その1分後にはロイスがエリア端付近からボレーで狙ったが、相手選手に当たってコーナーキックへ。続いてファーサイドのゴール隅を狙ったゲッツェのシュートもロリスに止められる。トッテナムのフランス人ゴールキーパーは、37分にサンチョの得点も阻んだ。

 

 

ケインが48分に先制

 

しかし、48分に先制点を奪ったのはトッテナムだった。アカンジのクリアを拾ったシッソコがBVB最終ラインの背後へスルーパス。これに反応したケインが豪快にネットを揺らした。

 

攻めるしかないBVBは60分に攻撃的なカードを2枚切り、ゲレイロとボルフに代えてブルーン・ラーセンとプリシッチを送り込む。システムも3-5-2に変え、センターフォワードにブルーン・ラーセンとアルカセル、両サイドにサンチョ(左)とプリシッチ(右)が並ぶ布陣にシフトさせた。しかし、そうした意図もゴールとして実を結ぶことはなく、欧州最高峰のクラブ大会からの敗退が決定。アルカセルが89分に迎えたこの日最後の決定機もロリスに防がれ、一矢を報いることさえできなかった。

 

試合を時系列で振り返るにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦

ボルシア・ドルトムント 0-1(0-0) トッテナム・ホットスパーFC

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ボルフ(62分 ブルーン・ラーセン)、アカンジ、バイグル、ディアロ;ビツェル;ゲッツェ、ロイス(74分 ディレイニー);サンチョ、アルカセル、ゲレイロ(62分 プリシッチ)
トッテナム・ホットスパーFC:ロリス;オーリエ、アルデルワイレルト、サンチェス、ベルトンゲン、デイビース;シッソコ、ウィンクス(55分 ダイアー)、エリクセン(83分 ローズ);ソン(70分 ラメラ)、ケイン
ベンチ:ヒッツ、ザガドゥ、ハキミ、シュメルツァー(BVB);ガッサニーガ、ワニャマ、ジョレンテ、モウラ
ゴール:ケイン(48分 シッソコ)
CK:10-5(前半(6-2)  好機:9-2(前半7-1)
主審:マッケリー(オランダ) 警告:なし
観客数:6万9099人(チケット完売) 天候:乾燥、気温6度

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