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2019.11.7

「パワーとエネルギーに満ちた雰囲気」

「パワーとエネルギーに満ちた雰囲気」

何という1週間だろう!先週水曜日のDFBポカールでは、リーグ首位のVfLボルシア・メンヘングラットバッハを相手に2-1の逆転勝利。2日のブンデスリーガではここまで無敗のVfLボルフスブルクを3-0で一蹴し、5日夜には後半の大逆転劇でFCインテル・ミラノを3-2で退けた。この1週間、ジグナル・イドゥナ・パルクではサッカーの熱狂を満喫できる試合が続いたが、BVBは果たしてシーズン序盤の不調から抜け出せたのだろうか?

 

ハンス・ヨアヒム・バツケCEOは5日の試合後、「後半は本当に素晴らしかった。ファンにとって最高の試合だ」と語った。「ただし、勘違いをしてはいけない。今週の勝利はいずれも死力の末に僅差で勝ち取ったものだ」。インテル戦の前半はグラットバッハ戦とボルフスブルク戦の前半よりも攻撃に勢いがあったとはいえ、BVBはどの試合でもペースを上げるまでに45分間を要した。そんなチームに大きなエネルギーを与えたのが、ホームの大歓声だ。この3試合、8ゴールすべてが南スタンド正面で生まれたことも驚くには値しない。

 

「BVBの猛攻が観客の心をつかみ、インテルを震え上がらせた」と記したのは『キッカー』誌。『ルールナハリヒテン』紙は「パワーとエネルギーに満ちた雰囲気の中、守備に自信のあるイタリアの強豪さえも、このレベルの大会ではほとんど見られないような波状攻撃を繰り出すBVBの圧力に屈した」と報じた。

 

プロ選手部門の責任者セバスティアン・ケールも、素晴らしいパフォーマンスを披露した選手たちを称賛。今シーズンの行方を占う上でのターニングポイントになるべき試合かもしれないと指摘した。ただし、ホームでもアウェーでも安定した成績を残すには、克服すべき課題が残っているのも事実だ。本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで残念な結果に終わった試合といえば、2-2で引き分けたSVベルダー・ブレーメン戦だけ。その他の公式戦7試合では、スコアレスドローでFCバルセロナから勝ち点1をもぎ取った他、FCバイエルン・ミュンヘン(2-0)、FCアウクスブルク(5-1)、バイヤー04レバークーゼン(4-0)、ボルシアMG(1-02-1)、ボルフスブルク(3-0)、そしてインテル(3-2)から計7勝を挙げている。ところがアウェーになると、3勝(DFBポカールのKFCユルディンゲン戦、UEFAチャンピオンズリーグのSKスラビア・プラハ戦、ブンデスリーガの1FCケルン戦)3分け2敗の成績にとどまる。

 

それでもケールは、週末にミュンヘン遠征を控えるチームを信頼している。「今日みたいなサッカーをすれば、ミュンヘンで勝てるチャンスは十分にある。激しく、勇敢に、リスクを恐れずプレーしてもらいたい」

 

 

そういった姿勢と勝利への強い意欲が結集したインテル戦では、0-2で迎えたハーフタイムにもスタンドから拍手が沸き起こった。ドルトムントの大観衆は、その後の逆転が極めて難しいと思えるスコアにもかかわらず、結果とパフォーマンスをしっかり切り離して考えることができていたのだ。リプレイ動画で明らかだったように、インテルが先制した場面でマヌエル・アカンジに対するマルティネスのファウルが見過ごされたことも、不運と考えるしかなかった。

 

守備の要マッツ・フンメルスは「インテルは前半、2つのチャンスで2ゴールを奪い、決定力の高さを見せた。僕らは2つのチャンスをどちらも生かせなかった」と語った。「でも後半はインテルに息つく暇を与えず、45分間にわたってとてもいいプレーを見せることができた」。一方、ユリアン・ブラントのゴールを挟む形で2得点を記録し、25分間で3点を奪い返す逆転劇に大きく貢献したアシュラフ・ハキミは「魔法につつまれたような信じられない夜」と喜びを口にした。

 

グループステージ第4節を終えて勝ち点7としたBVBは、当面の目標であるラウンド16進出に向けて大きく前進した。BVBとインテルが勝ち点で並んだ場合、第3節で0-2と敗れているBVBは直接対決の成績でインテルに及ばないことになる。しかし、アウェーのスラビア戦とホームのバルセロナ戦を残すインテルは、この2試合でBVBよりも3ポイント多く勝ち点を獲得しなければならなくなった。BVBはアウェーでバルセロナと、ホームでスラビアとの対戦を残している。

 

文:ボリス・ルパート

 

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