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2017.7.15

終盤の3ゴールで浦和に3-2の勝利

終盤の3ゴールで浦和に3-2の勝利

ボルシア・ドルトムントは15日にアジアツアー最初の試合に臨み、昨シーズンのJリーグを2位で終えた浦和レッズに3-2(前半0-1)で逆転勝利。後半に2ゴールを挙げたエムレ・モルに続き、アンドレ・シュールレが終了間際に決勝点を奪った。マリオ・ゲッツェが5カ月ぶりに復帰したブラック&イエローは、守備的に戦った浦和に対してボールを支配したものの、たびたびゴールを脅かされるなど苦戦を強いられた。

 

 

約6万4000人の大観衆で埋め尽くされた埼玉スタジアムは、今シーズン初めてチケットが完売。素晴らしい雰囲気に包まれたスタンドは大部分が浦和の赤に染まっていたが、BVBの黄色も大きな存在感を放っていた。この美しい舞台で立ち上がりから主導権を握ったのは、実に70%ものボールを支配したBVB。それでも前半は両チームともチャンスを生かしきれない展開の末、意外にもホームチームが1-0で試合を折り返した。

 

この日のBVBは、攻守のキーマンとなる中盤の底にシャヒンを置く4-3-3のフォーメーションを採用。「ぜひともプレーしたかった」が、コンディションに不安が残る香川真司は大事を取って欠場し、スタンドから試合を見守った。一方、今シーズンのJリーグで8位に低迷する浦和は、守備を重視しながらカウンターを狙う5-4-1のシステムで対抗。必然的にピッチ上の20選手が浦和陣内でプレーするシーンが多くなり、一見すればチャンスの少ない接戦になっていてもおかしくなかった。

 

バルトラのヘディングシュートがクロスバーを直撃

 

ところが14分、カストロのFKに頭で合わせたバルトラがクロスバー直撃のシュートを放つと、これを機に両チームのチャンスが相次ぐ。まずその1分後、シュールレのシュートがわずかにゴール横へ外れると、浦和も22分に武藤の一撃が枠に嫌われる。だが24分、浦和はCKにうまく合わせた興梠がネットを揺らし、ついに先制点を奪った。

 

バルトラ

 

BVBも32分にシュールレがFKからゴールを脅かしたが、これはわずかにポストの横。36分にはCKのこぼれ球からバルトラに決定機が訪れるも、至近距離から右足アウトサイドで放ったシュートはやはりゴールを捉えることができない。対する浦和も37分、ラファエル・シルバが決定的なシュートをバイデンフェラーに防がれると、44分のCKのこぼれ球に合わせた武藤のシュートはポストにはね返された。

 

後半からメンバーとシステムを変更

 

後半から3-4-3へスイッチしたBVBは依然として試合を支配し、57分にはモルがゴールを脅かす。しかし浦和はしっかりと守りつつ、その後も鋭いカウンターでBVBを慌てさせた。

 

 

62分にはゲッツェが途中出場し、5カ月ぶりに戦列へ復帰。そして76分には、そのゲッツェも関与したモルの同点ゴールが生まれる。さらにBVBはその4分後の80分、シュメルツァーが深い位置から折り返したボールをモルがねじ込み、一気にスコアをひっくり返した。

 

シュールレの見事な決勝点

 

しかし、BVBはまたしてもセットプレーの守備に脆さを露呈し、CKから遠藤のヘディングシュートを浴びて2-2とされる(85分)。それでも最後に笑ったのはBVB。モルのロングパスが相手DFのクリアミスを誘うと、このボールを拾ったシュールレが豪快にゴール天井部を撃ち抜いた。

 

BVB前半:バイデンフェラー;ピシュチェク、バルトラ、トプラク、シュメルツァー;シャヒン;ローデ、カストロ;プリシッチ、オーバメヤン、シュールレ
BVB後半:バイデンフェラー;スボティッチ、ソクラティス、ザガドゥ;ピシュチェク(パスラック 66分)、シャヒン(ゲッツェ 62分)、カストロ、シュメルツァー;シュールレ、イサク、モル
得点:興梠(24分)、モル(76分)、モル(80分)、遠藤(85分)、シュールレ(88分)
観客:6万3370人(満員)

 

文:ボリス・ルパート

 

 

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