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2017.11.22

1-2:オーバメヤン先制もスパーズに逆転負け

1-2:オーバメヤン先制もスパーズに逆転負け

 ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でトッテナム・ホットスパーFCに1-2(前半1-0)の敗北。前半にピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制したものの、後半の2失点で逆転負けを喫した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

6万5849人で満員となったジグナル・イドゥナ・パルクでの一戦は、31分にアンドリー・ヤルモレンコの見事なアシストからオーバメヤンが先制。その後も両チームががっぷり四つに組んだ互角の勝負となったが、BVBはエリック・ダイアーのヘディングシュートを止めたビュルキの活躍などもあり、リードを奪ったままハーフタイムを迎えた。だが後半4分、ビュルキはハリー・ケインが16メートルの距離から放った一撃を防ぐことができず、同点ゴールを許してしまう。このゴールで勢いづいたスパーズ(トッテナムの愛称)は、76分にもソン・フンミンが決めて2-1と勝ち越した。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

戦前の状況:
BVBは最初の4試合で1勝も挙げていないため、3位でフィニッシュしてUEFAヨーロッパリーグ出場を狙うのが現実的な目標という状況。2位通過の可能性もまだ残されていたとはいえ、アポエル・ニコシアがレアル・マドリーを倒すことを期待するしかなかった。一方、グループ首位のトッテナムはここまで4試合を終え、3勝1分けと無敗を維持。すでにラウンド16進出を決めている。

 

チーム状況:
BVBの先発にオーバメヤンが復帰したものの、クリスティアン・プリシッチ(筋肉系の負傷)、エリック・ドゥルム(腰)、ウカシュ・ピシュチェク(外側側副靭帯)、マルコ・ロイス(靭帯部分断裂のリハビリ中)、セバスティアン・ローデ(恥骨)、ソクラティス(肋骨の軟骨を損傷)らが故障で欠場。このギリシャ代表DFの代役はザガドゥが務め、週末のブンデスリーガを欠場したラファエウ・ゲレイロが再び先発に名を連ねる一方で、マキシミリアン・フィリップとアンドレ・シュールレがベンチに回った。対するトッテナムは、守備の要であるトビー・アルデルワイレルトを欠いていた。

 

戦術:
ペーター・ボス監督は普段通りに4-3-3のフォーメーションを採用。しかし、この日はいつもより用心深いアプローチをとり、相手ボール時にはあまり高い位置からプレスをかけさせず、中盤をコンパクトにしてトッテナムに抵抗した。一方、トッテナムは守備時に5人が最終ラインに並ぶ形となり、BVBのスペースを消すことに専念。攻撃時にはローズとオーリエがポジションを上げ、中盤で数的優位をつくり出していた。

 

試合の展開と分析
キックオフ直後から緊迫した戦いが繰り広げられたが、序盤のBVBはそつのないプレーを見せながらも、相手ゴールを脅かす場面はほとんどつくれなかった。最も可能性を感じさせたのは右サイドからの攻撃で、ヤルモレンコのプレーが際立っていた。最初のシュートを放ったのも、このウクライナ代表で、13分にペナルティーエリア端から狙ったが、トッテナムのGKウーゴ・ロリスに難なく処理された。

 

ヤルモレンコはそのすぐあとの19分にもオーバメヤンの前方に絶妙なパスを通す。しかしロリスが素早く飛び出してきたため、オーバメヤンはシュートを右ポスト脇に外してしまった。次の決定機は12分後。またしても同じコンビが連係し、ヤルモレンコがマリオ・ゲッツェからのパスを後ろに流してオーバメヤンの前方に送る。すると今度はオーバメヤンも、冷静にゴール前12メートルの位置からファーコーナーを狙い、ロリスを破った(31分)。

 

オーバメヤンがファーに決めてスコアを1-0とする

 

ビュルキが指先でダイアーのヘッドを阻止

 

後半ロスタイムに負傷交代したビュルキ

 

しかしこの辺りからトッテナムがペースをつかみ始め、ソン(30分)とクリスティアン・エリクセン(38、40分)がビュルキにセーブを強いる。41分にはこれらをはるかに上回る決定機を迎えたが、ダイアーのヘディングシュートは、ビュルキが指先でかき出してみせた。後半に入るとトッテナムにツキが回るようになり、49分に同点に追いつく。BVBが右サイドのタッチライン沿いでボールを失うと、これを拾ったデリ・アリがすぐにエリア内のケインへパス。ケインは迷うことなく右足を振り抜き、16メートル手前から低いシュートでゴール下隅を抜いた。

 

アウェーのトッテナムは徐々に試合をコントロールするようになり、BVBを後方に押しとどめる。58分のアリのシュートは枠を外れ、62分のシーンではビュルキがソンの足元でボールをさらった。しかし後半も全体的に見れば前半同様、緊迫した展開となり、反対側のゴール前ではジェレミー・トリアンがゴール前20メートルの位置から、大きくクロスバーを越えるシュートを放つ(63分)。そのため、BVBがこの少しあとに2点目を喫してしまったのは残念だった。アリがBVBの選手2人を抜いて中央のソンにパス。ゴールを目の前にしてソンは焦ることなく体勢を整え、カーブをかけた一撃をゴール上隅に収めた(76分)。

 

BVBも何とかゴールへの突破口を切り開くが、終盤のオーバメヤンのシュートはダイアーの伸ばした脚に阻まれる。トッテナムは直後のカウンターで、途中出場のフェルナンド・ジョレンテがビュルキと1対1になる。ボールは勇気を持って飛び出していったビュルキがキャッチしたものの、顔面を蹴られて起き上がれない。ピッチで治療を受けたがプレーを続行することはできず、最後の数分間はロマン・バイデンフェラーがゴールを守った。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

 

今後の日程:
土曜日には第151回レビア・ダービーでFCシャルケ04をドルトムントに迎える。来週はミッドウィークに試合がなく、12月2日のブンデスリーガ次節ではバイヤー04レバークーゼンと対戦する(日本時間23時30分キックオフ)。

 

出場メンバー&ゴール
2017年11月21日(火)UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節

 

ボルシア・ドルトムント 1-2(前半1-0) トッテナム・ホットスパーFC
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ(バイデンフェラー 90+2分);トリアン、バルトラ、ザガドゥ(トプラク 78分)、シュメルツァー;バイグル;ヤルモレンコ、ゲッツェ、香川(カストロ 66分)、ゲレイロ;オーバメヤン
トッテナム・ホットスパーFC:ロリス;ダイアー、サンチェス、ベルトンゲン;オーリエ、ウィンクス、ローズ;エリクセン(シソコ 85分)、アリ(デンベレ 81分);ソン、ケイン(ジョレンテ 86分)
ベンチ:シャヒン、ダフート、フィリップ、シュールレ;フォルム、トリピアー、フォイス、デイビース
ゴール:オーバメヤン(ヤルモレンコ 31分)、ケイン(アリ 49分)、ソン(アリ 76分)
CK:8-10(前半2-7) 好機:2-7(前半2-3)
主審:チュルパン(フランス) 警告:シュメルツァー、トリアン(BVB)
観客数:65848人(満員) 天候:底冷え、気温9度

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