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2018.10.8

感動的、刺激的、驚異的な試合

感動的、刺激的、驚異的な試合

ボルシア・ドルトムントは10月のリーグ中断期間を首位で迎えることになった。それはアウクスブルクにアウェーで2-1の勝利を収めた1年前と同じだが、状況はかなり違う。昨シーズンはチームの実力に対する疑念が芽生え始めていたが、同じアウクスブルクに4-3で競り勝った今のチームは自信に満ちあふれている。

 

「誰の目から見てもファンタスティックな試合で、感情を揺さぶるゲームだった」とルシアン・ファブレ監督は試合を振り返った。何度も劣勢に立たされたが、サポーターはBVBを信じ続けた。3-3のドローでも、大方のファンは満足していただろう。アウクスブルクのマヌエル・バウム監督の言葉が、試合の雰囲気をよく表している。「我々にとっては非常に難しかった。相手はピッチ上の11人だけではないと感じたからだ。それよりはるかに大きな相手と戦った感じだった」

 

0-1、そして1-2とリードされても、ともに途中出場のパコ・アルカセルとマリオ・ゲッツェのゴールで試合をひっくり返した直後に3-3と追いつかれても、BVB選手たちは勝利を決してあきらめなかった。「このネバーギブアップ精神が、今のチームの特長だ」とセバスティアン・ケールは言う。「この経験から得られるものは大きい。今日の気持ちが今後も続くといいね」

 

アシュラフ・ハキミへのファウルでフリーキックを獲得したあと、パコ・アルカセルがボールの前に立った。この時点で主審の時計の針は96分。25メートルの距離から放った一撃は、そのままアウクスブルクのゴールに吸い込まれ、スコアは4-3に。2点ビハインドから4-2の勝利を収めたレバークーゼン戦ほどの逆転劇は当分起きないと思ったなら、それは間違いだった。

 

 

バランス最適化と守備力強化が課題

 

「もうびっくりだよ。このチームは本当に素晴らしい。いい選手が揃っているし、メンタルもいい。今は何もかもがうまくいっているよ」。またしても再三の好セーブで勝利への筋道をつくったロマン・ビュルキは、こう喜んだ。「彼らのサッカーはファンタスティックだった」と相手を評価したファブレ監督は、次のように続けた。「我々にとって本当に難しかった。ビルドアップの最中になかなかスペースを見つけられなかった」。そして一息ついたあと、自軍のパフォーマンスを総括した。「攻撃面では非常にいいプレーをし、相手を崩すことがができた。ただ、最適なバランスを見つける必要がある。求められるのは細かい修正だ。そして守備面の課題は多い。解決しなければならない小さな問題がたくさんある」

 

先発イレブンの平均年齢が23.5歳と2011年11月以来の低さだった若いチームは、学ぶ意欲を旺盛に持ち、日々成長している。「最後の最後まで自分たちを信じ続けた」とマヌエル・アカンジが語ったように、自信が成功の最大のカギとなっている。フュルト戦、ライプツィヒ戦、レバークーゼン戦に続き、BVBは逆転勝利をマーク。またしても終盤のゴールで結果を出した。

 

ファーストチームのマネジャーを務めるケールは、ベンチの自席で1試合の間にありとあらゆる感情を経験した。「3-2になったときは鳥肌が立った。その後失点してがっかりしたが、最後には歓喜した。感情を大きく揺り動かされた一日だったよ」

 

それこそまさにボルシア・ドルトムントのサッカー。感動的、刺激的、驚異的なサッカーだ。

 

文:ボリス・ルパート

 

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