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2017.12.13

2-0:シュテーガー新監督の下で白星スタート

2-0:シュテーガー新監督の下で白星スタート

ボルシア・ドルトムントはペーター・シュテーガー新監督の下での初試合で1FSVマインツ05を2-0と退け、10試合ぶりに白星を記録した。ソクラティスのゴールで55分にリードを奪うと、終了間際に香川真司が2点目を追加し、待望の勝利を手にした。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

オペル・アレーナで3万2976人が見守るなか行われた試合は、拮抗した戦いとなり、前半はスコアレスで終了。攻勢に出たのはBVBだったが、より惜しいチャンスをつくったのはマインツだった。後半はBVBが立ち上がりから積極的に行き、55分にソクラティスのゴールで先制。その後はホームチームが攻勢を強めたものの、BVBのプレーは最近の試合に比べるとはるかに安定しており、89分に香川がダメ押しゴールを奪って勝ち点3を確保した。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

BVBの指揮官としてデビューしたシュテーガー監督

 

戦前の状況:
公式戦で9試合勝利から見放されていたBVBは、10日にペーター・ボス監督を解任し、新たにペーター・シュテーガー監督を指揮官に迎えた。オーストリア人新監督の最初の任務は、ブンデスリーガで8位に落ち込んだチームと共に、14位マインツに敵地で挑むこと。BVBはマインツとの直近の14試合で1度しか負けたことがなく、失点も1試合平均1点以下と、あらゆるデータがBVBの勝利を予測していた。

 

チーム情報:
シュテーガー監督は8選手を欠いてこのBVBでのデビュー戦に臨んだ。ヤコブ・ブルーン・ラーセン(ひざ)、ゴンサロ・カストロ(外側側副靭帯の損傷)、エリック・ドゥルム(腰の手術)、マリオ・ゲッツェ(靭帯の部分断裂)、マキシミリアン・フィリップ(ひざ)、ウカシュ・ピシュチェク(外側側副靭帯の損傷)、マルコ・ロイス(リハビリ中)、セバスティアン・ローデ(ストレス反応)が欠場。このため、51歳の指揮官はベルダー・ブレーメンにホームで敗れた前節からスタメンを3人入れ替え、マフムート・ダフート、ネベン・スボティッチ、マルク・バルトラに代えてユリアン・バイグル、エメル・トプラク、ジェレミー・トリアンを送り出した。対するマインツはアードラーとオニシウォを欠いていた。

 

右SBで先発復帰したトリアン

 

戦術:
BVBは4-3-3のフォーメーションでスタートし、中盤はバイグルが底、右に香川、左にラファエウ・ゲレイロが入った。相手がボールを持って攻めてきた際には、前線の両サイド、アンドリー・ヤルモレンコとクリスティアン・プリシッチが中盤に下がり、4-1-4-1で対応した。一方マインツは3バックを採用し、BVBが攻撃に出たときには5バックにスイッチ。ディフェンスラインの前は守備的MF3人にセンターフォワード2人という陣形だった。

 

試合の展開と分析:
BVBはボール支配率で相手を圧倒したものの、マインツが非常にコンパクトに戦ったため、なかなか得点チャンスをつくり出すことができなかった。最初にゴールをうかがったのは18分。ピエール=エメリク・オーバメヤンが反転しながら12メートルのシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。ホームのマインツはどちらのゴール前でも落ち着きを見せ、前線では特にゼルダーが存在感を発揮。開始わずか1分にいきなり遠めからクロスバーを大きく越えるシュートを放つ。続いて7分にはゴール前20メートルの位置からクロスバーをたたき、13分にはさらに近づいてセンター左の7メートルから狙うも、うまくボールを捉えることができなかった。

 

久々に勝ちたいという気迫、そして結果が伴っていないことへの焦りもBVBのプレーに現れていた。31分には香川が25メートルの距離から狙うも、このシュートはゴール横へ流れる。マインツもいまだ不安が残るBVB守備陣を脅かしたが、ディアロ(26分)とベルグレーン(30分)が絶好の位置からヘディングシュートを外した。前半終了間際にはバイグルが前線のオーバメヤンへ浮き球のパスを供給。しかしオーバメヤンはボールをうまくコントロールできず、16メートルの位置からつま先で押し込んだシュートはゴール横へ外れる(41分)。BVBはハーフタイム直前にもゲレイロが鋭いミドルシュートを放ったが、ツェントナーの見事なセーブにゴールを阻まれた(45+1分)。

 

ソクラティスが先制

 

ソクラティスの今季2点目でBVBが先制

 

オーバメヤンとゲレイロに訪れた決定機は、後半の展開を予感させるものとなった。BVBは後半立ち上がりから攻勢を強め、守備の安定感を崩すことなく危険な攻撃を繰り出していく。51分には見事な連係からバイグルがシュート。これはわずかにゴール横へ外れたが、その4分後には左サイドで獲得したFKを起点に均衡を破る。香川のクロスに合わせたトプラクのヘディングシュートはポストにはね返されたが、ソクラティスがこのリバウンドをボレーで合わせた。シュテーガー監督就任後の初ゴールは、ソクラティスにとって今シーズン2点目。興味深いことに、今季1点目はシュテーガー監督が率いていたケルンから奪っていた。

 

このゴールで自信を深めたBVBだったが、マインツの反撃も始まってしまう。しかし、ハックのヘディングシュートはビュルキがセーブ(66分)。続いてブロジンスキがペナルティーエリア端付近からのシュートを外し(70分)、ディアロが7メートルの距離から狙った一撃もクロスバーをかすめた(73分)。そしてマインツの足が止まり始めた終盤には、BVBがカウンターからゴールを脅かすようになる。79分にはオーバメヤン、ヤルモレンコとの連係から香川が決定機を迎えるも、シュートはツェントナーが阻止。さらに87分には、ダフートが18メートルの距離からゴール横に外した。だが89分、ついにBVBが勝利を確実とする。オーバメヤンがドリブルでツェントナーをかわすと、後方から駆け上がってきた香川へパス。この日本代表MFが至近距離から押し込み、スコアを2-0とした。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

メンバー&ゴール:
2017年12月12日 ブンデスリーガ第16節

1FSVマインツ05 0-2(前半0-0) ボルシア・ドルトムント
1FSVマインツ05:ツェントナー;ドナーティ(64分 マキシム)、バログン、グバマン(46分 ハック)、ディアロ、ブロジンスキ;ゼルダー、フライ、ラツァ;ベルグレーン、クアイソン(76分 ホルトマン)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;トリアン、ソクラティス、トプラク、シュメルツァー;バイグル;香川、ゲレイロ(90分 シャヒン);ヤルモレンコ、オーバメヤン、プリシッチ(70分 ダフート)
ベンチ:フート、フィッシャー、ハイロ、デブラシス(マインツ);バイデンフェラー、ザガドゥ、スボティッチ、バルトラ、イサク(BVB)
ゴール:ソクラティス(55分 トプラク)、香川(89分 オーバメヤン)
CK:2-6(前半0-5) 好機:6-10(3-3)
主審:ブラント(ウンターシュピースハイム) 警告:なし
観客:3万2976人 天候:乾燥、気温2度

 

今後の日程:
次のブンデスリーガ第17節は16日(土)でTSG1899ホッフェンハイムを本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間17日2時30分キックオフ)。その後は大一番が控えており、ウインターブレーク前最後の試合でバイエルン・ミュンヘンとのDFBポカール・ラウンド16に挑む。

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