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2019.8.1

チームを支えるフィットネスコーチの熱意

チームを支えるフィットネスコーチの熱意

ボルシア・ドルトムントでフィットネスコーチを務めるアンドレアス・ベックがdvd.deの09の質問に答え、プロサッカーに求められるフィジカル管理、練習と移動のバランス、食事管理の重要性などについて語った。

 

アメリカツアーに続いて練習キャンプと移動が多くなっていますが、選手たちのフィジカルをどのように管理していますか?

 

こういう状況では、管理は非常に難しい。アメリカは時差があったからなおさらだ。状況に応じて練習負荷を調整し、リスクを避ける必要がある。現在はフィジカルとメンタルの両面でシーズンに向けて完璧に備えられるよう、練習キャンプで密度の高い取り組みを進めている。

 

代表の関係で合流が遅れた選手も数名いますが、どのようにチームに融合させましたか?

 

代表の大会に出場したモー・ダフートとアクラフ・ハキミは、いずれも少し休んだだけで他の選手たちにすぐ追いついた。他の選手たちについては、最初はもちろん大変だったが、徐々にベストコンディションへ向かっている。体が慣れないとケガをしてしまう。一番大事なのは、ケガを避けることだ。

 

「最終的には監督が経験をもとに方向性を決める」

 

特別なトラッキングシステムを採用し、準備の各段階をある程度モニタリングしていますね。この方式により、練習には具体的にどんな影響が及んでいるでしょうか?

 

毎セッション後、選手たちへのフィジカル負荷のデータを確認している。一定のフィットネス項目について、練習の量と強度について常に目標を持っている。コーチ陣と協力し、その目標の達成を目指しながら、行うべきメニューを確実にこなしつつ、戦術面も十分確認しようとしている。同僚のマティアス・コロジエイが提供する総合的なデータ分析は非常に役立つ。ただし、我々の役目は推奨すること。最終的には監督が経験をもとに方向性を決める。

 

負傷者が特に出やすい段階は?

 

チームを統合していく段階でケガが起こりがちだ。一部の選手が素早くフィジカル負荷に慣れて屈強なフィジカルを築いていく一方、ゆっくり慣れさせてケガを回避すべき選手もいる。長期離脱から復帰した場合など、特に焦ってはいけない。そういう時は通常メニューを避けるように推奨する。

 

分析結果が実際に報告された選手のコンディションと一致しない場合はありますか?

 

もちろんある。練習メニューはいつも同じではない。毎年新しい知識を仕入れ、経験から学ぼうとしている。常に研究を進め、「どのフィジカル項目がどんなケガに影響するか?」、「各選手が許容できるフィジカル負荷は?」といった問題に答えることを目指している。そういう積み重ねやパフォーマンス診断のデータにより、負傷リスクがあるかどうかを判断する。

 

栄養も重要で、クラブは長年にわたり特別栄養士を雇っています。あなたの仕事にはどんな影響があるでしょうか?

 

栄養は常に、各分野に関わる問題として検討されてきた。フィットネスと医療の中間にあったが、最近になって大きく変わった。このクラブにはデニス・ロタールや栄養アドバイザーのバネッサ・オエルツェン=ハーゲマンがいる。選手の食事についての変化は、我々がモニターしている。

 

「他競技の専門家と定期的に意見交換」

 

アメリカツアー中に他競技のチームも訪問しました。この機会を生かしてサッカーに生かせる新手法を探ろうとしたのでしょうか?

 

もちろん。こういうツアーで得た見識のうち特に重要なもののいくつかは、他の競技との交流がもとになっている。こういう意見交換は定期的に行っている。競技にかかわらず、直面する問題は同じだからね。双方にメリットがあるんだ。

 

具体例はありますか?

 

NBAとNFLのチームをいくつか訪問した。彼らは「個々の選手のモニタリングをいかに実行するか?」、「移動のストレスをどう軽減するか?」といった興味深い問いに取り組んでいた。両方ともデータ分析の面で進んでおり、一層参考になった。私たちは「彼らの手法を自分たちに応用できるか?」を検討している。

 

新シーズンの開幕が間近に迫っていますが、スーパーカップ、DFBポカール、ブンデスリーガ、UEFAチャンピオンズリーグという4方面で戦う長いシーズンを前にした準備は、シーズン中の準備とはどの辺りが違うでしょうか?

 

シーズン中は週に複数の試合があり、試合が練習を兼ねるような形になる。個々のモニタリングも重要になる。例えば、ある試合で90分間プレーした選手と、30分しかプレーしていない選手では扱いが変わってくる。最終的に全選手のフィットネスを最大限まで高めるという点では同じだが、重点を置く場所は違う。シーズン中の過密日程期は、「どうフレッシュさを維持するか」、「出場機会がない選手に練習でいかに刺激を与えるか」が重要。一方、練習キャンプの場合は「シーズンに入って試合が立て込んできた時に向け、チーム全体をどう鍛え上げるか」が問題になる。

 

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