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2018.12.19

1-2:反撃及ばずデュッセルドルフに敗北

1-2:反撃及ばずデュッセルドルフに敗北

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第16節でフォルトゥナ・デュッセルドルフに敵地で1-2(前半0-1)と競り負け、開幕から続いていた無敗がついに途絶えた。

 

レポート:ボリス・ルパート(デュッセルドルフ)

 

8000人のBVBサポーターを含め、5万2000人の観客で満員となったメルクル・シュピールアレーナで行われた一戦は、カウンターからルケバキオが決めてホームのデュッセルドルフが22分に先制。さらに宇佐美が無人のゴールにシュートを決めていれば前半のうちに2点をリードしていてもおかしくなかった。BVBはマルコ・ロイスのゴールが認められず、ビハインドのまま前半を終了。後半10分に、ツィマーが追加点を奪ったデュッセルドルフに対し、BVBは残り9分にパコ・アルカセルが頭で1点を返したものの、反撃は続かなかった。

 

 

戦前の状況:
ブラック&イエローは1986年以降、ブンデスリーガでデュッセルドルフと14試合を戦い、1敗のみ。アウェーでは直近4試合(ブンデスリーガとDFBポカール)で3勝を挙げていた。さらにBVBは今シーズンのアウェー戦で2分けしたのち5連勝とリーグ2位の成績。デュッセルドルフはホームで3勝5敗という成績だった。

 

チーム情報:
1週間前のUEFAチャンピオンズリーグで3カ月ぶりの復帰を果たしたマルセル・シュメルツァーが、国内戦でもメンバーに戻り、アシュラフ・ハキミに代わって左サイドバックで先発。BVBは2-1で勝利した3日前のベルダー・ブレーメン戦からさらに3人を変更し、ジェイドン・サンチョ、ラファエウ・ゲレイロ、パコ・アルカセル(すべてベンチ)に代えてクリスティアン・プリシッチ、ヤコブ・ブルーン・ラーセン、マリオ・ゲッツェがスタメンに入った。攻撃の選手で連続出場となったのはロイスのみ。

 

戦術:
4-2-3-1のBVBは、ブルーン・ラーセンが頻繁に左サイドから中央に絞り、シュメルツァーの上がるスペースをつくったため、マイボール時は3-2-4-1のようなフォーメーションを形成した。右ウインガーのプリシッチはピッチを幅広く使い、守備的な4-5-1のシステムで挑んだホームチームの守備陣を崩そうと試みたが、デュッセルドルフはボールを持っているBVBの選手に激しくプレッシング。ボールを奪うと電光石火のカウンターを繰り出した。

 

試合の展開と分析:
前半はBVBが75%のボールを支配したが、開始3分、最初にシュートを放ったのはデュッセルドルフのルケバキオだった。これに続き9分には宇佐美が左サイドからペナルティーエリア内に侵入。しかしフリーのツィマーにパスせず自分で打っていったため、ボールはゴール横に外れた。アウェーチームが最初にエリア内に攻め込んだのは16分。プリシッチとゲッツェがうまく連係し、ロイスがゴール下隅にシュートをねじ込む。しかしプリシッチの位置がオフサイドで、さらにGKレンジングの視界を遮ったとしてゴールは認められなかった。

 

 

ブラック&イエローは敵陣エリア付近に陣取ったものの、そのせいで容赦ないカウンターを食らうことになる。まずロイスが自陣でボールを奪われたところからスタート。シュテーガーがこれを前線のルケバキオに託すと、アカンジとディアロを振り切ったルケバキオがゴール前16メートルの位置からロマン・ビュルキを破った。

 

BVBはスピードを生かせない展開に苦しんだが、32分には素早いプレーからデュッセルドルフの守備網を突破。プリシッチとブルーン・ラーセンのお膳立てからゲッツェがシュートを放つも、これはレンジングに止められた。対するデュッセルドルフも38分に追加点の決定機を迎え、右サイドからのクロスに合わせて宇佐美がシュート。押し込むだけでよかった至近距離からの一撃はゴール横へ流れてしまった。

 

打撲を負っていたアカンジは交代を余儀なくされ、ハーフタイムにエメル・トプラクが送り込まれる。しかしその10分後の場面では、トプラクにできることはほぼ何もなかった。デュッセルドルフが左サイドから攻め込み、宇佐美が逆サイドのツィマーへパス。ツィマーはペナルティーエリア隅手前付近から強烈なシュートを突き刺し、ホームチームのリードを2点に広げた。

 

ファブレ監督はブルーン・ラーセンとトーマス・ディレイニーを同時に下げ、サンチョとアルカセルを投入(60分)。ゲッツェはやや深い位置までポジションを下げたものの、創造性を生かして攻撃をけん引する役割は変わらなかった。その後のBVBは攻勢を強め、デュッセルドルフを自陣ゴール前に釘付けに。71分にゲッツェのシュートがブロックされた直後、ウカシュ・ピシュチェクも難しい角度からレンジングを脅かしたが、デュッセルドルフの身体を張った守備をこじ開けることはできなかった。

 

ブラック&イエローの攻勢が実を結んだのは81分。サンチョが相手選手数人を抜き去り、ピシュチェクにパス。ピシュチェクが深い位置から折り返したボールにアルカセルが頭で合わせ、ようやく1点差に詰め寄った。しかしBVBにはあと1点が遠く、その後にチャンスをつくることはできなかった。

 

試合を時系列で振り返るにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
金曜日にウインターブレーク前最後の試合を迎え、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでVfLボルシア・メンヘングラットバッハと対戦する(日本時間22日4時30分キックオフ)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第16節

フォルトゥナ・デュッセルドルフ1895 2-1(1-0)ボルシア・ドルトムント
フォルトゥナ・デュッセルドルフ:レンジング;ツィマーマン、アイハン、カミンスキ、ギーセルマン;ツィマー、フィンク、ゾボトカ(ボトツェク 70分)、シュテーガー、宇佐美(ラーマン 87分);ルケバキオ(ヘニンクス 88分)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、アカンジ(トプラク 46分)、ディアロ、シュメルツァー;ディレイニー(アルカセル 60分)、ビツェル;プリシッチ、ロイス、ブルーン・ラーセン(サンチョ60分);ゲッツェ
ベンチ:タイセン、ドゥクシュ、カラマン、ボルムート(デュッセルドルフ);ヒッツ、ハキミ、ゲレイロ、バイグル(BVB)
ゴール:ルケバキオ(シュテーガー、22分)、ツィマー(宇佐美、56分)、アルカセル(ピシュチェク、81分)
CK:2-2(前半1-0) 好機:5-4(3-2)
主審:ベルツ(ビースバーデン) 警告:シュテーガー;プリシッチ、ピシュチェク
観客数:5万2000人(チケット完売) 天候:乾燥、気温5℃

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