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2017.9.21

記録ラッシュ – 「誰もがそれぞれやるべきことを理解」

記録ラッシュ – 「誰もがそれぞれやるべきことを理解」

新たな監督、新たなシステム、新たに加入した選手、新たな負傷者 ―― 開幕当初のボルシア・ドルトムントは多くの不安要素を抱えていた。しかし蓋を開けてみれば、この5試合でいくつもの記録が更新されている。

 

ハンブルクからドルトムントまでの距離は338km。深夜にバスで4時間をかけて移動するよりも、その時間を快適に過ごせる方法は間違いなく他にもある。だが午前3時15分、ブラッケルに到着したチームバスの車内は、敵地でハンブルガーSVに3-0と快勝した喜びに依然として包まれたままだった。

 

ここまで5試合を終え、BVBが毎節首位をキープしているのはクラブ史上初めて。勝ち点13、リーグ最多の13得点、同じく最少の0失点という数字も見事というほかない。今シーズンのBVBが勝ち点3を獲得できなかったのは、敵地フライブルクでスコアレスドローに終えた第3節だけだ。

 

ブンデスリーガの開幕5試合を失点ゼロに抑えたのも、クラブ史上初めての快挙になる。ホームにVfLボルシア・メンヘングラットバッハを迎える次節、そして敵地でFCアウクスブルクに挑む第7節の前半7分まで無失点を維持すれば、1994-95シーズンの第8節から第14節にかけて残した546分間無失点のクラブ記録も更新する。

 

ビュルキ:「守備でもトップクラス」

 

「開幕前に僕らのことを攻撃意識が強すぎると言っていた人たちに対し、それが僕らの最大の武器ではないことを示せている。自分たちの一番の強みは、誰もがそれぞれのやるべきことを理解している点なんだ」。そう語ったGKロマン・ビュルキは、「すべてのスタッフを含むチームの全関係者に感謝している」と付け加えた。「守備でも僕らはトップクラスさ。いつでもゴールを奪える得点力もある」

 

 

BVBが狙えるもう一つの記録は、過去最高のスタートダッシュだ。2015-16シーズンの開幕6試合で残した5勝1分けが従来の記録だが、23日にボルシアMGを倒せばこれに並ぶことができる。

 

現在のBVBですべてがうまく回っている秘訣と言えば、指揮官の存在を挙げないわけにはいかない。今夏の移籍問題で揺れた際にも冷静さを失わず、ハンス・ヨアヒム・バツケCEOに名指しで称賛されたペーター・ボス監督は、練習を通じてチームの細部にまで新たなスタイルを浸透させる一方、メンバー外となった選手たちにもその理由をしっかり説明し、納得させられるようなコミュニケーションが取れている。ハンブルク遠征に帯同しなかったのは9選手。その1人であるジェイドン・サンチョは、まだブンデスリーガの出場資格を有していない。

 

「今シーズンで一番厳しい試合」

 

BVBがブンデスリーガ通算3000得点と通算750勝を達成したハンブルク戦について、ボス監督は「私のチームを誇りに思う。簡単な試合ではなく、むしろ今シーズンで一番厳しい試合だったね」と振り返った。この日のブラック&イエローはハンブルクの攻勢(ビュルキ:「消防車のようにアクセル全開だった」)に耐える一方、反対側のゴール前では常に危険な攻撃を繰り出し続けた。トッテナム・ホットスパーFCのカウンターに沈み、1-3で敗れたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節の教訓が生かされたようだ。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクも「試合が進むにつれ、いいチャンスを繰り返しつくれるようになった。前半にあと1、2点取れたはずだった。後半はアタッキングサードでの質が高まり、タイミングよく得点できた」と述べている。

 

 

守護神ビュルキも同じ意見だ。「2点目のゴールが本当に大きかったけど、2-0は危険なスコアだ。相手に1点を返されると、ファンの声援でさらに勢い付かれることが多いアウェーゲームでは特にね。3点目が決まってホッとしたよ」

 

深夜にハンブルクから戻ったビュルキと仲間たちは、翌22日から土曜日のボルシアMG戦(日本時間24日1時30分キックオフ)へ向けた準備に取り掛かる。試合当日までには負傷者が数人復帰する可能性もありそうだ。

 

文:ボリス・ルパート

 

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