ニュース

2018.5.14

「苦しく、最後は幸運だった」

「苦しく、最後は幸運だった」

ハンス・ヨアヒム・バツケCEOの言葉を借りると、ボルシア・ドルトムントは「破綻寸前に陥った2005年以降で最も難しいシーズン」を4位で終え、UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得という最も重要な目標を達成した。ただしその最後は、まさに辛うじて鼻先で逃げ切るフィニッシュとなった。

 

TSG1899ホッフェンハイムに1-3で敗れた今シーズン最終節を終えたあと、敵地に駆けつけたBVBサポーターは「これだけは常に変わらない、ボルシア・ドルトムントは絶対に滅びない」と歌い続けた。13カ月前の爆弾襲撃事件ウスマヌ・デンベレの移籍騒動でスタートし、相次ぐ負傷者とチーム得点王のピエール=エメリク・オーバメヤンの移籍に加え、最低限の目標しか達成できなかったシーズンに対し、難しい評価を下さなければならないことを彼らもわかっているようだった。

 

「もちろん満足などしていない」

 

バツケCEOは「徹底的に分析するつもりだ。もちろん満足などしていない」と続けた。今シーズンのBVBはクラブ史上最高の成績でスタートダッシュに成功したものの、その後に1980年代以降で最も長く白星に見放された末、監督交代を決断。新監督就任後はリーグ戦で12試合無敗を記録し、2位にまで順位を戻した。しかし最後には息切れし、4位でのフィニッシュが確定。しかも、最終節の終了間際には5位バイヤー04レバークーゼンに得失点差で2ポイントまで追い上げられていた。VAR判定でレバークーゼンのPKが取り消されていなければ、その差はさらに縮まっていたかもしれない。

 

2017-18シーズン閉幕に際し、スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクは「苦しく、最後は幸運だった」と話した。「3シーズン分の問題を1シーズンで解決しなければならなかった」

 

「重い罰を受けずに済んだ」

 

 

ホッフェンハイム戦は今シーズンのブラック&イエローを象徴するような試合だった。序盤の内容はまずまずで、立ち上がりにラファエウ・ゲレイロが2度の決定機を相手ゴールキーパーにセーブされる。そしてアンドレ・シュールレが同点のチャンスを逃したあと、後半開始直後にマルコ・ロイスのリーグ通算99点目でついに1-1と追いついた。それでも最後には不安定な状況に陥り、2点を奪ったホッフェンハイムが3-1の勝利。BVBはホッフェンハイムに3位の座を明け渡したばかりか、レバークーゼンがすぐ背後にまで迫っていた。「重い罰を受けずに済んだ。今回も、自分たちのやりたいサッカーができていないという事実を改めて思い知らされる試合になった」。そう語ったのはユリアン・バイグルだ。ヌリ・シャヒンも「はっきり言おう。今シーズンの僕らには、4位という成績が妥当だ。1人1人が自分を見つめ直し、どこが悪かったのかを考えないといけない」と付け加えた。

 

「こんなシーズンを2度と経験せずに済むよう…」

 

就任時点で8位に沈んでいたクラブを4位にまで引き上げたペーター・シュテーガー監督(ツォルクSD:「彼は結果を残し、クラブを落ち着かせ、与えられていたノルマをクリアした」)は、ブンデスリーガ発足後の第41代BVB監督としてクラブ史にその名を刻むことになる。このオーストリア人指揮官に対し、すべてのBVB関係者から感謝の言葉が送られるに違いない。「新しい風を入れたほうがクラブのためになりそうだということ、それには新しい監督を迎えるのが一番だということで、すでに話し合いを終えている」とシュテーガー監督。ツォルクSDは「こんなシーズンを2度と経験せずに済むよう、変えるべき部分を変えていく」と語った。

 

文:ボリス・ルパート

 

 

【関連記事】
バイグル:「今シーズンを象徴する試合」
シュテーガー監督は退任へ:「新しい風を入れるのが一番!」
シャヒン:「4位という成績が妥当」

border
ニュース一覧に戻る

最新ニュース

アメリカでの最終日

2018.5.25

アメリカでの最終日

楽しいと時間がたつのも早いもの。短くも興奮に満ちたロサンゼルス遠征は終わり、コーチ陣と選手たちは23日夜、それぞれの休暇先に向かうべく、互いに別れを言い合った。 続きを読む>>

LAFCと1-1のドロー、引退のバイデンフェラーは「最高の舞台」

2018.5.23

LAFCと1-1のドロー、引退のバイデンフェラーは「最高の舞台」

ボルシア・ドルトムントは終了間際にマキシミリアン・フィリップが同点ゴールを挙げ、ロサンゼルスFCとの親善試合を1-1で引き分けた。   続きを読む>>

シュメルツァーが主将の役割を返上

2018.5.23

シュメルツァーが主将の役割を返上

この2年間、ボルシア・ドルトムントでキャプテンを務めてきたマルセル・シュメルツァーが、そのポストを返上する決断を下した。「非常にエネルギーを消耗する、責任の重い大変な2 続きを読む>>