ニュース

2017.10.18

1-1:ソクラティスのゴールで追いつくも初勝利ならず

1-1:ソクラティスのゴールで追いつくも初勝利ならず

ボルシア・ドルトムントはアポエルFCと1-1(前半0-0)で引き分け、今季UEFAチャンピオンズリーグ初勝利はまたしてもお預けとなった。敵地キプロスのニコシアで臨んだ第3節で、BVBは先行したホームチームにソクラティスのゴールで追いついたものの、シュート2本をゴール枠に阻まれるなど勝ち越せないまま終わった。

 

レポート:ボリス・ルパート(ニコシア)

 

BVBサポーター1200人を含む約1万7000人が集まったキプロスの国立競技場(総座席数は2万2859)で、ホームのアポエルは62分にポテのゴールで先制。BVBはその5分後に同点としたものの、最後の30分間で香川とオーバメヤンが放ったシュートはいずれもゴール枠に阻まれ、勝ち越し点は奪えなかった。

 

戦前の状況:
BVBは今季グループステージで開幕からトッテナム・ホットスパーとレアル・マドリーに連敗。巻き返しのためにはアポエルに連勝して勝ち点6を積み上げる必要があった。キプロス最多のリーグ優勝26回、カップ戦優勝21回を誇るアポエルも開幕2連敗。また、ドイツ勢に対しては過去16試合で1勝(1980年のBFCディナモ・ベルリン戦)1分け(2008年のFCシャルケ04戦)14敗と、苦手意識を持っていた。

 

 

チーム情報:
ペーター・ボス監督はライプツィヒに2-3で敗れた先週末の試合からスタメン5人を変更。バルトラ、シュメルツァー、バイグル、香川、プリシッチがトリアン、ザガドゥ、シャヒン、カストロ、フィリップに代わって先発した。ダフートは体調不良で欠場。そのほかロイス、ピシュチェク、ゲレイロ、ドゥルム、シュールレ、ローデが負傷離脱している。

 

戦術:
BVBはいつも通り4-3-3のフォーメーション。バルトラが右SBに入り、中盤センターではゲッツェと香川が並んだ。ハイプレス戦術をとり、アポエルから高い位置でボールを奪うかロングボールに頼らせた。一方、ホームのアポエルはカウンター戦術を採用。スピードのあるアロネフティスのいる左サイドを中心に攻め、センターFWのジ・カマルゴにボールをつなげようとした。守備時は4-4-2にスイッチし、プレスの最前線が突破されると引いて守りを固めた。

 

試合の展開と分析:
BVBは前半15分までのボール支配率(74%)やCK数(4-0)、シュート数(4-0)でアポエルを上回ったものの、GSPスタジアムのラフな芝生のせいか、ヤルモレンコ(4分)と香川(13分)がペナルティーエリア内からのシュートをゴール上に外してしまう。続いてヤルモレンコのシュート(14分)がCKへ逃れられたあと、ホームのアポエルにオフサイドトラップを突破される。しかし、ジ・カマルゴのシュートはポストをかすめて事なきを得た(16分)。

 

ブラック&イエローは先制点を奪おうとベストを尽くすも、アポエル守備陣を崩すにはスピードとプレーの精度が足りない。BVBのパス成功率は84%に達したが、前半のうちに新たな決定機をつくることはできなかった。一方、アポエルはハーフタイムまでに2選手が負傷し、まずはFWのジ・カマルゴが元ディナモ・ドレスデンのポテと交代(30分)。続いてGKバーテルマン(41分)も交代を余儀なくされた。

 

 

勝たなければいけないというプレッシャーからか、アウェーのBVBは時間の経過と共にナーバスになり、60分を過ぎた頃にポテの先制点を許してしまう。ビュルキが左サイドの相手選手に誤ってボールを渡すと、エベシリオが16メートルの位置からシュート。こぼれ球を拾ったポテがビュルキをかわし、無人のゴールを難なく陥れた(62分)。

 

5分後にソクラティスが同点ゴール

 

この失点で目覚めたBVBは64分、プリシッチが遠めの位置から久々にゴールを脅かす。アウェーチームが試合を振り出しに戻したのはその3分後。ショートカウンターからゲッツェがクロスを入れると、高さで競り勝ったソクラティスが至近距離からヘディングで押し込んだ。その1分後には香川が20メートルの距離から強烈なシュートを放つも、途中出場のGKグディーニョが指先で触ったボールはクロスバーをたたいた。

 

オーバメヤンもポストに阻まれる

 

トプラクをトリアン(59分)、シュメルツァーをフィリップ(74分)に交代させていたボス監督は80分過ぎに最後のカードを切り、ヤルモレンコに代えてイサクを送り込む。しかしどうしてもネットを揺らすことはできず、85分にはプリシッチ、続いてオーバメヤンがチャンスを仕留められない。90+3分にもプリシッチが右サイドを突破し、ファーサイドのオーバメヤンにクロス。しかしオーバメヤンのヘディングシュートはポストを直撃し、リバウンドに反応したバルトラもゴールを陥れることができない。その直後に試合終了の笛が鳴った。

 

出場メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節

アポエルFC 1-1(前半0-0)ボルシア・ドルトムント

 

アポエルFC:バーテルマン(45分 グディーニョ);ブロス、メルキス、ルエダ、ラゴ;ビニシウス、モライス;ザヒド、エベシリオ(72分サライ)、アロネフティス;ジ・カマルゴ(30分 ポテ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;バルトラ、ソクラティス、トプラク(59分 トリアン)、シュメルツァー(74分 フィリップ);バイグル;ゲッツェ、香川;ヤルモレンコ(82分 イサク)、オーバメヤン、プリシッチ
ベンチ:アレクサンドル、ミラノフ、アントニウ、ファリアス(アポエル);バイデンフェラー、ザガドゥ、シャヒン、カストロ(BVB)
ゴール:ポテ(62分 エベシリオ)、ソクラティス(67分 ゲッツェ)
CK:2-9(前半2-5)  好機:3-4(前半1-1)
主審:クルバコフ(ベラルーシ)  警告:エベシリオ、ポテ、サライ(アポエル);トリアン、バイグル、ソクラティス(BVB)
観客数:約1万7000人  天候:乾燥、気温21度

 

今後の日程:
両クラブは2週間後のリターンマッチで再び対戦。今度はドルトムントで顔を合わせる(日本時間11月2日午前4時45分キックオフ)。それまでの間、アウェー3連戦がBVBを待ち構えており、まずは土曜日にフランクフルトで試合に臨む(同10月21日22時30分)。続いてDFBポカール2回戦でマクデブルク、リーグでハノーファーといずれも敵地で戦う。

border
ニュース一覧に戻る

最新ニュース

BVBファミリーが今年も子供たちのサンタクロースに

2017.11.22

BVBファミリーが今年も子供たちのサンタクロースに

「アレ・ヤーレ・ビーダー・シェーン!」(今年もまた美しく!)はドイツのクリスマスソングのタイトルだが、これはBVBのクリスマス精神、そして“アクティオーン・キンダーブンシュ” 続きを読む>>

「チームとしてもっとうまく守らなければ」

2017.11.22

「チームとしてもっとうまく守らなければ」

トッテナム・ホットスパーFCに逆転負けを喫したUEFAチャンピオンズリーグの一戦を終え、ボルシア・ドルトムントのペーター・ボス監督、マリオ・ゲッツェ、ゴンサロ・カストロが 続きを読む>>

1-2:オーバメヤン先制もスパーズに逆転負け

2017.11.22

1-2:オーバメヤン先制もスパーズに逆転負け

 ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でトッテナム・ホットスパーFCに1-2(前半1-0)の敗北。前半にピエール=エメリク・オーバメヤ 続きを読む>>