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2019.3.2

1-2:終盤の1点も及ばずアウクスブルクに敗北

1-2:終盤の1点も及ばずアウクスブルクに敗北

ブンデスリーガ首位のボルシア・ドルトムントは、第24節でFCアウクスブルクに敵地で1-2(前半0-1)と屈し、今季リーグ2敗目を喫した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

試合の主導権はBVBが握ったものの、積極的なプレッシングで攻撃の姿勢も見せたアウクスブルクが、24分と68分に決まったチ・ドンウォンのゴールで2-0とリード。守備のミスから2点を奪われたブラック&イエローも、3万6000万人の観客で満員となった敵地WWKアレーナでチャンスをつくり、反撃を試みたが、42分のヤコブ・ブルーン・ラーセン、75分のパコ・アルカセルのシュートはアウクスブルクのGKコーベルに阻まれる。81分にアルカセルがようやくこのスイス人守護神を破り、BVBが1点差に詰め寄る。終盤は緊迫した展開となったが、87分のマリオ・ゲッツェの一撃もコーベルがセーブ。アウクスブルクが逃げ切りに成功した。

 

 

戦前の状況:
BVBは過去にアウクスブルクと通算15試合を行い、負けたのは1度のみ。敗率は7%となり、今シーズンのブンデスリーガで戦うほかのどのチームとの対戦より低かった。アウクスブルクはBVB戦でこれまで通算37失点。これより多くゴールを奪われた相手はバイエルン・ミュンヘンのみで、通算38失点だった。

 

チーム情報:
ブラック&イエローはマルコ・ロイスが3週間半ぶりに戦列復帰。ウカシュ・ピシュチェク(かかと)とクリスティアン・プリシッチ(調整中)に加え、前日練習中に足を痛めたマルセル・シュメルツァーが負傷欠場となった。主将ロイスと共にトーマス・ディレイニーもスタメンに戻り、さらにブルーン・ラーセンがウインターブレーク後始めて先発に名を連ねた一方、アルカセル、ゲレイロ、バイグルはベンチに回った。

 

戦術:
アウクスブルクは、11日前にBVBを0-0の引き分けに抑えたニュルンベルクと同じく4-5-1の守備的アプローチを選択。マイボールにすると素早く果敢に攻撃に転じ、グレゴリチュとハーンが押し上げて最前線のチをサポートした。そしてボールを奪われるとすぐに3選手が高い位置からカウンタープレス。しかしここが突破されると、チを残して全員が引いて守った。対するBVBはいつもの4-2-3-1で、アブドゥ・ディアロが今回も左サイドバックを務めた。

 

試合の展開と分析:
立ち上がりはBVBが首位チームの威厳を見せて試合を支配。素早い連係プレーで早速いくつかチャンスをつくった。開始1分のカウンターでは、ボールをうまくコントロールできなかったブルーン・ラーセンだが、8分にはロイスにパスを送って好機を演出。しかしゴール前7メートルほどから放たれたロイスのシュートはコーベルに阻止された。15分にはまたしても好プレーからビッグチャンスを迎える。ドリブルで右サイドを突破したハキミが、サンチョにボールを戻す。16メートルの一撃はアウクスブルクのディフェンダーがブロック。コーナーへと逃げられた。

 

 

しかし24分、ブンデスリーガでのBVBとのホームゲーム過去7試合で勝ち点2しか奪えていなかったアウクスブルクが、BVBの守備のミスから思わぬ絶好機を手にする。右サイドでスペースを得たハーンが中央のチにパス。元BVBの韓国人ストライカーは、最初のシュートこそアカンジのスライディングにブロックされたものの、こぼれ球をゴール左上隅に収め、ホームチームに1-0のリードをもたらした。

 

アウクスブルクとのアウェー戦では過去に通算で33分しかリードされたことがなかったBVBは、42分に同点のビッグチャンスを迎える。ゲッツェが中盤から送った浮き玉のパスを、ブルーン・ラーセンが全速力で走りながら見事にトラップ。しかしボレーシュートはGKコーベルに弾かれてしまった。

 

 

雨が降り始めた後半、BVBは最初の20分間ほどなかなかリズムがつくれず、幾度となくぬかるんだピッチ、またはアウクスブルクの粘り強いディフェンスに阻まれた。

 

60分になるとルシアン・ファブレ監督は戦術変更を決断。システムを4-1-4-1とし、ディレイニーとロイスに代えてラファエウ・ゲレイロとアルカセルを送り込んだ。しかし68分、アウクスブルクがまたしても相手守備のミスから得点。チが鮮やかなチップキックでリードを広げた。

 

負けるわけにいかないBVBは、点差を詰めるべく果敢に反撃。75分にはその努力が報われるかと思われたが、ゲッツェのパスからアルカセルが狙ったボレーシュートはコーベルがセーブ。5分後のサンチョの一撃もアウクスブルクの守護神にキャッチされた。しかし81分、そのコーベルがついに破られる。サンチョとゲッツェが連係し、アルカセルがゴール前11メートルからネットを揺らした。その後も同点ゴールを求めて押し込んだBVBだったが、87分にゲッツェが放った16メートルのシュートもキーパーに阻まれ、勝ち点をもぎ取ることはできなかった。

 

試合を時系列でチェックするにはこちら(ドイツ語のみ)

 

今後の日程:
来週は2試合が控える“イングリッシュ・ウィーク”となり、まず5日にUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16の第2戦でトッテナム・ホットスパーとホームで対戦(日本時間6日午前5時キックオフ)。続いて9日、ブンデスリーガでVfBシュツットガルトをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間23時30分キックオフ)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第24節
FCアウクスブルク 1-2(前半1-0) ボルシア・ドルトムント

 

FCアウクスブルク:コーベル – シュミット、ダンゾ、ケディラ、スタフィリディス(17分 タイグル);ハーン、ク、バイアー(89分 F・ゲッツェ)、グレゴリッチュ、マックス;チ(83分 コルドバ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ハキミ、アカンジ、ザガドゥ、ディアロ;ビツェル、ディレイニー(66分 ゲレイロ);サンチョ、ロイス(66分 アルカセル)、ブルーン・ラーセン(78分 フィリップ);M・ゲッツェ
ベンチ:ギーファー、スタニッチ、ヤンカー、カルゼン=ブラッカー(アウクスブルク);ヒッツ、ボルフ、バイグル、トプラク(BVB)
ゴール:チ(24分 ハーン)、チ(68分)、アルカセル(81分 ゲッツェ)
CK:1-4(前半0-1) 好機:2-7(前半1-3)
主審:シュティーラー(ハンブルク) 警告:ハーン(アウクスブルク);ゲレイロ、ハキミ(BVB)
観客数:30660人(チケット完売) 天候:乾燥のち雨、気温6度

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