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2019.5.13

「失うものは何もない」

「失うものは何もない」

ドイツ王者のタイトル争いが最終節までもつれ込んだのは10年ぶり。ただボルシア・ドルトムントは首位バイエルン・ミュンヘンに勝ち点で2ポイント、得失点差では大差をつけられた状態で最後の第34節に臨むことになるため、逆転の可能性は限りなく低いように見える。しかし今週行われたリバプール、バルセロナ、アヤックス、トッテナム、チェルシーの試合を見る限り、サッカーに不可能はない。すべてが完全に終わるまで何があるかわからないのが勝負なのだ。

 

状況は単純だ。ブラック&イエローがタイトルを手にするにはボルシア・メンヘングラットバッハに敵地で勝利し、その上でバイエルンにはアイントラハト・フランクフルトに負けてもらわなければならない。「バイエルンには失うものしかなく、我々には得るものしかない。それがすべてだ」とハンス・ヨアヒム・バツケCEOは11日夜に語った。「今日、チームは大きなプレッシャーを感じていたが、そのプレッシャーは去った。我々は今シーズン、ここまで全力で戦ってきた。もはや失うものは何もない。プレッシャーももうないよ」

 

BVBの踏ん張りにより、ブンデスリーガのタイトルは2009年以来初めて、最終節に決まることになった。「これはドイツ・サッカー界にとってもいいことだ。我々としても誇りを感じている」とバツケCEOは続けた。激動となった今シーズン、BVBはなんとか最後のチャンピオンズリーグ出場枠を確保した昨年5月には現実的に望むべくもなかった多くのことを成し遂げてきた。「なんとしてもタイトルが欲しいと思っているけど、それには自信を持つ必要がある。あとは結果次第だ。バイエルンも簡単にはいかないと思うよ。彼らが苦しんでくれることを願っている」とトーマス・ディレイニーは話した。クリスティアン・プリシッチも言う。「勝てればチャンスが出てくる」

 

タイトルの行方とは別に、BVBにはクラブ史上3番目となる勝ち点数を記録できるチャンスも残っている。グラットバッハで敗れたとしても、クラブ史上4番目の記録となる。ブンデスリーガを2位で終えるのは1966、1992、2013、2014、2016年に続いて6度目。しかしチームは、さらなる高みをまだ諦めてはいない。セバスティアン・ケールはバイエルンと対戦するフランクフルトの後押しに期待している。「まだチャンスは残っている。フランクフルトもトップ4でフィニッシュするためには勝ち点3が必要だからね」

 

すべては5月18日(土)の結果次第。BVBは出場停止処分明けの主将マルコ・ロイスを先頭に、グラットバッハで最後の戦いに挑む。

 

文:ボリス・ルパート

 

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