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2017.3.6

視界良好でベンフィカとの第2戦へ

視界良好でベンフィカとの第2戦へ

ボルシア・ドルトムントは3つの大会が交錯する絶妙なタイミングで得点感覚を取り戻した。8日夜にジグナル・イドゥナ・パルクで迎えるベンフィカとのUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦を前に、3試合で12ゴールを量産。ポルトガル王者を抑えて準々決勝に進むには少なくとも2ゴールが必要なため、このデータはいい兆候と言える。

 

 

ウインターブレーク明けからのブンデスリーガ後半戦では、マインツで不覚にも勝ち点を取りこぼし(1-1)、ダルムシュタットで予想外ながら妥当な敗北(1-2)を喫したものの、それでもBVBは勝ち点21のうち16ポイントを確保。DFBポカールではヘルタBSCを退け、リスボンでのチャンピオンズリーグでも0-1と敗れながらも力強いパフォーマンスを見せた。トーマス・トゥヘル監督にとって、これらはすべて好材料。チームのコンディションが改善され、システムもはまり始めているからだ。「我々は自信を高め、チームは共に成長している。集中して一歩ずつ進んでいることは見ていてわかると思う。我々は着実に進歩しつつあり、調子が上がってきている」とトゥヘル監督はバイヤー・レバークーゼン戦の試合後に話した。

 

守備ではマルク・バルトラのパフォーマンスが上がって3バックが安定、ユリアン・バイグルは守備的MFのパートナーを得て、DFと攻撃的MFをつなぐ役割を一人で背負う必要がなくなった。さらに前線にはフランツ・ベッケンバウアーが好んで使う表現、「マジシャンたち」が豊富に揃っている。「あのスピードで攻められると対処するのは難しい。僕らにはとても守り切れなかったよ」とレバークーゼンのラース・ベンダーは認めている。

 

ロイスは筋線維断裂

 

 

レバークーゼン戦は両者互角の戦いとなった。それでもBVBは相手のミスから前半に2点を先取。まず6分、アランギスが足を滑らせたことでスペースを得たウスマヌ・デンベレが先制点を決めると、26分にはCKからバルトラがヘディングシュート。イェドバイのクリアにフリーで反応したピエール=エメリク・オーバメヤンがリードを広げた。しかしブラック&イエローは、そのあと2度、絶好機を逃す。31分、デンベレのクロスに走り込んだオーバメヤンはゴールを目の前にしてシュートを空振り。さらにハーフタイム直前にはマルコ・ロイスがトップスピードでゴールに向かっていったところをイェドバイに引っ掛けられる。ロイスはGKレノを破れなかっただけでなく、このシーンで負傷し、ベンフィカ戦を前に戦列を離れることになってしまった。

 

「チームにとっても影響が大きい。今日の序盤も、マルコはうちの攻撃を引っ張っていた。責任感にあふれ、注意深くプレーしていた。この数週間はパフォーマンスがものすごく安定していて、ハイレベルなプレーを続けていた。ピッチ上で重要な存在になっている」とトゥヘル監督は嘆いた。「水曜日の試合で彼がプレーできないのは極めて大きな損失だ。勝利に水を差された気分だよ」

 

レバークーゼンはプリシッチを止められず

 

 

ロイスを欠いて後半をスタートさせたBVBは48分、いきなりフォラントにゴールを許してしまう。さらに58分のカウンターからのチャンスでは、デンベレが決め切れない。しかし70分に再びリードを2点に広げることに成功。ラファエウ・ゲレイロのFKが弾かれたところをデンベレがダイレクトでファーポスト側に返し、オーバメヤンがこの浮き球をヘッドでネットに収めた。オーバメヤンはBVB加入後初めて、2試合連続2ゴールを記録した。

 

だがアウェーチームもあきらめず、ベンデウの鮮やかなFKで74分にまたしても1点差に詰め寄る。ただBVBも慌てることなく、その3分後にはロイスに代わって入っていたクリスティアン・プリシッチが、ゴンサロ・カストロとエリック・ドゥルムがつないだボールをペナルティーエリア内から蹴り込み、スコアを4-2とした。

 

三度、2点差とされたレバークーゼンは、ついに崩壊。85分にアンドレ・シュールレがPKを沈めたBVBは、ロスタイムにゲレイロが時速114キロの一撃をネットに突き刺し、76回を数えるブンデスリーガのレバークーゼン戦で過去最大となる勝利を手にした。

 

「この数週間、多くの得点機をつくっている」

 

 

レバークーゼンから6ゴール、フライブルクとボルフスブルクから3ゴールずつの計3試合12ゴール。その前の7試合(アウクスブルク、ブレーメン、マインツ、ライプツィヒ、ヘルタ、ダルムシュタット、ベンフィカ)で7ゴールしか挙げられていなかったBVBは、ついに得点感覚を取り戻した。しかし予兆はあったとトゥヘル監督は言う。「少し振り返ってみると、ライプツィヒ戦とヘルタ戦では多くのチャンスをつくったため、4点か6点決めていてもおかしくなかった。ライプツィヒ戦は我々の自信を大きく高めてくれたよ。自分たちはどういうパフォーマンスができるのか、いかに危険になれるのか、そしてアグレッシブなチームにどう対処できるのかを示せた試合だった。それまでは、そういった点を示すことができていなかったからね。この数週間、多くの得点機をつくっている。例外はダルムシュタット戦だけだ」

 

次に挑むのはベンフィカ戦。ロイスの不在は痛いが、チームにはオーバメヤン、デンベレ、プリシッチ、シュールレ、モルと、ほかにも多くの“マジシャンたち”がいる。チャンピオンズリーグのグループステージでは、リオネル・メッシのいるバルセロナもクリスチアーノ・ロナウドのいるレアル・マドリーも達成していない大会記録の21ゴールを記録したBVB。ベンフィカからもゴールは奪えるはずだ。かつて彼らを5-0で粉砕したこともあるのだから…

 

文:ボリス・ルパート

 

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