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2017.4.27

バイエルンを3-2で破ってベルリンへ!

バイエルンを3-2で破ってベルリンへ!

ボルシア・ドルトムントはDFBポカール準決勝でバイエルン・ミュンヘンに敵地で3-2(前半1-2)と競り勝ち、通算7度目のベルリン行きを決めた。4年連続での決勝進出は、史上初となる。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ(ミュンヘン)

 

7500人のBVBサポーターを含む7万5000人の観客に埋め尽くされたアリアンツ・アレーナで、アウェーのBVBは立ち上がりの25分間、ホームのバイエルンに引けを取らない力強い戦いを披露。19分にマルコ・ロイスのゴールでリードを奪った。しかし前半残りの時間帯は、バイエルンがBVBを自陣に釘づけにし、29分のマルティネス、41分のフンメルスのゴールでスコアをひっくり返す。しかしBVBは後半も積極的に行き、69分にピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで同点に追いつくと、その5分後にはウスマヌ・デンベレがカーブをかけた一撃で決勝点をマーク。ブラック&イエローが激闘を3-2で制し、決勝行きの切符を勝ち取った。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

戦前の状況:
近年のドイツ・サッカー界で最も成功を収めてきたチーム同士の対決とあって、試合前から激戦が予想されていた。DFBポカールで顔を合わせるのは6年連続であり、過去5回はBVBが2勝、バイエルンが3勝。ここ3回はいずれも延長戦まで持ち込まれ、直近の2回はさらにPK戦までもつれ込んでいた。2014-15シーズンの準決勝はBVBがミュンヘンでPK戦を3-1で制して勝利。昨シーズンのベルリンでの決勝では、バイエルンがPK戦4-3で競り勝っている。

 

アリアンツ・アレーナに到着したベンダー、ピシュチェク、イサク、ギンター

 

チーム情報:
GKノイアー(足の骨折)だけが不在のバイエルンに対し、BVBはヌリ・シャヒン(足首外側側副靭帯の部分断裂)、マルク・バルトラ(腕と手の手術)、アンドレ・シュールレ(足首)、マリオ・ゲッツェ(代謝障害)、セバスティアン・ローデ(筋肉系)が欠場。トーマス・トゥヘル監督は週末のメンヘングラットバッハ戦からスタメンを4人入れ替え、シャヒン、マティアス・ギンター、エリック・ドゥルム、クリスティアン・プリシッチに代えてソクラティス、ウカシュ・ピシュチェク、オーバメヤン、バイグルを起用した。

 

戦術:
BVBは伝統的な4-4-2のシステムを採用。ロイスとオーバメヤンが前線でほぼ横並びとなり、サイドのデンベレとラファエウ・ゲレイロがこの2トップをサポート。状況に応じて4-3-3、4-2-4とフォーメーションを変えて戦った。バイエルンはこれに対応すべく、非常にフレキシブルな4-1-2-3を選択。両サイドの高い位置にポジションをとったリベリとロッベンが幾度となく中盤に下がり、アウェーチームに対して数的優位をつくろうとした。

 

試合の展開と分析:
キックオフの笛が鳴った瞬間から、この日のBVBが2週間前にアリアンツ・アレーナで1-4の惨敗を喫したチームとまったく違うことは明らかだった。トーマス・トゥヘル監督率いるブラック&イエローは、前回以上の勇気と自信を持って攻めるだけでなく、より強固な守備を披露。開始早々の4分にはゲレイロのクロスからオーバメヤンにチャンスが訪れたが、この絶好のボールをうまくミートすることができなかった。その9分後にはバイエルンにも最初のチャンスが訪れ、リベリが11メートルの距離から狙った一撃をビュルキが阻止。こぼれ球を拾ったビダルのミドルシュートはわずかにゴール横へ外れた。

 

ソクラティスが先発に復帰

 

両チームは一進一退の攻防を繰り広げ、互いに創造性を駆使してチャンスを伺う展開になったが、均衡を破ったのはBVBだった。マルティネスの不用意なバックパスをゲレイロが奪うと、間合いを詰めに飛び出してきたGKウルライヒの股間を狙ってシュート。ウルライヒの足に当たったボールはポストをたたいたが、カバーに戻ったラームもこれをクリアできず、後方から駆け上がってきたロイスが押し込んだ。

 

 

オーバメヤンが同点ゴール

 

しかし、バイエルンも気落ちすることなく反撃に転じ、29分にはアロンソのCKに頭で合わせたマルティネスが同点とする。このゴールを機にバイエルンがペースを上げたため、押し込まれたBVBは苦しい時間帯がしばらく続いた。

 

31分にはゲレイロが17メートルの距離からFKでバイエルンのゴールを脅かすも、これはクロスバーのわずかに上。その1分後にはレバンドフスキに決定的なチャンスを与えてしまったが、ピシュチェクが間一髪のスライディングタックルで得点を許さない。その6分後にはカストロが身体を投げ出し、ビダルのハーフボレーをブロック。浮き上がったボールはクロスバーをかすめた。続くCKからマルティネスに際どいヘディングシュートを浴びたが、これは幸運にもポストに救われる。だが41分、バイエルンはついに勝ち越しに成功。リベリのドリブルでチャンスをつくると、ゴール前14メートルの距離からフンメルスが低い弾道のシュートを突き刺した。さらにバイエルンの攻勢は続き、前半終了間際にはビュルキがレバンドフスキと1対1になるピンチをどうにか防いだ。

 

バイエルンに2-1と勝ち越され、肩を落とすバイグル

 

ビュルキは後半開始直後にも再びレバンドフスキに抜け出される窮地を迎えたが、的確な判断で間合いを詰め、ボールを確保する(47分)。BVBの守護神はその10分後にも素晴らしいセーブを披露し、カウンターからロッベンが放ったシュートを見事に阻止した。後半のBVBはバイエルンのプレッシャーをうまくかわすようになっていたが、依然としてチャンスが相次いでいたのはホームチーム。63分にもロッベンにゴールを脅かされたが、身体を投げ出したベンダーに当たったボールはポストをたたいた。アウェーのBVBが久々にチャンスを迎えたのは69分。デンベレがピシュチェクとのコンビで右サイドを崩すと、ファーサイドへのクロスにオーバメヤンが頭で合わせた。これでスコアは2-2。この勝負には劇的なフィナーレが待ち受けていた!

 

デンベレがゴール上隅に決勝点

 

その後は攻守が激しく入れ替わるオープンな展開に。BVBはビュルキがロッベンのシュート(70分)を辛うじてセーブする場面もあったが、ついに逆転に成功する。相手ゴール前でトラップが流れたロイスは、ペナルティーエリア右でフリーになっていたデンベレにパス。この若きフランス人MFは巧みなボールタッチでボアテングをかわすと、カーブをかけたシュートをゴール上隅に突き刺した(74分)。勝ち越されたバイエルンは人数をかけて反撃に転じ、ロッベン(83、86分)とラーム(89分)にチャンスが訪れるも、ネットを揺らすには至らない。逆にBVBは後半ロスタイム2分、バイグルのミドルシュートがクロスバーをかすめた。

 

先制したロイスをソクラティスが祝福

 

出場メンバー&ゴール
2017年4月26日 DFBポカール準決勝

FCバイエルン・ミュンヘン 2-3(前半2-1) ボルシア・ドルトムント

 

FCバイエルン・ミュンヘン:ウルライヒ;ラーム、マルティネス、フンメルス(61分 ボアテング)、アラバ;アロンソ(79分 ミュラー);チアゴ、ビダル;ロッベン、レバンドフスキ、リベリ(86分 コスタ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク(80分 プリシッチ)、ソクラティス、ベンダー、シュメルツァー;デンベレ、カストロ(46分 ドゥルム)、バイグル、ゲレイロ;オーバメヤン、ロイス(90+1分 ギンター)
ベンチ:シュターケ、ラフィーニャ、ベルナト、キミッヒ(バイエルン);バイデンフェラー、イサク、香川、メリーノ(BVB)
ゴール:ロイス(19分 ゲレイロ)、マルティネス(28分 アロンソのCK)、フンメルス(41分 リベリ)、オーバメヤン(69分 デンベレ)、デンベレ(74分 ロイス)
CK:7-2(前半6-0)  好機:12-7(前半7-3)
主審:グレーフェ(ベルリン)  警告:ロッベン、アロンソ(バイエルン):バイグル、デンベレ、ビュルキ(BVB)
観客数:7万5000人(満員)  天候:みぞれ、気温2度

 

今後の日程:
次も国内戦が続き、29日にブンデスリーガで1FCケルンをドルトムントに迎える(日本時間22時30分キックオフ)。DFBポカール決勝は5月27日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで開催(日本時間28日3時45分キックオフ)。チケット情報は追ってサイト上で発表される。

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