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2017.12.14

ブラック&イエローの子供用MRI

ブラック&イエローの子供用MRI

ボルシア・ドルトムントの財団「ロイヒテ・アウフ(ライトアップの意味)」とスパルダ・バンク・ウエスト、さらにBVB在籍5選手のサポートにより、重病を患っているドルトムント在住の子供たちのためにユニークなMRI検査室が完成した。

 

ドルトムント・クリニクームは12月12日以降、病魔と戦う幼い患者たちのための特別な“南スタンド”になった。このMRI検査室には特別なプロジェクターが設置され、四方の壁にジグナル・イドゥナ・パルクの“黄色い壁”を再現。地元の映像作家アドルフ・ビンケルマン氏が作成したショートフィルム『ホームゲーム』を含め、子供たちは様々なBVB関連動画を見ながら検査の不安や煩わしさを紛らわせることができるようになった。このプロジェクトはロイヒテ・アウフ財団とスパルダ・バンク・ウエストに加え、アンドレ・シュールレ、香川真司、マルコ・ロイス、スベン・ベンダー(現在はバイヤー04レバークーゼンに在籍)、ソクラティス・パパスタソプロスら5選手による総額30000ユーロの寄付を受けて実現した。

 

ロイヒテ・アウフ財団責任者のマルコ・ルーマン氏は、「長年のパートナーであるスパルダ・バンク・ウエストはもちろん、寄付を行ってくれたすべての選手に心より感謝を申し上げたい。各方面からの力添えがあったからこそ、ドルトムントでこのユニークなプロジェクトが実現した。このような検査室は、おそらく世界中を見渡しても類を見ないはずだ」と語った。

 

 

映像作家のビンケルマン氏も、この画期的なプロジェクトが完成に至るまでの紆余曲折を説明。ただスタジアムの雰囲気をとらえるだけでなく、長時間のMRI検査中に子供たちが静かにしていられるような効果が必要だったと振り返った。さらに音声をどう伝達するのかも、映像作家にとっては大きな壁になったという。MRIスキャナー(磁気共鳴断層撮影装置)は周囲に強大な磁力を及ぼすため、金属部品を一切使うことができない。つまり通常のヘッドフォンは最初から選択肢にならず、空気振動で患者の耳に音声を届ける特別な装置が採用された。「音声に関してはそういった問題を考慮し、調整しなければならなかった」とビンケルマン氏は話した。

 

子供用MRIスキャナーが導入される以前は、子供たちが身体を動かさずに30分間の検査を受けられるよう、多くの幼い患者に麻酔が施されていた。しかし子供用MRIスキャナーが使用されるようになって以来、子供たちは好きな映像を見ながら検査を受けられるようになり、麻酔の使用率が大幅に低下。すでに1000人以上の子供たちがストレスを感じることなく検査を受けている。

 

この子供用MRIスキャナー自体は、ベストファリア・チルドレンズ・センターおよび放射線・神経放射線クリニックが取り組んできたプロジェクトであり、ロイヒテ・アウフ財団やBVBファンクラブ、企業または個人からの寄付、そしてノルトライン=ベストファーレン州の資金援助により導入されている。

 

ロイヒテ・アウフ財団についての詳細情報はこちら(ドイツ語のみ)
www.bvb.de/stiftung
www.facebook.com/leuchteauf

 

 

【関連記事】
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