
2020.10.1 スーパーカップでバイエルンに敗れる |
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ボルシア・ドルトムントは30日、アリアンツ・アレーナで行われたDFLスーパーカップでバイエルン・ミュンヘンに2-3で敗れた。前半に2点を先行されながらもユリアン・ブラントとアーリング・ホーランドの得点でいったんは追いついたが、終盤にヨシュア・キミッヒに決勝点を許した。
ジェイドン・サンチョとロマン・ビュルキが体調不良で遠征メンバーから外れる中、ルシアン・ファブレ監督はリーグ戦から一部選手を入れ替え、主将のマルコ・ロイスやブラントがスタメン入り。マルヴィン・ヒッツがゴールを守り、左サイドにはフェリックス・パスラックが入った。
静かな立ち上がりとなった試合はまず10分にバイエルンがゴールに迫る。右サイドのクロスからファーサイドのキミッヒにヘディングシュートを放たれるが、ヒッツがしっかりとセーブした。対するBVBは17分に左サイドからゴール前に切れ込んだロイスがシュートを狙うものの、相手ディフェンダーにブロックされた。するとその直後のコーナーキックからバイエルンが一気に速攻を仕掛け、最後は右サイドからの折り返しをゴール前でフリーになったコランタン・トリッソがフィニッシュ。ホームチームが先制した。
さらに32分には、左サイドからのクロスをファーサイドで待ち構えたトーマス・ミュラーにヘディングシュートを決められリードを2点に広げられてしまう。厳しい状況に追い込まれたBVBだが、ハーフタイム前に反撃に成功する。後方からパスを繋ごうとする相手にプレッシャーを掛けてミスを誘発すると、奪ったボールを素早くつないでホーランドがブラントにラストパス。フリーの状態で振り抜いた右足のシュートがゴールネットに突き刺さり、1点差に迫って前半を終えた。
後半開始直後、BVBにビッグチャンスが訪れる。右サイドをフリーで駆け上がったムニエに逆サイドからボールが渡りノイアーと1対1になるが、シュートはゴール上方へ外れ同点に追いつくことはできない。それでも55分、マヌエル・アカンジが相手陣内でボールを奪いディレイニーがすぐさまホーランドへスルーパス。背番号9が左足のシュートを叩き込んで、スコアを2-2とした。ホーランドは59分にもノイアーと1対1になるチャンスを迎えたが、ここはバイエルンの守護神にシュートをセーブされた。
その後もバイエルンの高い最終ラインの裏を狙ったBVBだが、82分にセンターサークル内でディレイニーがキミッヒにボールを奪われて速攻を受ける。ヒッツが一度はシュートを弾いたものの、こぼれ球をキミッヒが倒れ込みながらゴールネットの中へ押し込み、バイエルンが決勝点を奪った。
スーパーカップ2020
バイエルン・ミュンヘン 3–2 (前半2-1) ボルシア・ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン:ノイアー、パヴァール (76分ズーレ)、エルナンデス、デイヴィス、マルティネス (83分ミュージアラ)、キミッヒ、トリッソ、ミュラー、レヴァンドフスキ (83分ザークツィー)、コマン (54分ニャブリ)
ボルシア・ドルトムント:ヒッツ、ジャン、フンメルス (76分ピシュチェク)、アカンジ、ムニエ (67分シュルツ)、ディレイニー、ダフート、パスラック、ブラント (76分ベリンガム)、ホーランド (67分ヘイニエル)、ロイス (72分レイナ)
得点:1-0 トリッソ (18分レヴァンドフスキ)、2-0 ミュラー (32分デイヴィス)、2-1 ブラント (39分ホーランド)、2-2 ホーランド (55分ディレイニー)、3-2 キミッヒ (82分)

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