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2019.2.14

初戦に0-3で完敗、8強進出へ暗雲

初戦に0-3で完敗、8強進出へ暗雲

ボルシア・ドルトムントはアウェーでのUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦でトッテナム・ホットスパーFCに0-3と敗れ、第2戦を前に非常に苦しい立場に立たされた。

 

レポート:ボリス・ルパート(ロンドン)

 

互角の展開だった前半はBVBがやや押し気味だったものの、チャンスを得点に結びつけることができず、後半開始から68秒後にはソン・フンミンのボレーで先制点を許した。ブラック&イエローはその後も何度かチャンスをつくったが、終盤にベルトンゲン(83分)とジョレンテ(86分)の追加点を許して0-3とされた。

 

戦前の状況:
グループAを首位で通過したBVBは、グループBの2位トッテナムとの第1戦をアウェーで戦うことに。トッテナムはUCL決勝トーナメントのホームゲームでこれまで一度も勝ったことがなかった(1分け2敗)。

 

チーム情報:
BVBでは病気のユリアン・バイグルに代わり、ダン=アクセル・ザガドゥが10週間ぶりに復帰。ウカシュ・ピシュチェク(足)、パコ・アルカセル(肩)、マルコ・ロイス(肉離れ)、マヌエル・アカンジ(でん部)らは負傷で欠場した。TSG1899ホッフェンハイムと3-3で引き分けた9日のブンデスリーガからは先発4人が入れ替わり、ピシュチェク、バイグル、マキシミリアン・フィリップ、ラファエウ・ゲレイロに代わってエメル・トプラク、ザガドゥ、クリスティアン・プリシッチがスタメンに名を連ねた。

 

 

戦術:
BVBのフォーメーションは、敵地でハノーファー96と0-0で引き分けた2018年8月31日以来となる4-3-3。中盤の底にはアクセル・ビツェルが入り、その両脇にマフムート・ダフート、トーマス・ディレイニーが並んだ。前線はジェイドン・サンチョ、マリオ・ゲッツェ(中央)、プリシッチという配置になり、スピードを生かして両サイドから崩しにかかった。最終ラインの中央は、トプラクとザガドゥという過去に一度も試していない組み合わせに。強さと高さのあるアブドゥ・ディアロは左サイドバックに入った。対するトッテナムは3-5-2のシステムを採用し、ソンとモウラの2トップをエリクセンが背後からサポート。ベルトンゲンとオーリエの両ウイングバックは必要に応じてポジションを下げ、5バックの形で両サイドのスペースをカバーした。

 

試合の展開と分析:
BVBは立ち上がりから組織的かつ集中した守備を披露し、トッテナムに息をつく余裕さえ与えない。前半に許した危ない場面は2度しかなく、モウラのボレーシュート(7分)はわずかにゴール横へ。左サイドをドリブルで突破したソンが入れたクロスも、ロマン・ビュルキが足を伸ばしてクリアした(36分)。

 

主導権を握ったBVBが最初にチャンスを迎えたのは15分。ゲッツェとプリシッチがペナルティーエリア端付近でフォイトからボールを奪ったが、プリシッチが角度のない位置から放ったシュートはロリスにセーブされる。ロリスは35分にもディレイニーのロングシュートを阻止。前半終了間際にはザガドゥが打点の高いヘディングでサンチョのクロスをとらえたが、これもロリスに止められてしまった(45分)。

 

 

全体的に前半のパフォーマンスは、敵地まで駆けつけた約5000人のBVBサポーターを満足させるに十分なものだった。しかし後半開始直後、アシュラフ・ハキミが右サイドでボールを奪われると、ベルトンゲンのクロスがザガドゥの背後に入っていたソンへ。マークを外したソンは落ち着いてボレーで合わせ、トッテナムに先制点をもたらした(47分)。

 

60分を迎えようかという頃にはトッテナムが優位に立ち、力強くテンポのいいプレーでBVBを押し込むようになる。ソンには2点目を奪われていてもおかしくなかったが、ザガドゥのクリアでピンチを回避(61分)。この時間帯はどうにか持ちこたえたBVBだったが、攻撃では決定的な場面をつくることができなかった。

 

83分と86分に痛恨の失点

 

終盤に2点を奪われたことは、BVBにとってあまりにも痛かった。75分にはディレイニーが身体を投げ出してモウラのシュートをブロックしたものの、その8分後にトッテナムが中盤でボールを奪取。オーリエが右サイドから入れたクロスにベルトンゲンがボレーで合わせた。さらにその3分後には、途中出場のジョレンテがゴール上隅にヘディングシュートを突き刺し(86分)、BVBにとどめを刺した。

 

試合を時系列で振り返るにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦
トッテナム・ホットスパー 3-0(前半0-0) ボルシア・ドルトムント

 

トッテナム・ホットスパー:ロリス;フォイト、サンチェス、アルデルワイレルト;オーリエ、シッソコ(90+1分 ワニャマ)、ウィンクス、ベルトンゲン;エリクセン;ソン(89分 ラメラ)、モウラ(84分 ジョレンテ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ハキミ、トプラク、ザガドゥ(77分 シュメルツァー)、ディアロ;ビツェル;ダフート、ディレイニー;サンチョ(87分 ゲレイロ)、ゲッツェ、プリシッチ(87分 ブルーン・ラーセン)
ベンチ:ガッサニーガ、トリッピアー、ローズ、スキップ;ヒッツ、バレルディ、フィリップ、ボルフ
ゴール:ソン(47分 ベルトンゲン)、ベルトンゲン(83分 オーリエ)、ジョレンテ(86分 エリクセンのCK)
CK:6-1(前半1-1) 好機:7-4(前半2-3)
主審:ラオス(スペイン) 警告:オーリエ;ディレイニー
観客数:約70000人 天候:乾燥、気温7度

 

今後の日程:
ドルトムントでの第2戦は3月5日(火)に開催(日本時間同6日5時キックオフ)。来週月曜日のブンデスリーガ次節では、1FCニュルンベルクのホームに乗り込む(日本時間19日4時30分キックオフ)。

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