
2022.1.9 後半の3得点でフランクフルトに逆転勝ち |
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ボルシア・ドルトムントは8日に2022年初戦となるアイントラハト・フランクフルトとのブンデスリーガ第18節を迎え、3-2の劇的な逆転勝利を収めた。前半に2点を先行されたが、後半にアザール、ベリンガム、ダフートがゴールを奪い敵地で勝ち点3を手にした。
BVBは積極的な立ち上がりを見せ、キックオフから2分後に右サイドを駆け上がったムニエが後方からのロングパスを受け、思い切りよく右足でボレーシュート。これが相手GKトラップのタッチによりわずかにゴール左に外れると、その3分後にもホーランドがトラップの正面を突くシュートを放った。
しかし先制したのはフランクフルトだった。15分、左サイドで得たフリーキックからコスティッチがゴール前にボールを入れると、飛び込んだボレが右足で合わせてゴール。BVBはこの日相手に与えた最初のチャンスから失点を喫した。
さらに24分にもペナルティエリア内に侵入を許し、一度は鎌田から奪ったかと思われたボールをボレに拾われてシュートを決められ追加点。前半のうちに2点を先行される苦しい展開となってしまった。
後半アディショナルタイムにはコーナーキックにフンメルスが頭で合わせ、セーブされたボールをマレンが押し込もうとしたがポストに嫌われてゴールならず。決定機を得点に繋げることができなかった。
まずは1点を返したいBVBは62分にホーランド、その1分後にはブラントが立て続けにシュートを放ったものの、枠をとらえることができない。それでも70分、ブラントとの交代でピッチに送り込まれたアザールが流れを変える。ゴール前へ走り込みながらホーランドからのパスを巧みにコントロールし、相手ゴールキーパーの股間を撃ち抜くシュートを決めて反撃の狼煙を上げた。
勢いに乗るBVBはマレンがトラップを強襲するシュートを放つなど、攻撃の圧力を強める。そして87分、右サイドからのムニエのクロスをゴール前でフリーで待ち構えたベリンガムが頭で押し込み、2-2の同点とすることに成功した。その2分後にはペナルティエリアのすぐ外からダフートが右足で正確なシュートを突き刺し、遂に逆転。終盤に2点差をひっくり返す劇的な展開で、2022年初戦を制した。この勝利によりチームは前日に敗れた首位バイエルンとの勝ち点差を6に縮めた。
