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2018.11.7

2-0:アトレティコに完敗もグループ首位キープ

2-0:アトレティコに完敗もグループ首位キープ

ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節でアトレティコ・マドリーに0-2(前半0-1)で屈し、今シーズンの公式戦で初黒星を喫した。これで開幕からの連続無敗は16でストップしたものの、グループを自力突破できる可能性は残しており、首位に並ぶアトレティコに大きな得失点差をつけている。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

満員とはならなかったものの約6万人が詰めかけたエスタディオ・メトロポリターノでの試合は、この日最初に訪れた決定機をものにしたサウール・ニゲスのゴールでアトレティコが33分に先制。ホームチームはその後もリードした状況を生かして試合を支配し、ブラック&イエローを追い詰めていった。そして残り10分、アントワーヌ・グリーズマンが2点目を追加し、勝利を確実なものとした。

 

戦前の状況:
BVBは、この試合に勝てばグループ首位通過が確定し、引き分けでもラウンド16進出が決まる状況。しかしスペイン遠征で白星を手にしたのは過去1回のみで、1996年10月のアトレティコ戦だった。一方、アトレティコにとってドイツのチームを相手にホームで敗れたのは、この20年以上前が最後。その後はドイツ勢とのホームゲーム8試合で無敗を守っていた(6勝2分け)。

 

 

チーム情報:
アウェーのBVBはアトレティコに4-0と大勝した2週間前から4人を入れ替え。ダン=アクセル・ザガドゥ(軽い打撲によりベンチスタート)、アブドゥ・ディアロ(内転筋の損傷)、ヤコブ・ブルーン・ラーセンとマリオ・ゲッツェ(共にベンチ)に代え、マヌエル・アカンジ、エメル・トプラク、クリスティアン・プリシッチ、パコ・アルカセルをスタメンに起用した。BVBはそのほかマルセル・シュメルツァー(ひざの骨髄浮腫)も欠場。アトレティコはセンターバックのゴディンに加え、ルマル、コケ、ジエゴ・コスタと攻撃陣を3人欠いていた。

 

戦術:
いつもの4-2-3-1で臨んだBVBは、4バックがまた違う顔ぶれとなったが、立ち上がりは集中し、ボール扱いにも自信が見られた。相手ボール時は4-4-2にスイッチしたが、ライン間にスペースを残してしまった。対するアトレティコは4-4-1+グリーズマンというシステム。グリーズマンは一応、1トップの背後に陣取りながらも自由に動いたが、BVBはほとんどの時間帯でこのフランス代表フォワードをゴール前に近寄らせなかった。

 

試合の展開と分析:
開始からの30分間は互角の展開で、BVBはホームチームのリズムを崩しながら時折敵陣ペナルティーエリア内に侵入し、相手を押し込んだ。ビュルキの初仕事は21分にようやく訪れ、コレアの20メートルのシュートをセーブ。一方のアトレティコはアグレッシブに戦い、レアル・マドリーからBVBへ期限付き移籍中のハキミは激しいチャージを繰り返し受けた。25分の時点でアトレティコのファウル数は5。BVBはまだゼロだった。

 

 

ロヒブランコス(アトレティコの愛称)はその後テンポを上げ、33分に均衡を破る。左サイドからエリア内に入ったフェリペ・ルイスが横へパスを流すと、サウール・ニゲスがシュート。アカンジがクリアを試みるも、ボールはネットに吸い込まれた。先制して自信を高めたホームチームに対し、BVBはボールを簡単に失う場面が目立つようになる。40分にフェリペ・ルイスが放った一撃はビュルキが阻止。41分には再びサウール・ニゲス、43分にはグリーズマンに追加点のチャンスが訪れたものの、いずれも生かせなかった。43分の場面ではピシュチェクがエリア内で相手を倒したが、PKを取られずに済んだ。

 

序盤の攻勢のあと、劣勢に立たされたBVBだったが、1点差で前半を乗り切ることができた。BVBがボール支配率で67%と上回りながらもシュート数で1-11と圧倒されたというスタッツが示すように、最初の30分間と残りの15分間ではまるで違う展開となった。

 

グリーズマンがカウンターから加点

 

ファブレ監督は60分の手前で1枚目の交代カードを切り、プリシッチを下げてゲレイロを投入。後半は当初互角だったが、61分にコレアがサイドネットの外側を揺らした辺りから主導権は再びアトレティコに移る。BVBも64分にこの試合最大のチャンスをつくり、アルカセルのクロスにゲレイロが頭で合わせるも、シュートはクロスバーを越えた。残り時間も少なくなった終盤、BVBはカウンター攻撃を受け、2点目を献上してしまう。自軍ペナルティーエリアの端でボールを奪ったホームチームは、最終的にグリーズマンがフィニッシュを流し込んだ。

 

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節

アトレティコ・マドリー 2-0(前半1-0)vs ボルシア・ドルトムント

 

アトレティコ・マドリー:オブラク;フアンフラン、ヒメネス(46分 モンテーロ)、リュカ・エルナンデス、フィリペ・ルイス;コレア、ロドリゴ、トーマス、サウール・ニゲス;グリーズマン、カリニッチ(62分 マルティンス)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、トプラク、アカンジ、ハキミ;ディレイニー、ビツェル;プリシッチ(59分 ゲレイロ)、ロイス、サンチョ(79分 ブルーン・ラーセン);アルカセル(75分 ゲッツェ)
ベンチ:アダン、アリアス、ビトーロ、ボルハ・ガルセス、モジャ(アトレティコ);ヒッツ、ザガドゥ、ダフート、バイグル(BVB)
ゴール:サウール・ニゲス(33分 フェリペ・ルイス)、グリーズマン(80分 トーマス)
コーナー数:6-4(前半4-1)  チャンス数:7-1(前半5-0)
主審:オルサート(イタリア)  警告:コレア(アトレティコ);サンチョ、アカンジ、ロイス(BVB)
観客数:約6万人  天候:曇り、気温9度

 

今後の日程:
次はブンデスリーガのビッグマッチ。土曜日に満員のジグナル・イドゥナ・パルクでバイエルン・ミュンヘンと激突する(日本時間11日午前2時30分キックオフ)。

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