
2021.1.10 ライプツィヒを下してリーグ2連勝 |
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ボルシア・ドルトムントは9日、ブンデスリーガ第15節でライプツィヒを相手に3-1で勝利を収めブンデスリーガ2連勝を達成した。劣勢だった前半を堅い守備で乗り切ると、後半にサンチョの先制点とホーランドのドッペルパックで3点をリード。ホームチームの反撃を終了間際の1点に抑えた。
敵地での上位対決に、テルジッチ監督は前節ヴォルフスブルク戦と同じ11人をスタメン起用した。序盤はボール支配で上回ったホームのライプツィヒが優位に立ったが、BVBも集中した守備で相手に決定機は許さず。25分には相手の危険なクロスをアカンジがカットして難を逃れた。
30分にはヴィツェルが負傷交代を余儀なくされるアクシデントがあったものの、エムレ・ジャンを投入して対応。41分にはペナルティエリア外からシュートを許したがゴール上に外れ、耐える時間の長かった前半をスコアレスのまま終えた。
後半に入ると徐々に攻撃が機能し始め、49分にサンチョのラストパスに走り込んだロイスが左足でシュート。GKグラーチに防がれた直後のコーナーキックのチャンスにはエムレ・ジャンが頭で合わせたものの、惜しくも枠をとらえることはできなかった。
そして55分、BVBが遂に均衡を破る。ロイスとのコンビネーションで右サイドを抜け出したホーランドがゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、ロイスがうまく後方に流しボールはフリーのサンチョの元へ。これをきっちりと蹴り込み、大きな先制ゴールが生まれた。
その後もホーランド、ゲレイロがシュートを放ち、前半とは打って変わって一気に流れを引き寄せた。65分には相手ディフェンスラインの裏に抜け出したホーランドがゴールキーパーの目の前から強烈なシュート。しかしクロスバーに嫌われ、追加点とはならなかった。
するとその1分後には逆にライプツィヒのダニ・オルモのシュートがポストを直撃、BVBは数センチの差で同点ゴールを免れる。両チームがゴールにあと一歩と迫る中、次のチャンスを生かしたのはBVBだった。ホーランドがディフェンダーに囲まれながらも巧みな足技でボールをキープしてサンチョに展開し、流れるようなパスワークから最後はサンチョがファーサイドへクロスを送りホーランドのパワフルなヘッドが炸裂。リードを2点に広げた。
ホーランドはさらに84分、ロイスのスルーパスに反応してGKグラーチの目の前でボールを受けると冷静にシュートを流し込み3点目。勝利を確実なものにした。終了間際にはセルロートに1点を返されたものの、3-1で勝利。勝ち点を28に伸ばし、前日に敗れた首位バイエルンとの差を5ポイントに縮めた。
