ボルシア・ドルトムントは16日、ブンデスリーガ第16節で最下位マインツと対戦し1-1で引き分けた。前半から多くのチャンスを作りながら得点を奪うには至らず、先制を許した後半にムニエのゴールで追いついたものの、逆転することはできなかった。

3連勝を狙うBVBは序盤からマインツを攻め立てる。キックオフから2分が経過しないうちに右サイドを崩すと、クロスをロイスが落としてホーランドが左足の正確なシュートでフィニッシュ。最高のスタートを切ったかと思われたが、VARによりオフサイドが確認されノーゴールと判定された。

その後も好位置からのロイスのフリーキックはGKツェントナーの正面を突き、ペナルティエリア内からブラントが放った狙いすましたシュートもマインツの守護神が横っ飛びでセーブ。26分、スルーパスにロイスが抜け出した場面もファインセーブに阻まれた。

その5分後にはベリンガムの右足のシュートがポストに嫌われ、BVBは決定機を作りながらもゴールネットを揺らすことはできない。一方でビュルキも44分の強烈なロングシュートをセーブし、両チーム無得点のまま前半を終えた。

ハーフタイム後もペースを握るBVBだったが、57分にマインツの素早い攻撃を受けるとエズトゥナリに強烈なロングシュートを叩き込まれアウェイチームに先制を許してしまう。相手を崩そうと前掛かりになる中、64分にもフリーキックに合わせたハックにクロスバーを叩くシュートを放たれたが、幸運にも失点は免れた。

BVBの攻撃が実を結んだのは73分。左サイドから勝負を仕掛けたムココがクロスを送ると、相手のクリアボールがムニエの足元へ。強烈なシュートを叩き込んだムニエのBVB初ゴールで、同点に追いついた。

直後にはそのムニエがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し逆転の絶好のチャンスを迎えたが、ロイスのシュートはゴール左に外れて連続ゴールで試合をひっくり返すことはできなかった。

その後は相手守備陣を完全に崩すには至らないBVB、カウンターのチャンスを生かせなかったマインツともにゴールを奪うことはできず、1-1でポイントを分け合った。

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