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2018.1.21

期待を抱かせる後半と2人の若手

期待を抱かせる後半と2人の若手

ボルシア・ドルトムントは2018年に入ってからまだ波に乗れていない。ベルリンで試合終了のホイッスルが鳴り響いたあと、監督も選手たちも一様に、ブンデスリーガ再開からの2試合連続ドローに満足していない様子を示した。しかし後半、特にラスト30分間は、今後に期待を持たせる内容だった。そして2人の若手が輝きを放った。

 

「ハーフタイム後、特に最後の30分間は僕らが一方的に攻める展開になった。何としてもリードを奪っておくべきだったよ」。1-1のドローに終わったヘルタBSC戦を振り返り、CBエメル・トプラクはこうコメント。カルーのシュートをドゥダが押し込んでオフサイドとなった場面について、ドゥダが触れていなくても自分がクリアしていたと言うトプラクは試合後、勝ち点2を取りこぼしたことを悔しがっていた。一方で攻撃陣のアンドレ・シュールレは、試合をトプラクよりも前向きにとらえている。「最後の30分間のような戦いを、これから続けていけばいい」

 

サンチョという希望

 

後半開始直後にリードを許すと、BVBはギアを1段階上げ、リンクアッププレーを強化。攻撃のスピードも上げた。特に際立っていた選手の1人が、ジェイドン・サンチョだ。イングランド出身の新鋭は、香川の同点ゴールをアシスト。それだけでなく、そこに至るまでのビルドアップでドリブル力と根気を見せ、ヘルタの3選手をかわした。先週のボルフスブルク戦に続き、ペーター・シュテーガー監督に2戦連続で先発起用された17歳は、この日も今後に期待を抱かせるプレーを披露。ブラック&イエローの中心選手となるに足る才能があることを改めて示した。先週はゴール枠をたたくシュートであわや初先発初ゴールという見せ場をつくり、ヘルタ戦ではアシストをマーク。すがすがしいまでにチームプレーに徹する彼の姿勢は、まさに今シーズン前半戦のBVBにしばしば欠けていたものだ。

 

 

イサクの成長にも期待

 

攻撃陣で才能を示した若手は、サンチョだけではない。67分にマリオ・ゲッツェと交代で入ったアレクサンデル・イサクも、ボルフスブルク戦に続いて前線で存在感を出した。香川のパスを2タッチで見事にコントロールして放ったシュートは、惜しくもわずかに横へ。その直前のフィニッシュはクロスバーを直撃した。BVBに加入して1年になる18歳は、いよいよチームになじんできている。パフォーマンスは上がっており、この調子でいけばゴールも時間の問題だろう。イサクがピエール=エメリク・オーバメヤンの不在で恩恵を受けているのは間違いない。ガボン代表のエースの状況が今後どうなるかはわからないが、彼がプレーできなくてもイサクにその穴をある程度埋められることははっきりした。サンチョもイサクも、将来的にBVBの中心選手となれるポテンシャルを秘めている。新年最初の2試合で、それが改めて証明された。

 

 

将来への地盤固め

 

そのポテンシャルが花開くには、正しいチームと正しい環境が必要だ。周りには経験豊富な選手たちがいなければならない。そして信頼してくれる監督も。BVBはそういった要件をすべて備えている。過去数年を振り返れば、このチームが大勢の若手を一流選手に育ててきたのは明らかだ。クラブの未来に向けた地盤は固まった。また、今後数週間についていえば、ヘルタ戦のラスト30分が選手たちの自信と勇気になったことだろう。BVBはまだ、シュテーガー体制になってから一度も負けていない。そして週を重ねるごとに、オーストリア人指揮官はチームを強化している。次の試合は来週土曜日。SCフライブルクをドルトムントで迎え撃つ。次こそ今年の公式戦初勝利を。クラブ関係者は、誰もがそう願っている。

 

文:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

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