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2017.10.2

ブンデスリーガ首位で後続とのリードを拡大

ブンデスリーガ首位で後続とのリードを拡大

試合終了後、サポーターたちはスタジアムの外に出ても大声で勝利を祝い、リーグ優勝への期待を叫んでいたが、記者会見場に現れたペーター・ボス監督は、「私がBVBに来てから最もひどい試合だった」と険しい表情で話した。FCアウクスブルクとの激闘を辛うじて2-1で制したボルシア・ドルトムントは、ブンデスリーガ首位を維持している。

 

いわゆる“45分間ずつの2試合”、つまり前半と後半で内容がまったく異なる試合だった。前半のBVBはよく戦い、流れるような攻撃でアンドリー・ヤルモレンコ(混戦でのバックヒール)と香川真司(完璧なループシュート)がゴールを奪っただけでなく、さらに6つの得点チャンスをつくった(そのうち1つはマルク・バルトラからの絶妙なパスを受けたピエール=エメリク・オーバメヤンがGKと1対1になった決定機)。アウェーのBVBはシュート数10対3、ボール支配率73%とホームチームを大きく上回った。

 

ビュルキが2-2の同点になるのを阻止

 

 

前半のパフォーマンスも今シーズンのベストというわけではなかったが、後半は明らかに内容が悪く、ボス監督をして「私がBVBに来てから最もひどい試合」と言わしめるほどだった。確かに後半のブラック&イエローはプレーが安定せず、オーバメヤンが失敗してしまったPKを含め、2度しか相手ゴールに迫ることができなかった。そして結果的には、ゴール前での混沌とした場面でも冷静さを失わなかったロマン・ビュルキのセーブに救われる形となった。BVBの守護神は見事な反応でカイウビーの一撃も阻止。後半はシュート数7対4、ボール支配率51%とBVBを上回り、スタッツから見れば引き分けに持ち込んでいてもおかしくなかったアウクスブルクに同点ゴールを許さなかった。

 

「前半は十分スペースを得ていたのにいいサッカーができず、後半はサッカーらしきものすらできなかった」とコメントしたボス監督が「非常に満足」したのは結果だけだった。

 

試合が立て込んでいたこの2週間、ウカシュ・ピシュチェク(6試合630分のうち608分に出場)、オーバメヤン(同624分)、ソクラティス(同622分)以外の選手をうまく入れ替え、計10人に負担をほぼ平等に分配させてきたBVB。そのためボス監督は、後半45分のパフォーマンスの悪さを肉体的な疲労によるものとは見ておらず、メンタル面の問題や8回の移動の影響に言及することもなかった。

 

パス成功率も今シーズン最低

 

 

ハンブルク戦(77%)と同様、アウクスブルクでのBVBはパス成功率もなぜか75%と今シーズンここまでの試合で最も低かった。その他の試合では平均88%、最高で92%を記録している。前半は味方に通らなかったパスが27本あったが、後半は最初の15分だけで20本のパスを失敗。そしてこれもハンブルク戦と同じく、BVBはロングボールを多用せざるを得ない状況に追い込まれた。

 

「必死に戦い、ハードワークを余儀なくされる今日のような試合に勝つことが大切なんだ」。ビュルキは試合後のインタビューでそう語った。リーグ7試合を終えて6勝、勝ち点19とクラブ史上最高の開幕スタートを切っているBVBは、ブンデスリーガ首位を維持。10月1日の試合が終わって、後続との勝ち点差は5ポイントとなった。

 

リーグはこれから代表戦の中断期間に入る。ドルトムントに残る選手たちにとってはつかの間の休息となるが、それぞれの代表チームから招集されている選手にはさらなる試合、そして飛行機移動が待っている。

 

文:ボリス・ルパート

 

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