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2017.2.16

「同レベルの戦いができれば絶対に突破できる!」

「同レベルの戦いができれば絶対に突破できる!」

14日夜にエスタジオ・ダ・ルスで行われた試合は、まさしくサッカーの究極の矛盾とも言えるものだった。90分間、1つのチームが一方的に攻める展開だったにもかかわらず、最終的にはそのチームが0-1での敗者となったのだ。ボルシア・ドルトムントはベンフィカをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える3月8日のUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦で、逆転勝利が必要になった。

 

得点機は10回。そのうちベンフィカに訪れたのは1回だけだったが、ミトログルが仕留めた

 

ボリス・ルパート(リスボン)

 

「極めてややこしい状況になった」。リスボンで敗れ、貴重なアウェーゴールも奪えなかったことで、第2戦で厳しい試練に挑まなければならなくなったことを受け、トーマス・トゥヘル監督はそう話した。「だがリターンマッチとはそういうものだ」と指揮官は言う。「結果は出せると信じている」。BVBがラウンド16を突破するために必要な結果、つまりポルトガルの王者であり、現在リーグで首位に立つチームを180分、もしくは210分の戦いを終えて退けるという条件をクリアできれば、それは非常に価値あるものとなるだろう。

 

「我々は際立っていいパフォーマンスを見せた。主導権を握り、ピッチのあらゆるエリアを支配し、決定的な得点機を複数つくった一方、相手にはCKからしかチャンスを与えなかった。チームの戦いぶりには非常に満足している。本当に突出した見事なパフォーマンスだった」とトゥヘル監督は試合を振り返った。しかし結果を残したのは、試合を支配されていたほうのチームだった。「あれほど主導権を握られながらも勝利するという展開は、サッカーでしかあり得ない」とトゥヘル監督は続けた。

 

BVBはホームのベンフィカ相手に決定機を9回つくり出したが、クラブのユース出身の逸材、23歳のGKエデルソンは屈しなかった。若き守護神はスーパーセーブを連発。プリシッチがゴール前18メートルから放った一撃は大きく方向を変えたためセーブ不可能に見えたが、片手で対応。ほとんどのGKは止められないようなピシュチェクの豪快なミドル、さらにはオーバメヤンのPKも阻止してみせた。オーバメヤンのPKをセーブしたGKは、過去に世界で3人しかいなかったにもかかわらず。

 

「第2戦に向けて極めてややこしい状況」

 

いつもならゴール前で抜群の決定力を見せるオーバメヤンだが、この日はPKの前にも数回、決定機を逃していた。絶好の位置からシュートを2本、クロスバーの上に外していたため、PKではより確実と思われる高さを狙ったが、それはエデルソンにもセーブしやすいコースとなってしまった。トゥヘル監督はベンチから口出ししなかったことについて、論理的な説明を提示した。「私はPKを蹴る選手を突然変えたりはしない。そんなことをすれば、指名された選手に大きなプレッシャーがかかってしまうからね」

 

しかしチームは結局、「第2戦に向けて極めてややこしい状況」に置かれてしまった。リターンマッチでは、(カウンターから)失点することなく、(少なくとも)2点を奪わなければならない。「欧州カップ戦で勝ち抜けの条件をあれこれ考えるのにも慣れてきた」とトゥヘル監督。「とにかく自分たちの実力をそのパフォーマンスで示すしかない。(第1戦と)同レベルの戦いができれば絶対に突破できる!」

 

文:ボリス・ルパート

 

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