
2015.11.8 緊張と興奮のダービーへ |
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キャリア初のルール・ダービーに向け、前日会見に臨んだトーマス・トゥヘル監督は、「試合をとても楽しみにしている」と話した。「メンヘングラットバッハとレバークーゼンとのホームゲームも特別な雰囲気だった。今回はそれを上回る緊張と興奮に包まれるだろう。きっとスタジアムのエネルギーを感じるはずだ」
しかしまだキックオフまで時間があるため、監督も選手たちもこの数週間のハードスケジュールの影響を受けないよう、集中して静かに試合への準備を進めたいと願っている。この試合に対する準備は、ブンデスリーガのほかの16チームと戦うときと何ら変わらない。同じルーティーンをこなし、すべては計画通りに進められている。「動きと判断力を最大限に鋭くしてプレーできるよう、我々の強みを生かすことだけを考えたい。自分たちのサッカーに集中し切れるかどうか、それが勝負を分けるだろう」
「シャルケは今回のダービーに懸けている」
第147回目のルール・ダービーは2位と5位の対決となる。両者の勝ち点差は6ポイント。公式戦6連勝中のBVBに対し、シャルケは5試合勝ち星がない。多くのダービーを経験してきたイルカイ・ギュンドアンは、次のように話した。「ダービーはいろいろなことを埋め合わせできる試合だ。シャルケは間違いなく起死回生を狙っていると思う。この試合で何とか結果を出してここ数週間のことを忘れたいと願っている相手と僕らは戦うことになる」。トゥヘル監督も同じような見解を口にした。「相手はこの試合に懸けている。シャルケにとっては、ここ最近の流れを一変させるチャンスだからね」
精神面以外でトゥヘル監督が警戒しているのは、シャルケの守備力とカウンターの脅威、そしてセットプレーのうまさだ。シャルケはBVBと同じく、リーグで3番目に失点が少ない。指揮官は言う。「彼らからゴールを奪うのは難しいだろう。守備ラインの裏に抜け、スペースを見つける方法を考えなければならない」。一方ギュンドアンは、次のように説明した。「僕らはしっかり準備を整えたし、自分たちに何ができるかもわかっている。この数週間でまた調子を取り戻し、強さと自信を増した」
「マルコの抜けた穴は埋められる」
このところの復調に大きな役割を果たしてきたマルコ・ロイスは、肉離れにより8日の試合には出場できない。トゥヘル監督とギュンドアンは、「彼の不在は確かに痛い。最近の試合では重要な先制点を挙げることも多かったし、多くの攻撃に絡んでいたから」と口を揃えた。ギュンドアンは言う。「だから難しいとは思うけど、彼の穴を埋めることは可能だ。出場機会を与えられたときには毎回きっちり仕事をこなすトップレベルの選手がうちには大勢いるからね」
トゥヘル監督とギュンドアンの記者会見の模様はBVB total!で無料視聴可能
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