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2019.3.18

戻ってきた高揚感と優勝への自信

戻ってきた高揚感と優勝への自信

「我らが人生のすべて、我らが誇りのすべて、それはBVBだけ!」。夜9時、試合終了の笛が吹かれてからだいぶたっていたが、ベルリンのオリンピアシュタディオンではまだBVBサポーターたちが歌い踊っていた。一方、そこから3、4階下にある選手たちの控え室は、安堵と誇りに包まれていた。ヘルタに3-2と競り勝ったボルシア・ドルトムントは、間違いなく非常に大きな勝ち点3を手にした。

 

ジャイアントキラーであるヘルタのホームで3ポイントを奪うことができたのは、順位表の上位3分の1のなかでは2チームのみ。(もう1チームはRBライプツィヒ)。アイントラハト・フランクフルト、ボルシア・メンヘングラットバッハ、バイエルン・ミュンヘンは皆、このドイツ首都で敗れた。BVBはマリオ・ゲッツェ、アクセル・ビツェル、ウカシュ・ピシュチェク、パコ・アルカセルと4人の主力を欠きながらも熱いパフォーマンスを披露。強敵を相手に、馬鹿げたハンドの反則にもめげず、予想を覆す勝利を挙げた。

 

その夜遅く、「今は驚くほど落ち着いている」マルコ・ロイスは、「大きな安堵感」を感じていた。雨のベルリンで後半アディショナルタイム2分にこの主将ロイスが奪ったゴールにより、ブラック&イエローはこの日初めてリードし、そして貴重な勝ち点3をつかんだのだ。「両チームともいい試合をしたけど、うちのほうがわずかに上回っていた。多くの得点チャンスをつくったのだから、もっと確実に決めるべきだった」とロイスは話した。

 

5度目の逆転勝利

 

13-3と相手より4倍以上のチャンス数を記録したBVB。勝利は妥当な結果と言えるだろう。両者はトップレベルの戦いを見せ、試合はカップ戦の決勝のような様相を呈した。ゴール枠をたたく惜しいシーンもそれぞれ1度ずつあり、ヘルタは57分にグルイッチがポスト、BVBは88分にディレイニーがクロスバーにシュートを阻まれた。ブラック&イエローはさらにシーズン最多の25本のシュートを記録したほか、今季ブンデスリーガで5度目の逆転勝利を果たした。しかも今回は2度のビハインドを覆しての白星だった。

 

後方ではマヌエル・アカンジが、なかなか決勝点を奪えないチームメートたちを祈るような気持ちで見ていた。BVBはいずれもサロモン・カルーのゴールで2度にわたってリードされたが、14分にトーマス・ディレイニー、47分にダン=アクセル・ザガドゥのゴールで追いついていた。「心の中でずっと願っていたよ。『頼むから入ってくれ』と」。アカンジはそう明かした。

 

「勢いづいた僕らを止めるのは難しいだろう」

 

後半アディショナルタイムの決勝点は、ラファエウ・ゲレイロの動き出しから始まった。そして開幕からの26試合でチーム最多の17アシストを記録したジェイドン・サンチョが、ヘルタの守備ラインにでき始めたわずかな隙間を見つけてロイスにパス。BVBのキャプテンはこれをワンタッチで決め、今季15ゴール目を挙げた。試合最後の15分間でBVBが決めたゴールはリーグ最多の19本。これはチームの不屈の精神を表している。「勢いづいた僕らを止めるのは難しいだろうね」とロイスは言う。

 

「チームは断固たる勝利への意志を示した」と話したのはスポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク。この「勢い」の重要性を強調したツォルクは、「ここからいよいよシーズンの“ファイナルサード”に入るわけだが、ドイツ王者になるために全力を尽くすつもりだ」と宣言しつつ、「次の相手は、とても調子のいいボルフスブルクだ」と警戒することも忘れなかった。

 

ボルシア・ドルトムントにリーグ優勝への自信が戻ってきた。何よりオリンピアシュタディオンまで応援に来ていた2万人(2万5000人だったかも)のBVBファンたちの喜びように、それは表れていた。

 

文:ボリス・ルパート

 

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